Julian Rachlin & Mischa Maiskyのコンサートに行ってきました
(プラハ旅行記は一休み)
場所はGasteig
↑ 席から舞台を観た写真。
かなり後方です
↑ プログラム
かなり濃い~ですね
本日のプログラム
Beethoven: Vn Konzert D-Dur Op.61
Dvorak: Vc Konzert Nr.2 h-Moll B191
Brahms: Doppelkonzert a-Moll fuer Vn & Vc
Julian Rachlin: Vn
Mischa Maisky: Vc
Anu Tali: Leitung
Mozarteum OrchesterSalzburg
もう、コンチェルト三昧、しかも重めの3曲。
豪華~
以下、各論です。
●ベトコン:
ジュリアン・ラクリンの生演奏は初めてです
素晴らしい音色です~
低音の太い音から、高温のやさしい音色まで、すばらしいっ
しかし、音程外しすぎっ
つうか音も違う箇所も多々あり、落としてしまった音符も多々あり(作曲か)、、、、
ベトコンでここまで外されると辛いですな。
華やかなロマン派以降のコンチェルトと異なり、和声重視の音符で、しっかり演奏した先の音楽性が求められる曲。
それで外しまくったり落としまくったりしたら、、、、ねぇ
お客さんの拍手もなんとなく冷ややか
●ドボコン:
マイスキーも生演奏を聴くのは初めて
こちらは打って変わってブラヴォ~
まず、良い音色の持ち主ですね~
低音はもちろん、超絶技巧の高音までやわらかい音色で弾ききってくれます
ソロがかなり自由に弾いていて、オケがついて来れなかったり、崩壊しそうな部分も少なからずありましたが、それを超える表現があったと思います。オケもベトコンよりもノリノリでしたし、マイスキーの世界が感じられました。
ご存じの通り、かなりの難曲で、チェロを弾かない身にも相当な技術が必要なことがわかります。
最近の若手のような完璧な楽譜通りの演奏ではなかったですが、でもちゃんと音楽がありました。
お客さんも正直なので、拍手喝さい
正直ベトコンの拍手とは雲泥の差でした。
Vn弾きとしては忘れてはならないコンマスのソロも艶やかな音色で良かったです
ドボコンって良い曲ですね~、
一度やってみたい
↑ ドボコン演奏後。
派手な青シャツ
●ブラームスのドッペル:
まずラクリンですが、ベトコンとは別人のように頑張っていました。こういう曲の方が合っているんですね
この曲、どの演奏を聴いても断然Vcの方が素晴らしく聴こえてしまうので、そこは差し引いて聴くとして、音色も音楽も感じられました。音程は相変わらずですけど、、、
そしてマイスキー、相変わらず素晴らしいっ
(元々そういう曲ではありますが、)断然Vnより優位にリードしていて、余裕すら感じられます。
ドボコンより、さらにマイスキーの音色と音楽が全面に出ていて、さすがっ
オケも3曲の中で一番良く、やっぱりメインの曲はオケも気合が違うんですかね
サウンドが生き生きしていました。
↑ 終演後
マイスキーが黒い服に着替えています
↑ オケ全体の写真
●アンコール:
ラクリンがバッハの無伴奏パルティータ2番からサラバンド、
マイスキーも(おそらく)バッハの無伴奏(何番かわからなくてすみません)
ラクリン→マイスキーの順に続けて演奏
正直これが一番良かったかも。
いわゆる正統なバッハ演奏ではないですが、でも十分に表現していました。
会場もシンと聴き入っていましたね。
最後に指揮者:Anu Tali
小柄な女性です。
小柄なためか、基本的に腕と指揮棒を常に肩より上の位置で振っていました
より見えやすく、大きく見せるための彼女の指揮法の解なんだとは思いますが、ちょっと滑稽に見えたのと、体力的に辛くないんだろうか?などと余計な心配をしてしまいました
かなり明確な棒でしたが、逆に自由奔放なマイスキーの音楽に合わせるのが精いっぱいだったかも。
今後の成長に期待したいです。
最後に、、、
この3曲は長さも重さも正直、お腹一杯、食べすぎ、、、という感じでした。
ベトコンの替わりに小さな序曲でも良かったかなぁ、、、、なんて
(プラハ旅行記は一休み)
場所はGasteig
↑ 席から舞台を観た写真。
かなり後方です
↑ プログラム
かなり濃い~ですね
本日のプログラム
Beethoven: Vn Konzert D-Dur Op.61
Dvorak: Vc Konzert Nr.2 h-Moll B191
Brahms: Doppelkonzert a-Moll fuer Vn & Vc
Julian Rachlin: Vn
Mischa Maisky: Vc
Anu Tali: Leitung
Mozarteum OrchesterSalzburg
もう、コンチェルト三昧、しかも重めの3曲。
豪華~
以下、各論です。
●ベトコン:
ジュリアン・ラクリンの生演奏は初めてです
素晴らしい音色です~
低音の太い音から、高温のやさしい音色まで、すばらしいっ
しかし、音程外しすぎっ
つうか音も違う箇所も多々あり、落としてしまった音符も多々あり(作曲か)、、、、
ベトコンでここまで外されると辛いですな。
華やかなロマン派以降のコンチェルトと異なり、和声重視の音符で、しっかり演奏した先の音楽性が求められる曲。
それで外しまくったり落としまくったりしたら、、、、ねぇ
お客さんの拍手もなんとなく冷ややか
●ドボコン:
マイスキーも生演奏を聴くのは初めて
こちらは打って変わってブラヴォ~
まず、良い音色の持ち主ですね~
低音はもちろん、超絶技巧の高音までやわらかい音色で弾ききってくれます
ソロがかなり自由に弾いていて、オケがついて来れなかったり、崩壊しそうな部分も少なからずありましたが、それを超える表現があったと思います。オケもベトコンよりもノリノリでしたし、マイスキーの世界が感じられました。
ご存じの通り、かなりの難曲で、チェロを弾かない身にも相当な技術が必要なことがわかります。
最近の若手のような完璧な楽譜通りの演奏ではなかったですが、でもちゃんと音楽がありました。
お客さんも正直なので、拍手喝さい
正直ベトコンの拍手とは雲泥の差でした。
Vn弾きとしては忘れてはならないコンマスのソロも艶やかな音色で良かったです
ドボコンって良い曲ですね~、
一度やってみたい
↑ ドボコン演奏後。
派手な青シャツ
●ブラームスのドッペル:
まずラクリンですが、ベトコンとは別人のように頑張っていました。こういう曲の方が合っているんですね
この曲、どの演奏を聴いても断然Vcの方が素晴らしく聴こえてしまうので、そこは差し引いて聴くとして、音色も音楽も感じられました。音程は相変わらずですけど、、、
そしてマイスキー、相変わらず素晴らしいっ
(元々そういう曲ではありますが、)断然Vnより優位にリードしていて、余裕すら感じられます。
ドボコンより、さらにマイスキーの音色と音楽が全面に出ていて、さすがっ
オケも3曲の中で一番良く、やっぱりメインの曲はオケも気合が違うんですかね
サウンドが生き生きしていました。
↑ 終演後
マイスキーが黒い服に着替えています
↑ オケ全体の写真
●アンコール:
ラクリンがバッハの無伴奏パルティータ2番からサラバンド、
マイスキーも(おそらく)バッハの無伴奏(何番かわからなくてすみません)
ラクリン→マイスキーの順に続けて演奏
正直これが一番良かったかも。
いわゆる正統なバッハ演奏ではないですが、でも十分に表現していました。
会場もシンと聴き入っていましたね。
最後に指揮者:Anu Tali
小柄な女性です。
小柄なためか、基本的に腕と指揮棒を常に肩より上の位置で振っていました
より見えやすく、大きく見せるための彼女の指揮法の解なんだとは思いますが、ちょっと滑稽に見えたのと、体力的に辛くないんだろうか?などと余計な心配をしてしまいました
かなり明確な棒でしたが、逆に自由奔放なマイスキーの音楽に合わせるのが精いっぱいだったかも。
今後の成長に期待したいです。
最後に、、、
この3曲は長さも重さも正直、お腹一杯、食べすぎ、、、という感じでした。
ベトコンの替わりに小さな序曲でも良かったかなぁ、、、、なんて