中央競馬徹底研究!

2022年は客観的な予想を心がけます。

京都金杯展望

2006-01-04 00:22:04 | 見解
謹賀新年。〝一年の計は金杯にあり〟という格言があるように、今年を占ううえでも重要な一戦なので気合を入れて予想していきたい。自分自身は細木数子さんの占いによれば『水星人(-)』で『財政』の年だそう。その運気にも乗っかりたい。

【ディアデラノビア】
骨折休養明け。昨春はレベルの高い牝馬クラシック戦線で主役級の活躍をしてきた。前走のオークス3着はエイシンテンダーの作るスローの流れを道中、かなり行きたがって鞍上が四苦八苦。3角あたりでエアメサイアが仕掛けていくと、連れるように前へ。直線で叩き合いに持ち込むもわずかに屈した。だが、緩い流れを後方から豪快に追い込んできた内容は圧巻だった。前々走のフローラSも同じようにスローの瞬発力勝負の流れを大外から一気差し。一瞬の爆発力よりは長くいい脚を使うタイプ。行きたがる気性を考えると府中の2000㍍がベストだろう。マイル戦の速い流れになるのは微妙だ。

【オレハマッテルゼ】
前走のキャピタルS1着は久々でプラス18㌔。好発を決めるとスッと2番手へ。終始、スムーズな追走で残り1ハロン地点まで追い出しを我慢する余裕。狭いところを割って一瞬の伸びで接戦を制した。馬なりのまま先行できるように抜群のスピード性能を誇る反面、追ってからが甘い傾向がある。前々走の安田記念もスッと好位を奪ったが、直線で追い出してから今ひとつの反応。これがGIの壁ということだろう。ここはGⅢ。スピード能力は最右翼。

【ニューベリー】
前走のファイナルS1着は大外枠発走からスッと好位を奪うと、揉まれずにスムーズな競馬。4角で早め先頭へ躍り出ると、最後は内へモタれながらも余裕の勝利。前々走のスワンS13着は行き脚がつかず中団から。直線で抵抗すらできなかった。3走前の関屋記念3着では大外枠発走から好位追走で粘り強い脚を発揮した。実績のない左回りで結果を残せたのは大きかった。好位へ取り付くスピード能力に加え、終いもそこそこいい脚を使う。外枠から揉まれずに競馬できれば。

【キネティクス】
前走のマイルCS9着は中団外目からジワジワ詰め寄るも、さすがにレコード決着のGIでは厳しかった。前々走の富士S3着は道中、勝ち馬をマークするように中団馬群の外目を追走。4角で外に持ち出して直線でジリジリと脚を伸ばすも届かず。鞍上は「上位馬とは4角の位置取りの差。」と悔しがった。スパッと切れる脚はないが、平均していい脚を使う馬。平均ペース以上の流れになれば。

【マイネルハーティー】
前走のマイルCS15着は最後方待機から直線勝負に賭けたが、さすがにレコード決着のGIで一気差しは厳しかった。前々走のスワンS4着では最後方から鋭い脚を披露。最後は脚が止まってしまったものの、道悪のなかよく頑張った。3走前のポートアイランドSのように早めに動くと全くダメなタイプ。一瞬の爆発力が持ち味の反面、それが長続きしない欠点も持ち合わせている。もう少し距離が短いほうがいいが、GⅢのここなら通用していい。この中間は坂路調教に替えてからモタれ癖が解消したとのこと。変わり身に注目。

【グレイトジャーニー】
気性面の成長とともに控えて終いを生かす競馬が板に付いてきた。前走のディセンバーS1着はロイヤルキャンサーの作る淀みない流れを中団馬群から追走。勝負どころで手応えが怪しくなったものの、直線でバテたキングストレイルを捕らえて差し切った。ただ、ラスト1ハロン12秒6は平凡。大きな評価はできない。メンバー強化と56㌔では。

【チアフルスマイル】
前走の阪神牝馬S6着は阪神の重たいパワーを要する馬場が合わなかったか。前々走のスワンSも道悪が残り、直線も軽い不利があった。3走前の札幌記念も良馬場発表ながら降雨で上滑りする馬場だった。3走前のクイーンS3着でメンバー最速の上がり33秒8がこの馬本来の姿。52㌔になる今回。京都の軽い芝で一変が期待できる。

【アルビレオ】
前走のファイナルS2着はスローの流れを好位のインと絶好のポディションを追走。だが、追い出してからが案外の伸びで2着に詰めるのが精一杯だった。前々走の京阪杯も終始、内の経済コースを通って一旦は先頭へ躍り出るも、ゴール前で脚が上がってしまった。オープン特別なら通用も、GⅢでは少し決め手不足。

【ウインクリューガー】
GI馬復活なるか。前走のファイナルS7着はスローのため折り合いを欠き、外からマイネルソロモンにプレッシャーをかけられた。揉まれ弱く、気性難のため乗り難しい。スムーズなら前々走くらい走れて普通の底力を備えている。ペースが速くなって折り合いが付けば。できれば外枠がほしい。

【マイネソーサリス】
前走のターコイズS1着はスローの流れから中団馬群を割って差し切り勝ち。前々走の福島記念は馬場の悪い最内枠発走でスムーズな競馬ができなかった。愛知杯1着では持久力ある流れを制し、その前の条件戦では瞬発力勝負の流れを制している。マイルにも対応できる。平均ペースあたりで差し差しが生きれば。53㌔と勢いは侮れない。

他の方の予想はこちらから