Hiroko Inagaki 絵のおはなし

絵描きの小さな日常をつづりました。
Hiroko Inagaki のブログ

飛べるはず☆

2009-01-19 | アートについて
今日はとても暖かな一日☆年末、掃除出来なかった庭にある自分のアトリエの掃除をしました。沢山の積まれた作品を整理しながら、雑巾がけ。なんだか部屋の隅に裏返しになったこのキャンバスの絵は、最近描いて、忘れてたもの。
今日も、ニュースで若い子の自ら命を絶つニュースを伝え聞くたび、なんだか、まだ闘ってないじゃん、高いビルから跳ぶんなら、その勇気を自分の大事なもののために、使ってくれって、本当に思うんです。人生いろいろあるけど、這ってでも生きて欲しいって。そうしたら、温かな、穏やかな日もきっと来るって…、この絵を眺めながら思うのです。

題:゛飛べたらいいなと想う象☆″

再会☆

2009-01-18 | アートについて


昨日は、以前借りていた町田、鶴川のアトリエのオーナーの結婚パーティーに出席しました。
当日、所用があって少し行けるかわからない感じだったんですが、50歳を過ぎたオーナーの晴れ姿を、やはり少し見ようと頑張って、開場より少し遅れて、駆けつけました。
渋谷文化村のパーティー会場は160人ぐらいの人がいて、人ごみの苦手な私は、少しフラフラしながら、アトリエのメンバーを見つけては、きゃ~元気~?♪とワイワイ遊んで、もう気分は皆、同窓会状態です。。
やはりオーナーは彫刻家だけあって、なんだか作家が半分ぐらいいて、皆、独特の雰囲気をもってます。でも、そんな人たちとの会話も、当時の私はかなり、自分なりのスイッチを入れて話していたけど、4年経った今は、あまり肩に力を入れず話せてる。月日が私を変えたのかわからないけど、私も私なりに成長したのかな。アトリエ当時のメンバーと、あれから、それぞれの近況を聞いたけど、みんな悩み苦しみながら、制作を続けている様子。
こうして彫刻や絵画など、美術をやっている人間は、一見、外目には滑稽に見えるかもしれない。でも、みんな、何かを実現したくって、伝えたくって、作り続けているんだって、少し逞しくなったメンバーたちや周りの方の笑顔を見ながら、考えるのです。みんなに出逢えて良かったな。。☆
アトリエいた当時はえらく、働かされたけど、やはり今回も会場行って早々、2次会受付嬢へ。。
どうせやるなら、なんかコスプレでもすれば、笑いがとれたのになぁ。。(笑)

お二人とも、末永くお幸せに。。☆

※写真は当時借りていたアトリエの私の部屋の様子。

2004年の鶴川の里山の私の展示はこちら☆
    ↓
http://www.hiroko-world.com/ajisai/exhi-2/exhi2-1.html

アトリエの様子はこちら☆
   ↓
http://business.rakuten.co.jp/studiosai/014761/038351/
http://business.rakuten.co.jp/studiosai/014761/038640/

コンセプト☆

2009-01-16 | 青いアトリエ美術教室
何故だろう、大人と子供の思考回路が、こんなに違うなんて…。
4月に外苑でやるアトリエの展示のコンセプトを考えていて、子供たちに、私が日頃、コンセプトとして制作している゛楽園″を提案してみた。小さい子には、難しいかな…?と聞いてみると「わかった、楽園ね!」と、もりもり描き始めた。ただ、ずっと描いている様子を見ていると、あれっ?っと思う展開が…。
ひよこ…!?「これのどこが楽園なの?楽園の意味わかってる?」と聞くと、きっぱり「知らない。」
脱力しました。そんな私の態度を気にとめる様子も微塵もなく、彼女は9匹の様々な衣装に身を包んだ、ひよこの群れをニヤニヤ描き上げていきました。
でも、これでいいのかもしれない…。かわいい萌えキャラクターをパッケージに印刷されたお米が、即日完売するニュースや、何か癒しを求める、こんな殺伐としたご時世。あまり難しいこと考えない、こうした子供たちの無邪気な想像力に触れることが最大の癒しであり、会場は楽園となるかもしれないな…、ということに今日のところはしておこう。。(笑)

※ちなみに、一番左下のひよこはホームレスの人だと言っていました。。子供でも、何か社会の動きを感じとっているなあ。。

静かな時間

2009-01-15 | アートについて
午前中の大人のクラスのモチーフに使ったアルストロメリアを、午後の子供のクラスが終わった後、一人、向かい合って描いている。いつもは疲れて、描くどころではないのに、この花は何故か私を呼んでいる。
もの言わぬ花を描いていると、まるで、花たちの願いや揺らぎ、全てを任されて、絵という表現を通して代弁しているみたいに錯覚する。"もう、明日には同じ姿ではない″と…。

模索

2009-01-14 | クロッキー
今、進めている展示のお話は、実は私が日頃、自宅で教えている子供たちや、大人の方の4年ぶりの展示なんです☆なんだか、私の教室はすごくゆる~く、のんびりした教室なので、それに合う会場や演出ができる場所をずっと探していました。
自宅は横浜ですが、地元の区役所やアートフォーラムも過去にやってしまって、今度は何か違う形で出来ないかと…。自分の展示と違い、皆さんの才能が開花する大事な機会です。外苑前の三階建ての白いカフェギャラリーが、何か子供達や、大人の生徒さんの作品で、建物入った人の心がぐっとくる空間にならないか…。
オーナーの方に、子供たちの作品を見せたり、いろいろ案を出し合います。年末年始、それで夢にうなされた甲斐があり、少しビジョンがはっきりしてきました。
来てくれた方が、童心に帰れるような、何か温かな楽しい展示を考えています☆お楽しみに!
※写真は先日の打ち合わせの際、目の前の棚にかわいく並べられていた空き瓶を描いたもの。

過去の教室の展示はこちらで見れます☆
      ↓
http://www.hiroko-world.com/blueatelier/D357A41E-F9F8-4842-84DE-771396AE2566.html

外苑前

2009-01-13 | クロッキー
昨日は、外苑前にあるギャラリーカフェに、4月に、そこでやらせていただく展示の打ち合わせに行きました☆でも、なかなか展示のビジョンがはっきりしなくて、カフェオレを飲みながら、やっぱりお絵かき。うん、なんか、こんなお絵かきできるワークショップのある展示、なんだか、いいな♪
美味しいカフェオレに、楽しい展示の妄想、いや構想は膨らみます。。(笑)

額装☆

2009-01-11 | 絵、イラストのお仕事
自宅から10キロ以上離れている額屋さんに、いつも額装を頼んでいます。
とても離れているので、いつも、その日に加工して持って帰るんですが、加工してもらっている間中、ずーっと、その額屋のおじさんはいろいろ話してるんです。例えば、どうして嫁に行かないんだとか、嫁に行くならお金もちがいいとか、相手がおじさんでも、脂っこいもの毎日食べさせたら、早く死んでくれるとか、絵描きはお金がないと続かないとか、とにかくずーと私の意思に関わらず、絵描きの心得などを話し続けています。そうこう話しながら、テキパキ、何枚もの絵の額装を楽しそうに仕上げてくれるので、文句も言えず、ただただ話を聞いている私。
新年早々、たまたま描いた子供のスケッチをそのまま欲しいと言われ、額装に来たけど、まさかもらう人はこんな話をしながら、出来上がっていくとは、夢にも思わないだろうなあ。。(笑)
夢を売るってホント大変だ。。☆


カレンダー作り☆

2009-01-09 | 青いアトリエ美術教室
本来なら、去年出来上がって欲しいカレンダー。今年一回目の授業でやっと出来上がった、みほちゃんオリジナルカレンダーは、本人いわく、牛とみほちゃんの小さな日常が描かれています。うん、どの月もなんだか、とても忙しそうですね(笑)☆
ちなみに、私の用意した数字の紙も、月々でお餅の形や、雫の形と自分なりに切り分けていました。

ゆずの実☆

2009-01-08 | 青いアトリエ美術教室
教室がいよいよ昨日から始まりました。今日は自宅の庭の木になっている柚子を朝から、大人の生徒さんのモチーフに使うため、梯子にのぼって採ってきました。去年の年末に一度採ったのですが、その時は忙しく、風邪もひいてふらふらしていたので、あまり長く梯子にのぼっていられなかったんです。その時、採れなかった柚子たちは、あれから小鳥がついばんだりして、少し食べかけた状態の実が、枝にいくつもありましたよ。
柿もそうですが、スーパーで綺麗にされた状態の果物より、枝や葉のちゃんとついた果物の方が、やはり絵になりますね。モチーフに使った後は、お料理に使ったり、お風呂に入れたり、この時期ならではの我が家の楽しみです。