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2022年は客観的な予想を心がけます。

ラジオたんぱ賞(GⅢ)回顧

2005-07-04 10:18:41 | 回顧
天候:曇  芝:良
【馬場状態】内が掘れている。外を通る差し馬が台頭する馬場。
12.3 - 10.9 - 11.3 - 12.0 - 12.0 - 11.7 - 12.0 - 12.4 - 12.6
(34.5-37.0)(46.5-48.7)(58.5-60.7)
 
レースは最内枠を利してシルクレンジャーが飛ばし、外からモエレアドミラルらが追走。
テンからHペースに加え、3角で人気のトップガンジョーが早めに動いたことで、
更に流れは厳しくなった。典型的な前崩れの流れとなった。

勝ったコンラッドはペースを読んで最後方から脚を温存。
向こう正面で手応えが悪く、万事休すかと思ったが、外を通って前へ進出。
前目の馬たちがバテたところを大外から強襲して叩き合いを制した。
B着用で揉まれずに競馬ができたのも良かったし、展開も向いた。

2着のトーセンロッキーはフワっとしたスタートで最後方待機。
前がやり合う激しい展開のなかをジッと我慢して4角で外に持ち出すと鋭く伸びた。
展開が向いたことは確か。それでも距離不足の小回りで結果を出せたのは大きい。
距離が伸びて面白いタイプ。これからの出世が楽しみ。

3着は本命視したエイシンサリヴァン。同馬も同じく最後方待機。
2着馬と同じような位置取りと仕掛け。最後は鋭く伸びたが、一歩届かず。
展開は向いたが、流れさえ向けば勝ち負けできることが証明できた。
今後は前目で競馬できるようになること。

4着のシルクネクサスは道中、中団のインを追走。
本来ならもう少し前目の位置取りだが、ペースが速かった。
馬群に包まれて外に持ち出せず、直線は馬場の悪い最内。
最後はバテた先行馬を差した。

トップガンジョーにとって厳しい流れだった。
道中は速い流れを好位から追走すると、3角で早めに前を捕らえに行く無謀な競馬。
ペースを考えれば明らかに仕掛けが早かった。
それでも、大きくバテずに踏ん張ったのは評価できる。
早めに先頭に立って押し切るタイプだけに平均ペース向き。

ピカレスコートも速いペースを好位から追走。
かなり厳しい流れのなかをラスト1ハロンまで先頭争い。
さすがに最後はバテたが、ペースを考えれば仕方なし。

シンボリグランはやはり折り合いを欠いてしまった。
それでも、直線半ばまで抵抗したし、力は示した。
この流れでも折り合いを欠くのはスピード性能が高い証拠。
マイルで期待したい馬。

ピサノクウカイは残念な競馬だった。
道中は中団から追走するも、トップガンジョーが動いた3角で連れて動いていってしまった。
決して長くいい脚を使えるタイプではないので、早めに動く競馬は向かない。
ペースを考慮してギリギリまで追い出しを我慢してほしかった。

ダブルティンパニーは初めて経験する厳しい流れ。
中団を追走するも、勝負どころで手応えが怪しくなって後退。
これがいい経験になれば。



函館SS(GⅢ)回顧

2005-07-04 09:04:58 | 回顧
天候:晴  芝:良 

【馬場状態】パワー要る。函館にしては時計速い。追い込み利く。馬場差なし。
12.2 - 10.4 - 11.0 - 11.5 - 11.6 - 12.3
勝ちタイム1:9.0 (33.6-35.4)

意外と先行馬が少ない組み合わせ。人気馬が斤量差なしで出走できた。
ディープサマーが押してハナへ立ち、2番手にシーイズトウショウ、カリプソパンチら。
このクラスにしては、それほど速くない流れ。

勝ったシーイズトウショウはディープを前へ行かせて、楽な手応えで2番手へ。
道中は外から被され気味になるも、全く動じることなく追走。
4角を抜群の手応えで回ると楽々抜け出した。
前走から2キロ減の55キロで出走できたし、大好きな函館コース。
強力な先行馬不在でスムーズに前で競馬できた。
昨秋は馬が力みながら走っていたが、今季はそれが快勝。
このまま順調に秋を迎えてほしい。

2着のボールドブライアンはいつもよりも前目の中団のインから。
終始、スムーズな追走で立ち回りもうまく、ワンテンポ置いて追い出されると、
直線で内から鋭く伸びてきた。
前走で速いスプリント戦を経験したことで、時計の掛かる函館で追走がスムーズだった。
秋に向けては時計勝負が課題となる。

3着のディープサマーは押して押して何とかハナへ。
ハナを奪ってからはスムーズな競馬で直線を迎えるとギリギリまで抵抗。
やはり、行ききったほうが良い。
それほどダッシュ力があるタイプではない。
時計勝負では分が悪いので函館の力の要る馬場は合っている。
課題としては揉まれ弱いことと、時計勝負。
速い馬が揃ってハナへ行けなかった時に不安が残る。
1200mがベスト。

ゴールデンロドリゴは8歳馬でも健在だった。
道中は昨年と同様に最後方で脚を温存。
4角で外に持ち出すと一完歩ごとに詰めて来た。
時計の掛かる函館の地は合う。

イーグルスウォードは道中、最後方で脚を温存。
4角で外に持ち出されると、直線で大外から強襲した。
このメンバー相手に同斤量で善戦したのは大きい。
函館の時計の掛かる馬場が合っているか。

アタゴタイショウは道中、中団の外を追走。
終始、外から被されることなく、競馬ができた。
しかし、直線ではジリ脚になった。
切れる脚がないだけに、もう少し前で競馬したかった。

人気のプレシャスカフェはテンに掛かり気味に前へ行ってしまった。
一瞬の切れ味を武器とする馬で、あの形では厳しい。
何か高松宮記念を境に馬が燃え尽きてしまったのか。

ナイトフライヤーは距離が欲しい。

フェリシアは道中、2着馬と同じ位置にいたが、伸びず。
状態も今ひとつだった。

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