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2022年は客観的な予想を心がけます。

日経新春杯(GⅡ)

2006-01-17 00:34:35 | 回顧
【馬場状態】A→A2週目。前日の激しい降雨で、朝からやや重が残った。昨年開催のダメージも残っており、パワーを要する。内も除々悪くなっている。

12.6-10.9-11.3-12.7-12.4-12.5-12.7-12.7-12.2-11.7-12.0-12.6
(34.8-36.3)( 47.5-48.5)(59.9-61.2)

【展開】キョウワスプレンダが押し出されるようにハナへ。ただ、2番手トウカイトリックが外から絡んでいったこともあり、スタンド前の先行争い(テン3ハロン34秒8)が激しくなった。その後は息を入れて坂下から再びスパート。先行馬がラスト1ハロンまで粘るところをインティライミの強襲。更にラスト1ハロン12秒6と掛かったところを外からアドマイヤフジ、スウィフトカレントの追い込み。

勝ったアドマイヤフジ(55)はプラス12キロ増。元々、ボテッとした腹袋で太く見せるタイプであるが、それでも余裕残し。最終追い切りでも最後は内に切れ込んでいた。道中は平均ペースの流れを、後方のインで末脚を温存。終始、経済コースを通る。そして、3歳時に苦しめられた勝負どころの坂も無事クリアすると、直線で馬場のいい外目へ持ち出す。ジワジワ加速すると、先行馬がバテたところを外から強襲。スウィフトカレントとの激しい叩き合いを制してアタマ差勝ち。瞬時ではなく、除々に加速するタイプで上がりの掛かる展開は良かった。一息入って余裕残し。次走への上積みは大きい。

2着のスウィフトカレント(54)は例によって後方から。テンにやや行きたがる。ペースアップした坂下でも後方のまま抑えるのに四苦八苦。直線を向いて仕掛けられると、スッと加速して先団へ襲い掛かる。一旦は勝ち馬と鼻面を合わせるも、内へモタれて追えず。もったいなかった。それでも、一瞬の切れ味は示したし、ポテンシャルは高い。楽しみな馬。

3着はインティライミ(565)。爪不安で復帰が長引いたが、最終追い切りで7ハロンをテンからビッシリ追われて好仕上がり。平均ペースの流れを道中、好位のインを追走。直線で早めに3分どころから抜け出すも、ゴール前脚が止まって差された。ただ、ハンデ差もあったし、久々の影響を考えれば中身の濃い内容だった。積極的な競馬は次へ繋がる。

4着はマーブルチーフ。ここ目標にビシビシ攻めを積まれるも、若干太め残り。パドックではやや気負っていた。平均ペースの流れを3番手追走。直線で早めに抜け出して粘りこみを図るが、ゴール前で決め手のある馬に差されてしまった。トビが大きく、緩い馬場も良くなかった。パンパン馬場だったら際どかった。切れる脚はないが、スッと好位を奪うと渋太い。

5着はストラタジェム。道中は後方の馬場のいいところを慎重に乗られる。3角でバテたサンライズジェガーを捌くのに手綱を引っ張る不利。そこから追い出されるもジリ脚。

トウカイトリックは押して押して2番手。道中はずっと手綱が動き、余裕がなかった。中央場所では厳しい感。荒れ馬場のローカルで。

キョウワスプレンダは押し出されるようにハナへ。ただ、外からトウカイに突っつかれて1角までにスタミナをロス。勝負どころでも早めに来られて苦しかった。今回は展開のアヤで負けた。本来は溜めて行く馬。確たる逃げ馬がいれば違っただろう。度外視。もう少し絞れれば。

エルノヴァは道中、手綱を押しても行きっぷりが悪かった。鞍上は「3600㍍を使った後で馬が少しのんびりしていた」と。それに、長距離輸送を挟んでプラス8㌔。立派だった。

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京成杯(GⅢ)回顧

2006-01-17 00:30:09 | 回顧
【馬場状態】C→Cコース。前日の激しい降雨の影響で朝方は不良。レースごとに回復するも、やや重が残った。冬枯れの影響もあって追い込みの利きづらい馬場。パワー要する。

12.6-11.1-13.1-13.0-13.0-12.2-12.5-11.9-11.4-12.4
(36.8-35.7)( 49.8-48.2)(62.8-60.2)

【展開】好発を決めたシベリアンヒートがハナを主張するも、大外枠から抑え切れずにディープウイングがハナへ。1角から流れは落ち着き、一旦ラスト5ハロンでペースアップするも、本格的な仕掛けは3ハロンから。逃げ粘るディープウイング、シベリアンヒートに外からジャリスコライトの強襲。

勝ったジャリスコライトは面目を保った。道中は6番手追走。折り合いはスムーズ。ペースアップしたラスト3ハロン地点から外目を通ってスッと進出。一気に先団を襲いかかると、坂を上りきったところで突き放した。メンバーが弱かったことは確かだが、一瞬の脚は示せたし、着差以上の内容。

2着のトウショウシロッコは道中、勝ち馬のすぐ横(中団のイン)を追走。だが、仕掛けられてからスッと離されてしまった。そこからジリジリ差を詰めるも着差以上に力の開きがあった。

3着のネヴァプションは残念な内容。道中は1角で手綱を動かし、外のモエレフェンリルにプレッシャーをかけられるなど厳しい競馬。しかも、4角で大外へ膨れてかなりのロス。そこから立て直して外からいい脚を繰り出していた。コーナーワークがぎこちなく、小回りコースは向かない。府中で一発期待。

4着のシベリアンシートはスッとハナを主張するも、外のディープウイングに譲る。前走で折り合いを欠いたが、今日はスムーズだった。直線は一旦先頭へ立ったが、最後は決め手の差。パドックからイレ込んで若さを覗かせた。精神面での成長が待たれる。

5着ディープウイングはパドックからイレ込み、余裕残し。大外枠から掛かってハナへ。その後は折り合うも、直線で見せ場なく。次走は変わるはず。

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