昨日はヤプログメンテ中でアップできなかったので、昨日の話題です
MPhil演奏会でした
2010/2011シーズンの最初のシリーズ
↑ 場所はもちろんGasteig
今回の赴任生活で本当に最後のGasteig。
ちょっとさびしいですが、でもまた来る機会があると信じます。
Gasteigでの演奏会の前は、やっぱり、GASTでの食事
↑ 手前左がPfifferlingeのスパゲティ、右がトマトとアスパラのスパゲティ、奥がマルゲリータピザ
ここのパスタは、茹で時間の短縮のためか独特のモチモチパスタで、いつ食べても美味しい~
そして会場へ:
↑ 席からの写真です。
Block E (舞台上手側)の席でした。
お客さんは8~9割くらいでしょうか。
ちょっと空席がチラホラ目立つかな?
↑ 本日のプログラム:
Anton Webern: Passacaglia fuer Orchester op.1
Max Bruch: Konzert fuer Violine und Orchester Nr. 1 g-Moll op.26
Pjotr Iljitsch Tschaikowsky: Symphonie Nr.4 f-Moll op.36
Mayuko Kamio: Violine
Zubin Mehta: Dirigent
Muenchner Philharmoniker
びっくりするくらいの、名曲プロですね。
以下、各論です。
●ウェーベルン:オーケストラのためのパッサカリア
初めて聴く曲でしたが、なじみやすいきれいな曲。
Vn Soloが、コンマス、サイド、2ndトップ、各々にあります。
コンマスソロ中に、ホルンがミュートを落っことすというハプニング。
さすがに罰金モノですな。
●ブルッフ:Vnコンチェルト
神尾真由子のソロ、初めて聴きました。
ご存じ、オイストラフコンクール、チャイコフスキーコンクールの最年少覇者。
おそらく日本でチケット取るのは大変でしょうし、ミュンヘンで聴くことができてラッキー!!
テクニック十分で、迫力ある音色。
こちらの多くのソリストが持つ「甘く柔らかく通る音色」ではないですが、弓をパンパンに張って、力強くグイグイ押すような演奏でした。
ある意味、久しぶりに聴くスタイルで(日本では良く聴いていたかも)ちょっと新鮮味も。
こういう演奏もアリなんだなぁ、と思いだしてみたりして。
逆にいえば、ここに大きな違いがあるかなぁ、と思います。
ヒラリー・ハーンも、ユリアフィッシャーも、F.P.ツィンマーマンも、ギル・シャハムも、ジュリアン・ラクリンも、
皆、個性的な音色を持っていますが、いずれも力で押すような音色では無いんです。
甘く太く柔らかい、でもフルオケを従えてもなお突き抜ける力がある。
神尾真由子の音色も、素晴らしい音色であることは間違いないですが、私としてはやっぱり上述のソリストの音色の方がいいなぁ、と私は思います。まぁ、好みの問題でもあるんですけど。
日本では澤和樹とか庄司紗矢香の音色が甘い音色だったなぁと思った記憶があります。
●パガニーニのカプリス(アンコール)
何番だったけな?と思いつつ、楽譜もCDも既に海の上なので、、、わかったらアップします。
アンコールにパガニーニカプリスを持ってくるところが、テクニックに自身があることの証明ですね。
これまた迫力十分なアンコールでした。
↑ 花束をもらっている神尾真由子
このあとにアンコールの演奏でした。
楽器は、ヨアヒムが使っていたという1727年製ストラド。
しかし、ヨアヒムが使っていたというストラドって何台あるんだろ?
いろんなところでお目にかかるような?
●チャイ4:
もう、もう、ただ、ただ、素晴らしかったです、ブラヴォー!!
MPhilは数多く聴いてきましたが、その中でも私的には5本の指に入る演奏だったと思います。
随所に、ホールを鳴らすMPhilサウンドが聴かされ、熱い演奏ながらちゃんと統制されていて、
今年のMPhilはすごいぞっと期待を抱かせる演奏でした。
特筆は3楽章。下手な演奏だと飽きてしまう弦のピッツですが、これがもう、涙が出そうなくらい美しく広がりのあるサウンド。
今回の席は端でしたが、正面でステレオ効果を感じたかったな。
超一流オケで聴くと3楽章も楽しい~!!
ちなみに、中間部冒頭の管楽器の入り、Obが見事に外してしまい、、、
私お気に入りの女性の1番Obだっただけに残念。
今日は随所に外していました (ToT)
そして4楽章。
勢いで弾いてしまう演奏が多い中、規制の効いた速度できっちりと合わせた演奏。
逆にこの速度だと、アマオケなどでは実力がバレバレで怖いんですが、これをばっちり、
しかも自前のサウンドで聴かせるのがさすがですね。
最後の盛り上がりも期待通り、演奏終了直後、大拍手とブラヴォーの嵐!!
↑ 演奏後の舞台
最後に本当に素晴らし演奏が聴けて幸せです。
そうそう、メータについて。
よく写真や映像で見るイメージからはだいぶお年を召された外見です。
しかし指揮は躍動的ではっきり、どちらかというとわかりやすい指揮です。
そこから出される音がこの素晴らしいサウンド!!
さすがですね~!!
花束は1st Vn最後方のベテラン女性ヴァイオリニストに渡していました
わざわざそこまで行って手渡し、わぉ
この感動をずっと記憶に留めておきたいと思います
MPhil演奏会でした
2010/2011シーズンの最初のシリーズ
↑ 場所はもちろんGasteig
今回の赴任生活で本当に最後のGasteig。
ちょっとさびしいですが、でもまた来る機会があると信じます。
Gasteigでの演奏会の前は、やっぱり、GASTでの食事
↑ 手前左がPfifferlingeのスパゲティ、右がトマトとアスパラのスパゲティ、奥がマルゲリータピザ
ここのパスタは、茹で時間の短縮のためか独特のモチモチパスタで、いつ食べても美味しい~
そして会場へ:
↑ 席からの写真です。
Block E (舞台上手側)の席でした。
お客さんは8~9割くらいでしょうか。
ちょっと空席がチラホラ目立つかな?
↑ 本日のプログラム:
Anton Webern: Passacaglia fuer Orchester op.1
Max Bruch: Konzert fuer Violine und Orchester Nr. 1 g-Moll op.26
Pjotr Iljitsch Tschaikowsky: Symphonie Nr.4 f-Moll op.36
Mayuko Kamio: Violine
Zubin Mehta: Dirigent
Muenchner Philharmoniker
びっくりするくらいの、名曲プロですね。
以下、各論です。
●ウェーベルン:オーケストラのためのパッサカリア
初めて聴く曲でしたが、なじみやすいきれいな曲。
Vn Soloが、コンマス、サイド、2ndトップ、各々にあります。
コンマスソロ中に、ホルンがミュートを落っことすというハプニング。
さすがに罰金モノですな。
●ブルッフ:Vnコンチェルト
神尾真由子のソロ、初めて聴きました。
ご存じ、オイストラフコンクール、チャイコフスキーコンクールの最年少覇者。
おそらく日本でチケット取るのは大変でしょうし、ミュンヘンで聴くことができてラッキー!!
テクニック十分で、迫力ある音色。
こちらの多くのソリストが持つ「甘く柔らかく通る音色」ではないですが、弓をパンパンに張って、力強くグイグイ押すような演奏でした。
ある意味、久しぶりに聴くスタイルで(日本では良く聴いていたかも)ちょっと新鮮味も。
こういう演奏もアリなんだなぁ、と思いだしてみたりして。
逆にいえば、ここに大きな違いがあるかなぁ、と思います。
ヒラリー・ハーンも、ユリアフィッシャーも、F.P.ツィンマーマンも、ギル・シャハムも、ジュリアン・ラクリンも、
皆、個性的な音色を持っていますが、いずれも力で押すような音色では無いんです。
甘く太く柔らかい、でもフルオケを従えてもなお突き抜ける力がある。
神尾真由子の音色も、素晴らしい音色であることは間違いないですが、私としてはやっぱり上述のソリストの音色の方がいいなぁ、と私は思います。まぁ、好みの問題でもあるんですけど。
日本では澤和樹とか庄司紗矢香の音色が甘い音色だったなぁと思った記憶があります。
●パガニーニのカプリス(アンコール)
何番だったけな?と思いつつ、楽譜もCDも既に海の上なので、、、わかったらアップします。
アンコールにパガニーニカプリスを持ってくるところが、テクニックに自身があることの証明ですね。
これまた迫力十分なアンコールでした。
↑ 花束をもらっている神尾真由子
このあとにアンコールの演奏でした。
楽器は、ヨアヒムが使っていたという1727年製ストラド。
しかし、ヨアヒムが使っていたというストラドって何台あるんだろ?
いろんなところでお目にかかるような?
●チャイ4:
もう、もう、ただ、ただ、素晴らしかったです、ブラヴォー!!
MPhilは数多く聴いてきましたが、その中でも私的には5本の指に入る演奏だったと思います。
随所に、ホールを鳴らすMPhilサウンドが聴かされ、熱い演奏ながらちゃんと統制されていて、
今年のMPhilはすごいぞっと期待を抱かせる演奏でした。
特筆は3楽章。下手な演奏だと飽きてしまう弦のピッツですが、これがもう、涙が出そうなくらい美しく広がりのあるサウンド。
今回の席は端でしたが、正面でステレオ効果を感じたかったな。
超一流オケで聴くと3楽章も楽しい~!!
ちなみに、中間部冒頭の管楽器の入り、Obが見事に外してしまい、、、
私お気に入りの女性の1番Obだっただけに残念。
今日は随所に外していました (ToT)
そして4楽章。
勢いで弾いてしまう演奏が多い中、規制の効いた速度できっちりと合わせた演奏。
逆にこの速度だと、アマオケなどでは実力がバレバレで怖いんですが、これをばっちり、
しかも自前のサウンドで聴かせるのがさすがですね。
最後の盛り上がりも期待通り、演奏終了直後、大拍手とブラヴォーの嵐!!
↑ 演奏後の舞台
最後に本当に素晴らし演奏が聴けて幸せです。
そうそう、メータについて。
よく写真や映像で見るイメージからはだいぶお年を召された外見です。
しかし指揮は躍動的ではっきり、どちらかというとわかりやすい指揮です。
そこから出される音がこの素晴らしいサウンド!!
さすがですね~!!
花束は1st Vn最後方のベテラン女性ヴァイオリニストに渡していました
わざわざそこまで行って手渡し、わぉ
この感動をずっと記憶に留めておきたいと思います