作って遊ぼう&学校の応援

 小学校でオモチャを身近な材料で作っています。また、最近プログラミングで学校支援アプリを制作しています。

紙飛行機の自由研究No.2 研究に参加しませんか!

2021-01-31 18:32:08 | 作って遊ぼう教室
 No.1の自由研究でもっとも簡単な作り方の紙飛行機で、先端の重さを変えて、一番よく飛ぶ紙飛行機を研究しました。
 今回は、もっと幅を広げて研究を試みたいと思います。
 紙飛行機作りという取りつきやすい研究ですので、できれば、これをご覧の皆さんで、興味と暇のある方がおられましたら、一緒にやってみませんか。

 研究の方法は、次の4項目、先端部の折り方9種〔ABCDEFGHI〕、チラシA5サイズの先端部を折り曲げて先端部の軽い順から9種〔abcdefghi〕、正面から見た形状9種〔①②③④⑤⑥⑦⑧⑨〕、翼の折り方9種〔123456789〕の組み合わせで(9×9×9×9=)6561通りの紙飛行機があります。この中から“良く飛ぶ紙飛行機”を探していきます。
 全部の組合せを作って試すことはしないと思います。やっていく中で、方向性が見えてくると思われます。しかし、“良く飛ぶ紙飛行機”をすべて探し出す覚悟で取り組みます。
 “良く飛ぶ”と言っても色々な飛び方の特徴がありますから、それも分類できるかもしれません。研究の結果の後は、そういうところも詳しく“考察”していきたいと思います。
 研究に使用する紙は、小学校低学年に作ってもらう紙飛行機ということで、薄いチラシをA5サイズにしたものとします。普通サイズのチラシはA3ですので、それから4枚切り取れます。これを使います。チラシがなかったらコピー用紙は普通A4ですので、2つに分けるとA5が2枚になります。

〔パソコンサイト〕
 

 それでは、ⅠⅡⅢⅣの4項目を示します。


<写真クリックで拡大できる画像になります。>

 ひとつだけ例を示します。



 こういう風に紙飛行機を作っていきます。

 次に、9種の先端部の作り方を示します。ご覧のスマホでは小さすぎて見えないかもしれませんので、拡大して見えるパソコンサイトもあります。ご希望があれば ここ をクリックしてください。





<写真クリックで拡大できる画像になります。>


 皆さまへ
 
共同研究のお願い

 チラシで紙飛行機を作るという取り付きやすい研究ですので、一緒に研究に取り組んでいただけたらと思っています。興味と時間があったら取り組んでください。できれば、“良く飛ぶ紙飛行機”が見つかったら、“(〇〇〇〇)は良く飛びます。飛び方はこんな風です。”というコメントをしていただいたら嬉しいです。

 このことについてのパソコンサイトもありますので覗いてみてください。


〔パソコンサイト〕
 

 

 
 

自由研究〔良く飛ぶ紙飛行機を作ろう No.1 先端の重さを変えて〕

2021-01-24 17:09:07 | 作って遊ぼう教室

 これまで幾種類かの紙飛行機を紹介してきましたが、ここではちょっと視点を変えて、“自由研究”として取り組んでみました。紙飛行機の研究では、〔先端の折り方〕〔先端の重さ〕〔翼(つばさ)の形状〕...など考えられますが、今回は〔先端の重さ〕に注目して研究しました。したがって、折り方はもっとも簡単なもの、翼の形状は面積が十分広く先端の重さや機の長さに左右されないものを工夫してあります。

 研究したものをまとめましたので、まずご覧ください。小さな字・図で見えにくいので、そのあとで大きくして紹介します。(図をタップすると鮮明ではありませんが拡大する図を観ることもできます。)ぜひしっかり読みたいという方がおられましたらパソコンページで見ることができます。また、そこではpdfファイルとしてダウンロードすることもできます。

〔パソコンページ〕


 最後には、もっともよく飛ぶ紙飛行機の折り方を紹介します。

【自由研究】




【研究の目的】
 良く飛ぶ紙飛行機を作りたいという思いから研究を始めた。今回は、先端の重さを変えて“適当な重さ”を探すというものである。
【研究の方法】
 A3サイズのチラシをA5サイズに切り分けて4枚にして、それを先端となるところを折り曲げることによって先端部を重くする。折り曲げる長さが長ければ長いほど重くなる。それを同じ折り方で折って良く飛ぶものを探していく。一番飛ぶのが“適切な重さ”ということになる。
【研究の結果】
 ABCDの紙飛行機を作った。Aが長さ1/4の先端部分を折り曲げたもの、Bは長さ2/4の先端部分を折り曲げたもの、Cは長さ3/4の先端部分を折ったもの、Dは長さ7/8の先端部分を折ったものである。AからDに行くにしたがって、先端の重さがだんだん重くなっていく。しかし、機全体の長さが短くなってしまう。






 ABCDの飛跡の例を図に示す。



① 先端が一番軽いAは、投げるとすぐ急上昇して失速して急落する。1mも離れることはほぼできない。
② 次に軽いBは、急上昇して失速するが1m以上離れることもある。飛んでいるという感じではない。
③ Cは、投げた方向に向かって進み、ゆっくり降下していく。飛んでいるという感じはある。
④ 先端が一番重いDは、投げると急降下して、速度が上がったところで先端を上に向けて失速する。ときには急降下の後、少しは水平飛行することもある。
【研究の考察】
〇 Cが最も良く飛ぶとわかった。
〇 先端が軽ければ、投げたあと急上昇する。そして失速する。
〇 先端が重ければ、投げたあと急降下する。急降下して速度が上がると、上を向いて失速したり、水平飛行をすることもある。つまり、適度な速さでは“平行飛行”をすることができる。
  (追実験で、このことを確かめた。)
〇 これらのことから、Cであっても、無理やり強く投げると“上昇”してしまい、ゆっくり投げると“下降”してしまうことになる。
  (追実験で、このことを確かめた。)
〇 適切な速さで投げるとCは遠くまで飛ぶということである。
【研究のまとめ】
 今回は〔先端の重さ〕に注目して良く飛ぶ紙飛行機を研究した。A5チラシの先端側3/4を折り曲げて、この折り方で折っていくとスムースな飛び方で飛ぶことができる。この紙飛行機なりの“適切な速さ”があるので、投げるときの速さもその“適切な速さ”にしたとき、もっともよ良く飛ぶ、つまり遠くまで飛ぶことができる。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 最後に、良く飛ぶ紙飛行機の作り方を示します。ぜひ作ってみてください。








 いかがでしたか!

 最後まで見ていただいてありがとうございました。さらに研究してご披露したいと思います。


 

〔パソコンページ〕




自由研究の続きはNo.1です。














キッチンペーパーの芯で作る空気砲

2021-01-21 15:57:55 | 作って遊ぼう教室
 空気砲をキッチンペーパーの芯で作ってみました。芯はちょっとやわらかいのでつぶれるのではないかと思いましたが、ちょうどいい感じに握りやすいものになりました。

<パソコンページ>




遊び方

 このようにして的をねらい、風船についたひもをひっぱります。ひもを放すと、先端の穴から空気が勢いよく飛び出します。命中すると的を吹き飛ばします。

それでは作ってみましょう。
まずは準備物です。
 上から的の紙です。中央がキッチンペーパーの芯です。左は、普通紙で作った空気出口の紙です。右は、風船とひもです。中央はのりとハサミです。写真にはありませんがビニールテープが必要です。


前の方から作ります。
 空気出口の紙の端を立てます。そこにのりを付けていきます。


 それをキッチンペーパーの芯の端に合わせます。


 紙の端をキッチンペーパーの芯の側面にくっ付けます。のりが付かないところはまたのりを付けます。親指と人差し指で輪を作り、それで紙の端を押さえつけるとくっつきやすくなります。


前方部分の完成です。


次は後方、風船の加工です。
風船の先端を次のように切ります。




風船の息を吹き込むところをひもでしばります。


風船加工の完成です。

これをキッチンペーパーの芯の後方に付けます。風船の切った部分にいくつかの指を入れて広げ、芯の後方にはめ込みます。このまま風船を引っ張ると取れてしまうので、ビニールテープでとれないようにします。


 これで後部の完成です。


 出来上がりです。


 材料さえ揃えば、簡単に作ることができます。風船は100円ショップに25個で110円です。結構丈夫にできてたくさん遊ぶことができます。。
 注意するところは、小さい子は風船を持たせるとつい膨らまそうとします。一度膨らむと伸びきってしまい使い物にならなくなってしまいます。持たせる前に「膨らましたらダメだよ!」と言ってあげてください。
 今回はキッチンペーパーの芯を使いましたが、同じようなものに、サランラップの芯、ポテトチップスの筒容器、ペットボトルの底を切ったものなど、代わりになるものがいっぱいあります。自分なりの材料で作ってみてください。

<パソコンページ>









ツバメ紙飛行機の作り方

2021-01-18 12:34:47 | 作って遊ぼう教室


 小さいとき、ツバメ紙飛行機を作って遊んだ経験はありませんか?一般の紙飛行機と違って、作り方がちょっと複雑、指でチギルなど変わった作り方が魅力です。調整が難しいところもありますがよく飛ぶようになります。
 作り方・飛ばし方・調整の仕方を、ここに紹介します。そこにチラシがあったら作ってみませんか!

 作り方のダウンロードページがありますので、希望があれば ここ をクリックしてください。

 それでは、近くのチラシを取って作っていきます。普通のチラシのA3サイズの用紙です。A5サイズが作るのに適していますので、十字に切り取ってA5サイズにします。





このA5サイズのチラシで作っていきます。



この用紙に“折り目”を入れていきます。まず、下の図のような山折りと谷折りを折って、折り目を付けていきます。



E-G山折りを付けます。長辺同士が重なるように折ります。



山折りですから、折ったあと開いて、このように置きます。



A-C谷折りを付けます。上の短辺を左の長辺に重ねるように折ります。



B-D谷折りを付けます。上の短辺を右の長辺に重ねるように折ります。



F-H山折りを付けます。裏返して、点Aと点D、点Bと点Cをそれぞれ合わせるように折ります。



開いて裏返したところです。山折りを赤線谷折りを黒線で描いてみました。すると、全てが一点で交わります。



これから、この折り目を使って折っていきます。矢印のように左右から押すと、



すんなり変形してきます。さらに上から手の平で押さえます。



すると、きれいな三角形になって折りたたまれます。しっかり折り目を付けてください。



更に折っていきます。これから写真に従って折っていってください。





この先端の折り方は、私が子どものときに、折っていたやり方です。(子どもの作り方)
一般にはハサミを使う方法がありますので、それは最後の方で紹介します。(大人の作り方)



先端部の折が出来上がりました。



E-G山折りにしたがって折りたたんだところです。



これから、ツバメの尾っぽを作っていきます。チギリ取る部分を示しました。



一般的には、ハサミで切るところでしょうが、子どものときには、両手の親指と人差し指でつまんでチギッていました。



チギッてしまったところです。



これを開いたら、でき上がりです。



それでは、飛ばしてみましょう。

握り方です。先端部分を指でつまみますが、人差し指を谷部分に置いて、その裏側に親指と中指を添えてつまみます。
この紙飛行機は投げ上げて遊びます。上に向かって力いっぱい投げ上げてください。



どうでしたか?うまく飛びましたか?

私も、たくさん作って試してみました。ほぼ二分の一が一度で飛ぶことができました。しかし、すぐ墜落するもの、くるくる回転して墜落、急降下するものなどたくさんです。

 

うまく飛ばなかった場合の調整方法を紹介します。



調整法
1,薄い用紙の場合、尖ったところなど飛行を不安定にします。そんなところは切り取ってください。
2,尾の先端は、そねくり返ったり、曲がったり、凸凹したりしやすいです。まっすぐに伸ばします。
3,開きの角度を変えてみましょう!一般に、薄い紙は開きを小さくしても、重さに比して揚力を生み出すことができますが、厚い紙は開きを大きくしないと、重さに比して十分な揚力を得ることはできません。開きすぎると“横揺れ”するようになります。
4,折れ曲がっているところを伸ばして、管の一部のように湾曲させると、翼(つばさ)のそねりなどが無くなります。

 4のところを詳しく説明します。



この写真のように、放物線のような体形にするために、先端の厚い部分をつまんで形を整えていきます。先端部が放物線上になれば、後方部分も同じように形が整います。できれば後方部分も放物線状になるよう、指でつまんで形を整えてください。

すべて一回目で飛んだ形がありました。



この形です。ツバメとは違う形ですがなぜよく飛ぶのでしょうか。多分、不安定となる後方の翼部分が少ないからと思います。
皆さんも、色々なチギリ方を工夫してみてはいかがでしょうか。

最後に、先端部分のハサミを使った折り方を紹介します。



子どもの作り方は、先端を折り曲げるだけでしたが、ハサミを使うときちんと収納されてしまいます。
最初の写真に2つの“すき間”があります。次の写真で、先端の三角形をハサミで切ります。左右に分かれますので、その左側をすき間に押し込んでいきます。また、右側も同じようにすき間に押し込んでいきます。

頑張って作ってくださいね。このサイズであれば室内で十分楽しめます。




〔 作り方ダウンロードページ 〕
















 




へそ飛行機の作り方

2021-01-14 08:07:19 | 作って遊ぼう教室
 色々な紙飛行機を作って飛ばしてみて、よく飛ぶのはこのへそ(投げ上げ)紙飛行機とイカ紙飛行機です。教えることも容易で、みんなが作ることができました。それでは作ってみましょう。

〔パソコンサイト〕








































 羽の広げ方です。

 手の上に置いたとき、このようにYの字形にすると、飛んでいるときは、羽が水平になって飛んでいきます。



 投げ方は、上の方へ投げ上げます。すると、高く上がった後、水平に飛びながら降りてきます。


〔パソコンサイト〕





イカ紙飛行機の作り方

2021-01-13 08:12:18 | 作って遊ぼう教室
 色々な紙飛行機を作って飛ばしてみて、このイカ紙飛行機が確実によく飛ぶものでした。作り方も説明し易く、みんなが作れるものです。では作り方をご覧下さい。

〔パソコンサイト〕



 



























 羽を広げるときの調整です。



 ぐっと広げてYの字形にしてください。手の上に置いたときに、このような形になるように調整します。すると、飛んでいるときには羽が水平になります。



いかがですか、できましたか。





〔パソコンサイト〕

コマの作り方(牛乳パック・段ボール・竹串)

2021-01-12 12:04:25 | 作って遊ぼう教室
 牛乳パックの底は、厚くて硬くて、何か使い道はないか考えていました。そこで考え付いたのがコマです。良~く回るものができました。ぜひ作ってください。

 段ボールと牛乳パック、焼鳥の竹串を使ってコマを作ってみました。小学校一年生が作ることを前提にした準備まで紹介します。


[パソコン]

 
[作り方]

 回転する円形の板を牛乳パックと段ボールで作ります。
 まず、牛乳パックです。
 一般の開き方で開きます。底の部分を切り取ります。その形状から中心部分が特定されるので、そこにコンパスの針を刺して円を描きます。




 描いた円に沿って、ハサミや段ボール用カッターで切り取ります。とても固く切りにくいので、頑丈なハサミや段ボール用カッター(ノコギリ羽)を使用します。
 ハサミで切っています。

段ボール用カッターで切っています。

段ボール用カッターです。


側面や上の部分で小さな円形の板を切り取ります。




 次は段ボールです。
 大きさの違う四枚の円形の板を切り取ります。









これで回転部分の完成です。

次は回転軸になる竹串を加工します。
 一本の長さは18cmです。これでは長すぎるので半分の9cmに切ります。ペンチで切るのが楽でした。




 回転軸の竹串に回転部分の円形板を取り付けます。
 うまく回るコマにするには円形板に直角に竹串を刺さなければなりません。そのために次のような道具を作ります。
 材料はマッチ箱四個です。マッチ箱は直方体で面と辺が垂直になっています。それを同じ向きに寄せ集めると、中心の辺の集まりと上面が垂直となります。この状態をガムテープで固定します。






中心部に竹串を刺すと竹串は上面と垂直になります。


 この刺した竹串に牛乳パックの底、段ボールの大きい円から順に差し込んでいきます。最後に牛乳パックの小円を差し込みます。
 円形板には、中心にコンパスの芯の跡が残っているので、底を目印に竹串に刺していきます。印が小さい場合には、千枚通しで穴を拡げます。しかし、あまり大きくすると固定できなくなるので注意してください。












 最後に、竹串ごとマッチ箱から引き抜くと完成です。


 糊や接着剤を一切使いませんでしたが、以外と竹串と回転部分の接合は固くなっています。長く使う場合には、段ボールに両面テープや糊を使ったり、竹串と牛乳パックの接触部分に瞬間接着剤を着けてください。


 このようにすると、どの小学校一年生でも、よく回るコマを作ることができました。

 段ボールが無いときは、牛乳パックの底だけでもよく回ります。

 皆さんもぜひ作ってください。



[パソコン]




 
 

浮かせ球の作り方(折れ曲がるストロー)

2021-01-11 11:21:29 | 作って遊ぼう教室
折れ曲がるストローと紙で“生き吹き”を作って、ティッシュペーパーで“浮かせ玉”を作ると浮かせ玉遊びのおもちゃが作れます。作ってみませんか!


 浮かせ球は、ストローに息を吹き込み、上に吹き出す空気で、軽い球を浮かせるオモチャです。球を浮かせるにはちょっとしたコツが必要で、練習しなければなりません。出来るようになると成功の喜びがあります。自分で作って遊んでください。

[パソコンページ]

 まず、準備です。

写真の上の方から、
 〇 折れ曲がるストロー1本です。
 〇 受皿の型紙2つ分です。
 この型紙は自作できますが、PDFファイルとしてダウンロードできるサイトも準備しています。必要があれば ここ をクリックしてください。
 〇 ノリとハサミが必要です。
 ※ この他に、浮いて上下する“ 浮かせる球 ”については、後で紹介します。

作ってみましょう。
まず、折れ曲がるストローの加工です。
折れ曲がる側の口にハサミを押し入れて15mm~20mm切ります。それを4回繰り返します。


切り込んだところを四方に開きます。

これでストローの加工はおわりです。

次に受皿を作ります。受皿2つでストローの四方に開いたところを挟んで固定するので、受皿が2つ必要です。その型紙2つ分です。


ひとつずつに切ります。


一つ一つには次のような文字が書かれています。その指示の順序に作業をしていきます。


①切る


②折る


③切る

開くとドーナッツ状になります。


④切る


⑤のり


⑥重ねて貼る


2つの受皿ができました。


受皿をストローに固定します。
まず、受皿の一つを写真のようにストローに差して、四方に開いたところの下に持ってきます。


もう一方の受皿の裏側の全面にのりをぬります。


四方に開いた部分の上方に持ってきて、下方の受皿と合わせて貼り付けます。吹き出し部分が中央にくるように調整します。


これでストロー部分の完成です。

浮かせる球にはピンポン玉や発砲スチロールがありますが、ピンポン玉は6つで108円、発砲スチロールは4つで108円と高価です。そこで次のような浮かせ球をつくりました。

 左から、ティッシュペーパー半分をクシャクシャにしたものです。これを両手で挟んで軽く丸めます。横において、手のひらにノリを付けます。また、丸めたティッシュペーパーを両手で挟んで丸めます。ベトベトからサラサラになったら終わりです。直径15mm程度の球になります。まだノリが乾いていないのでしばらく置いてください。

 真ん中はエコマザーMという緩衝材です。25mm×30mmが80個ほど入って80円です。これをハサミで切って削って丸くします。大変軽いので浮かせ球には最適です。

 右はコーンクッションという緩衝材です。これはハート型に作られていますが、両手で挟んで丸めると丸くなります。割れ目にのりを付けると丸い状態で固定されます。ちょっと重い球になりますが、使いやすい浮かせ球です。

いかがでしたか。うまく作れましたか。

[パソコンページ]


PPバンドのかごづくり

2021-01-09 09:33:19 | 作って遊ぼう教室
 PPバンドテープって知っていますか。荷造り用のダンボール箱を縛ってある青いテープのことです。実はホームセンターに色々なものを売っています。これを使ってペン入れを作りました。今回は3色を使いましたが、まずは、手元に青色荷造り用PPバンドテープがありましたら、それで作ってください。



 PPバンドテープで、色々なものが作られますが、ここでは机上においてペンなどを入れるかごを作ります。中学生8人に作ってもらいましたが、1時間30分ほどで作ることができました。低学年には考えるところや細かい作業があり難しいです。高学年の皆さんならできると思います。
<作り方>パソコン版


これが"かご"です。高さが9cm 直径8cm ほどです。写真の左側のかごをこれから作ります。
 色を紹介すると、かごの底をつくっているのは紫色と黄色です。これが側面にきて縦すじになります。側面の横に巻いているのが赤色です。横すじと表現します。

PPバンドテープとは荷造りをするテープです。

 100m巻きで400円ほどで売られています。色々なカラーがあって好きな色で作ってください。
 材料はPPバンドテープだけです。かごを一個作るのに必要な材料は、
 紫色 -- 33cm -- 4本
 黄色 -- 33cm -- 4本
 赤色 -- 28cm -- 5本
です。
 これらを巻いてあるものからはさみで切り取ります。
 PPバンドテープは張りがあってツルツルして扱いにくい材料ですのでちょっとした準備が必要です。
 まず、底をつくっていきます。紫色4本と黄色4本を使います。

 紫色4本を横に並べて揃え、その両端を透明テープを貼って固定します。黄色も同じです。
 4本束の中央に点をつけていきます。これを目印に後で中央に織り込んでいきます。

紫色か黄色のどちらかひとつの一端の透明テープを外します。ここでは紫色をはずします。

紫色のPPバンドテープを黄色に編み込んでいきます。写真のように横に滑らすように差し込んでいくとやり易いです。

 紫色と黄色の中央の両方の目印を会わせるように網目を移動させてしっかり密着させます。また、互いに直角になるようにします。


しっかり密着したところを固定するために、編み込んだ両面に透明ガムテープを貼ります。

 固定できましたので、4本束の両端の透明ガムテープを全て外します。このとき、織り込み部分の透明ガムテープが外れないように慎重にしてください。

底から側面に立ち上げるために、PPバンドテープを折っていきます。ここも慎重にしないと固定のために貼った透明ガムテープが外れてグチャグチャになってしまいます。全て立ち上がったのがこの写真です。

 次に側面を作っていきます。横すじとなる赤色5本です。

 これには一方に端から2cmのところに印が付けてあります。他方の端をこの2cmに重ねます。

 すると、28cmの長さの2cmを重ねると周囲26cm の円となります。重なったところをホッチキスで留めます。

 この輪を立ち上がった紫色と黄色の上からかぶせて編み込んでいきます。この輪の内側にするか外側にするかは考えてほしいところですが、少し説明します。
 底の上面から立ち上がったものは、輪の外側通します。底の下面から立ち上がったものは、輪の内側を通します。わかっていただけたでしょうか!ホッチキスの針の部分は外から見えない位置に動かします。角にあたるところは摘まんで折り目を付けます。

 赤色の残り4本も同じように輪にします。

 輪を立ち上がったところにかぶせ2段目として織り込みます。内側外側は1段目の逆になります。

 同様に3段目4段目5段目と編み込んでいきます。

 5段目をグ~と力を加えて下に押し込んだところです。硬く編み込まれました。

 縦すじの内側から立ち上がっているものを外側に折り曲げると、押し込んだ赤色の横すじが浮き上がってくるのを止めることができます。その先端の角をはさみで切り取ります。

 先端を側面の横すじ3段目に差し込みます。先端の端を切ったのは、差し込みやすくするためでした。端が3段目の下側から出て来るようでしたら少し短く切ってやり直してください。

 側面の外側から立ち上がったものは内側に折り曲げてください。

 これも角を切り取って、横すじの3段目に差し込んで留めます。

 これで完成です。机上において鉛筆やボールペンを入れるなど活用してください。何年も使えるものになります。

<作り方>パソコン版


兜(かぶと)づくり

2021-01-07 11:34:15 | 作って遊ぼう教室
 そこに新聞紙かチラシありませんか! ここに次のような三種の兜(かぶと)の作り方を紹介します。時間があれば作ってみませんか。






〔パソコンページ〕



 5月の節句でお馴染みの兜(かぶと)です。私の小さかったとき、この兜をかぶって、新聞紙で刀を作ってチャンバラをしました。楽しかった思い出の品です。
 まず折り紙で作り方を説明します。その後、新聞紙で頭にかぶれる兜を紹介します。
 折り紙では3種の兜の作り方を説明します。“一般的な兜”“高い兜”“角(つの)兜”です。

それでは“一般的な兜”です。


折り紙を色のない方を上にして置きます。


まず、三角形に折ります。山の形になります。頂上が下になるように置きます。


左の端が山の頂上に重なるように折ります。


右側も同じようにします。


左右下の先端が上の先端と重なるように折ります。


図のように折り曲げて“角(つの)を作ります。


下の三角の部分が二枚重なっていますが、その上の方を折り線のところから折ります。


更に折り線のところから折ります。


下のもう一枚を、兜の内側に折り込みます。


一般的な兜の完成です。



次は高い兜です。


折り紙を色のない方を上にして置きます。


図のように三角形に折ります。三角の山の部分が下になるように置きます。


右の先端が下の頂上と重なるように折ります。


右側も同じようにします。


図のように左の辺が中央と重なるように折ります。


右側も同じようにします。


下の先端を左右とも折れ線から折り曲げます。ここが角の原形です。


角の原形を折れ線から折ります。立派な角になりました。


下の三角の部分が二枚重なっていますが、その上の方を折り線から折り曲げます。


また折れ線から折り曲げます。


下のもう一枚を兜の内側に折り込みます。


高い兜の完成です。


三つ目は角(つの)兜です。


ここでは一カ所ハサミを使います。
これまでと同様に折り紙の色のない部分を上にして置きます。


三角形に折ります。三角の山の部分が下になるように置きます。


左の端が山の頂上と重なるように折ります。


右側も同じようにします。


一般的な兜とここから違ってきます。
折れ線から折ります。一般的なものより大きな角の原形となります。


切り線のところをハサミで切ります。


切ったところの下の部分を折り線から折ります。


下の部分をこれまでと同じようにします。




角(つの)兜の完成です。


実際にかぶれる兜を新聞紙で作ります。
一般的な兜は、両開きした新聞紙の縦辺、つまり短い方の辺の長さを一辺とした正方形にしますので、一枚の新聞紙で作ります。


図のように折って折った部分が直角二等辺三角形になるようにします。しっかり折り目を付けます。


開くと折り目が付いています。


下の(ここ)のところから新聞紙が正方形になるように折ります。重なった部分は少量のノリでくっつけると後の作業がやりやすくなります。


この正方形で一般的な兜を折ってください。

かぶれる一般的な兜の完成です。大人の頭も入る大きさです。

次に高い兜を作ります。
新聞紙の長い辺を一辺とした正方形を作ります。したがって新聞紙が二枚必要です。
長さの物差しとして補助の新聞紙がもう一枚、合計三枚を使います。
まず、補助の新聞紙を横向きに置きます。


その左側の端に合わせて新聞紙を縦に置きます。


補助の新聞紙の右側の辺に合わせて新聞紙を縦に置きます。
新聞紙の長辺を辺とした正方形ができます。重ねた新聞紙の上の二枚を少量のノリでくっつけると後の作業がやりやすくなります。


この新聞紙で高い兜を折るとかぶれる兜ができます。大人もかぶれます。

高い兜の完成です。


皆さんで楽しく作ってください。

〔パソコンページ〕




長さを変えてホイッスル

2021-01-04 11:30:33 | 作って遊ぼう教室


 牛乳パックで、長さを変えてホイッスルを作ってみました。長さが変わると音の高低が違ってきます。長さがだんだん長くなると、音が低くなっていきます。

 音の共鳴する箱部が立方体のものを各種(一辺20mm、18mm、15mm、10mm)を作ってみました。これも一辺の長さを変えると、音の高低が違ってます。一辺が短くなると、音は高くなります。

 最後に、箱部の長さが変えられるホイッスルも作ってみました。

 どうぞご覧ください。

 ここでは、作り方を詳しく紹介していませんが、このブログをご覧になった後で、先に紹介した《牛乳パックでホイッスルを作る》(タップ)をご覧ください。どれも10分ほどで作ることができます。

 また、この型紙をダウンロードできるホームページがあります。A4厚紙にダウンロードしたPDFファイルを印刷して、型紙を作ってください。ホームページは ここ をクリックしてください。

 牛乳パックから側面が4枚切り取れます。その1枚は60mm×190mmの大きさです。その制限のもとホイッスル各種を作ってみました。
 まず、長さを変えていきます。(幅は一辺を20mmとしています。) 




 一番左側は長さの続きで、長さ15mmのものです。長さ20mmまでは、型紙の外形が長方形になっていますが、20mmより短くなると、写真のように複雑になります。つまり、長さが幅一辺より短くなるとこうなるのです。


 これらの型紙作成のために、印刷用ファイルを作ってみました。ダウンロードできるホームページがありますので ここ をクリックしてください。


 Xmasケーキの箱は型紙づくりにはもってこいの材料です。このような強くしっかりとした各種型紙が25枚ほどできました。


 音の高さが変えられる、長さの変えられるホイッスルを考えました。できれば曲を弾けるものと思いましたが、そうはうまくいきません。スムーズに音程を変えるところまではまだできていません。参考のために紹介します。
 このホイッスルは2つのぶぶんからできています。ホイッスルの本体の筒部分、箱部の長さを変える長い箱です。


 長い箱を筒部に差し込んで使います。押し入れると、共鳴する箱部の長さが短くなり音は高くなります。引き出すと、箱部の長さが長くなり音は低くなります。音が漏れないようすき間がある場合には、テープを重ねて巻きました。
 
 実際に使ってみると、出し入れはできますが、スムーズかというと、引っ掛かりがあってうまくいきません。難しいものです。今後の研究で解決していきたいと思います。

 この型紙を紹介します。


 いかがでしたか、いろいろ工夫してみました。

 

2021干支 丑(うし)のキッチンペーパーアニマル

2021-01-01 08:34:18 | 作って遊ぼう教室
 2021(令和3)年の干支、丑(うし)さんをキッチンペーパーアニマルで作ってみました。



 いかがでしょうか。

 作り方をまとめたホームページを作りました。ぜひ覗いてみてください。作り方をダウンロードすることもできますので ここ をクリックしてください。

 いくらか作ってみましたのでご覧ください。
 正面・左右からの3ショットです。

 後の方で作り方も紹介していますので、最後までご覧ください。





































 集合写真です。みんな揃うと"楽しそう"です。







 作り方です。身近な材料で作れますので、ぜひ自分で作ってください。







 いかがでしたか。私は制作した"この丑(うし)ちゃんの集合写真"を年賀状にしてみました。


  年賀状には、この写真を使用されていいですよ!!!!!


  作り方をまとめたホームページを作りました。ぜひ覗いてみてください。作り方をダウンロードすることもできますので ここ をクリックしてください。