複雑系と偶然

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福島第一原発の事故 レベル7の衝撃8 東日本大震災

2011-05-12 17:06:37 | news

阪神大震災から16年

<核燃料の大半溶け圧力容器に穴 1号機、冷却に影響も>

矢張り最悪の事故だった事が認められたのだが
時既に遅しだ。

核物質の一部は手の届かない所に行って仕舞った。
汚染は無視できないレベルにある。

<東京電力は12日、東日本大震災で爆発事故を起こした福島第一原発1号機の核燃料が溶けて原子炉圧力容器の底にたまって穴が開き、水が漏れていることを明らかにした。燃料を冷やすために入れている水が圧力容器の1割以下しかたまっていなかった。溶けた燃料が格納容器に漏れ出ている可能性も否定できないとしており、今後の原子炉の冷却作業は大幅に遅れる見通しだ。>

なんという事であろうか原子炉圧力容器は健全だと言っていたのは
嘘だった事になる。

マスコミは平成の世に大本営発表を遣っていた事に成る。
この責任はだれが取るのだろうか。

<圧力容器は高さ20メートルで容積360立方メートル。現在は毎時8トンのペースで、これまで1万立方メートル以上注水したが、容器の1割程度以下しかたまっていない計算だ。>

穴のあいたバケツに一生懸命水を入れて大量の汚染水を
造っていた事になるのだ。

<東電によると、溶けた燃料が圧力容器の底に落下、その熱で制御棒を動かす棒を入れる管の溶接部などに亀裂が入り、圧力容器の底から大量の水が漏れている可能性があり、3千トンの水が行方不明になっている。>

最早言葉も無い責任者はそう遠くないうちに
責任を取らねばならないだろう。

<また、経済産業省原子力安全・保安院も、燃料が溶けて圧力容器の底にたまる「メルトダウン」が1号機で起きた可能性が否定できないとしている。>

福島第1原発は6基とも廃炉 東日本大震災

メルトダウンは起きていた。制御不能の原子炉が冷却機能を
失ったのだ。何が起きても不思議はないだろう。

最初の頃は 原子炉は停止出来たのだからメルトダウンはしないと言う
意見が有ったが 私は疑っていた。最悪を想定して最初から
事に当たっていれば問題はこれほど大きくなりはしなかったのでは
無いだろうか。東電の重役に技術畑の人がいればこう言う事は
発生しなかったと思われる。

<原子炉の非常用電源が止まり、冷却装置が作動していないことが判った段階で、最大の危機管理体制が敷かれるべきだった。だが首相官邸も原子力安全・保安院も、クライシス・マネジメントを原発のオペレーターにすぎない東京電力に任せてしまった。致命的な判断の誤りと言っていい。>

有事にトップの無能は許されないのは菅首相が証明した。
如何いう責任をとるのか見ものである。

<この段階でなお菅直人首相が福島第一原発の現状をさほどシリアスに考えていなかった傍証がある。3月11日の夜の段階で、果断な措置をとらないまま、翌12日の朝にはヘリコプターを仕立てて現地に飛んでしまった。現場は首相一行を迎える準備に振りまわされ、次第に熱を帯びつつある原子炉への対応を大きく遅らせてしまった。本来なら非常事態を宣言して原子炉への海水の注入を命じるべきだった。だが、菅首相は現地視察を強行し、この後、東京電力に乗り込んで情報の提供が遅いと厳しく叱責している。叱り飛ばされるべきは首相自身だろう。>

ここまでくれば分かるだろう。
これは人災だ。無能を首相の座に就けた者に
一番の責任がある。そして無能なのを認識し
居座る者も同罪であると。

<その最たるものは、国際的な危機管理員会の創設であったはずだ。事故直後に、正確な災害情報を主要国に開示して相談すべきだった。様々な危機を乗り切った貴重な経験を持つ米国やフランスそれにロシアから司令員と緊急要員を受け入れ、国際社会の叡智を集めて「神の火」を制すべく立ち向かっていたらレベル7の事態は避けられたろう。>

今からでも遅くない無能をパージする時が来ているのだ。
そして被災者に手厚い保護の手を差し伸べる真の指導者が
今必要なのだ。

繰り返されるモノ
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