ひらりん

ベース弾きのブログ

コンプは奥が深い? #5

2023-08-28 18:00:00 | Gear
 5回にわたりコンプについて触れてきた。

振り返ればコンプの必要性を理解してから、細かな設定を何度も繰り返すような性分だったが、
最近は細かいことを気にしないように、生活全般を効率良く合理的に考えるようになった。

それは過去のライフスタイルを否定することにもなるが、ここでは話が逸れるので別の機会に. . .
ただそのことが演奏や機材に対する考え方にも影響しているのは事実で、前回取り上げた
MAD PROFESSOR Forest Green Compressor を選択したことも効率を重視した結果だ。

 


Forest Green Compressor を使って半年、新たなコンプの情報が入ってきたので即導入。


Limetone Audio / Focus

 

原音重視型で compression 1つの操作とプリアンプ的な Bass と Treble の調整がが備わり、
level はクリーンブースター的な要素を、gain は真空管アンプ的な要素を組み合わせた2つの
コントロールで(バランスは個人の好みとなるが)直感的な音作りができると思う。


結果、今の世代のエンジニアが調整する「おまかせ的コンプ」の方が現代の音楽にマッチしていて、
そうした機材を使う方が演奏者はより一層演奏に集中できるのかも知れない。


一時的かも知れないがコンプ迷いは収まると思うようなプロクオリティのコンプなので、
正直なところあまり他人に教えたくない逸品である。


最終的にはボクのエフェクターボードの大と小にそれぞれ収まっている。


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コンプは奥が深い? #4

2023-08-23 11:00:00 | Gear
 前回「マルチエフェクターは便利だ!」などと言っておきながら、2016年頃から様々な
コンパクトエフェクターを買い集め、当然コンプもコンパクトに手を出した。
*最近はコンパクトエフェクターをストンプボックス(stomp box)と呼ぶらしい。


まずは定番のコンプ EBS MULTICOMP BLUE LABEL 。

真空管コンプを再現したチューブシミュレーションが Good ! コンプの効果も細かい調整が可能。

 


登場以来ずっと使い続けてきた信頼のおけるコンプだが、それ故に誰もが同じモノを使っている
ことへの反発と、細かい調整が可能だと納得する音が得られるまで時間をかけ過ぎてしまう. . .
それは大切な拘りでもあるが、少し前に簡単な操作で良い音が得られるコンプを Youtube で見て
「時間をかけずに済むならば」と導入することにした。


それが MAD PROFESSOR Forest Green Compressor

コンプレッションに関してはメーカー側で最適な設定を施してあります的な機器で、コンプなのに
スレッショルド、レシオ、アタックなどが無く COMPR. ひとつに対して TONE と LEVEL で最適な
ポイントを見つけるという. . . 一見どうかと思ったが、割りと評判が良いので試さず入手してみると
これがゴキゲン!
簡単な操作で、とにかく出音が綺麗なコンプでベースとの相性も良いと思う。

 


このタイプのコンプは演奏者が理想とするコンプレッションとメーカーのコンプレッションにおける
フィールが合致すれば良い結果を生むが、従来通りの調整を好む演奏者には不向きかも知れない。
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コンプは奥が深い? #3

2023-08-20 18:00:00 | Gear
 2000年以降はエフェクターを使う現場が少なく、自前のアンプの出番も減った。

この頃からコンパクトエフェクターと併用してベース専用のマルチエフェクターを使い始め、
徐々にコンプもマルチに入っているものを試行錯誤して使うことに. . .

名機と呼ばれるコンプをシミュレートしたもので、細かい数値を設定してメモれるところが良い。
歪みに比べてコンプはデジタルでも嫌味がないと当時は思った。

 



2010年以降は DTM にも対応できるように機種変?

フットスイッチが増えて操作性も格段に上がったが何せデカくて可搬性が悪い。

 



そこに登場したのがコレ!
不便なところもあるがコレ1台あれば「とりあえず何とかなる」的な存在で今でも手放せない!

 



コンプ目当てではなく面白そうなので入手したがコンプは本当に「まるでダメお」(個人の感想です)
ただスタイルと遊び心があってライヴの終了後はボクの機材をチェックするベース少年達もいた。

  

  


マルチエフェクターは様々なメーカーのコンプを模したものが入っているため、音楽性の異なる現場
に応じて、あらかじめ音作りしておけばメモリー機能によって瞬時に切り替えられるので便利だ。
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コンプは奥が深い? #2

2023-08-18 18:00:00 | Gear
 前回の BOSS RCL-10 コンプレッサー・リミッターを導入後、間もなくプロとして演奏活動を始めた。

それから2年ほど経った頃に SWR SM-400 & GOLIATH 410(ベースアンプ)の導入を機に dbx 160X
の導入も考えて楽器店で試させてもらったがイマイチ. . .

当時はよく分からず感覚的な感想だが、まとまり感はあるが高域が物足りず想像していたサウンドと違った
ので、ROCKTRON 300A リミッター・コンプレッサーを試したところ良い意味で荒削りな感じが気に入り
こちらを導入することにした。

  

今思うと dbx 160X はスタジオの音響機器として作られ、ROCKTRON 300A はラック式ではあったが楽器用
に特化されていたのかも知れない。(個人的な解釈です)

実際に現在ではギタリストやベーシストが使うエフェクターのコンプとレコーディングスタジオで使うコンプ
では機能や用途が異なることは周知の事実だが、ラック式のエフェクターが主流だった頃はとにかく高価な
スタジオレベルの機材を使えば間違いないという常識・慣習があったのかも知れない。(個人の意見です)

いずれにせよ当時の常識・慣習が現在では変わってきているということだ。

1990年代当時は画像のセットでアーティストのバック(現在のサポート)を担ってきた。
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コンプは奥が深い? #1

2023-08-16 18:00:00 | Gear
 コンプ=コンプレッサー

ボクがこのエフェクターを知ったのは高3の文化祭のために組んだバンドのギタリストがセミアコの
ボディー(アウトプットジャック)に付けていたオレンジスクイーザー(dan armstrong )だった。
当然?リー・リトナーのコピーバンドだ!

70年代に一世を風靡したコンプレッサーで、当時のクロスオーバー(現在のフュージョン)界の
ギタリストがよく使っていたのを覚えている。

それまでハードロック漬けのボクは高1で初めて買ったマクソンのD&S II(黄緑色のヤツ)をベースに
繋いで歪ませるだけで、コンプはギタリストが使うものと認識していた。

リー・リトナーのコピーバンド以降クロスオーバーに傾倒していくとチョッパー(現在のスラップ奏法)
が流行り出し、どこからの情報かは忘れたがチョッパーやるならコンプは必需品と聞いた。

当時はベース用エフェクターなど無い時代、早速ギタリストの友人にマクソンのコンプ(赤いヤツ)を
借りて試すも、「音が伸びてる?音が潰れてポコポコしてる?」
使い方もよくわからないし音が劇的に変化する訳でもないので、とりあえず不要とした。

数年後、ラック式のエフェクターが主流になると、ベーシストもラック式の dbx 160X コンプレッサー
を使いはじめ、再度コンプの導入を考えたが dbx 160X は高価なので導入を躊躇していたところ、
BOSSからハーフ・ラック・サイズの RCL-10 コンプレッサー・リミッターが発売されたので導入して
原理や使い方を習得した。

 
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