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2022年は客観的な予想を心がけます。

根岸S(GⅢ)展望

2006-01-26 21:47:51 | 見解
今週は注目の3重賞が行われる。どのレースもメンバーが揃って白熱した戦いが繰り広げられそうだ。特に〝熱い〟のが根岸Sだ。昨年のフェブラリーSの優勝馬メイショウボーラーに、4歳期待の星サンライズバッカス、快速トウショウギア、上がり馬マイティスプリングなど豪華メンバーが終結した。本番を占う意味でも要注目。

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メイショウボーラー
前走の兵庫GT2着は発馬で躓く不利があってハナへ立てず。中団馬群で揉まれて折り合いも四苦八苦。勝負どころで外目へ持ち出してジリジリ差を詰めるも及ばず。59㌔で深い砂と発馬の不利、揉まれたことを考えれば高く評価できる。控える競馬ができたのは収穫だった。前々走のJBCスプリントは久々で明らかな急仕上げ。攻めの動きも悪かった。昨年のこのレースの勝ち馬であり、フェブラリーSでは抜群のスピードで逃げ切った。底力、実績はNO.1。最終追い切りで抜群の攻めを披露したように叩き3走目で上積みが望めるし、スピードを生かせる府中の軽いダートへ替わるのもプラス。59㌔でも。陣営も前走で控える競馬にメドを立てており、トウショウの2番手も有り得る。

ニホンピロサート
前走の兵庫GT1着で見事復活。好位の外目を追走。手綱を動かしながらだったが、渋太く伸びて快勝。ただ、近走は追走に苦労する面が見られ、前走のような時計の掛かるダート向き。府中の速い競馬に対応できるかどうか疑問。

サンライズバッカス
前走のジャパンCD5着は後方のインを追走。終始、経済コースを通って、直線で前が壁になって大外へ。その不利は多少あったし、そこからビュッと鋭い脚で上位争いを演じた。上がり3ハロン36秒1はメンバー最速。GIでも通用する力が証明された。前々走の武蔵野S1着は発馬一息。中団馬群のなかを追走し、直線で外へ。そこから強烈な末脚でグングン伸びて圧勝。怪物カネヒキリを下した。最後の決め手は相当なレベルにある。今年の飛躍が期待される。1400㍍も望むところ。だが、この中間は急仕上げ気味。目標は先。発馬に難があるだけに、偶数番がほしい。

タイキエニグマ
前走の師走S1着はダイワバンディット、カイトヒルウインドが競り合う速い流れを後方追走。終始、余裕ある追走で直線を向いてバテた先行馬を楽々捕らえてべラージオとの激しい叩き合いを制した。前々走のブラジルC1着はHペースの流れを直線で大外へ持ち出して一完歩ごとに強烈な伸び脚で差し切り勝ち。58㌔を背負い、メンバー唯一の上がり35秒台の脚は強さを際立たせた。昨春にGⅢに2戦挑戦していずれも着外だったが、気性面での成長と、前々走の強さから十分やれる。府中ダ1400㍍はベスト。速い馬が揃って展開も向きそうだが、速い時計勝負への対応は疑問。

トウショウギア
注目の最速馬。前走の霜月S1着はスッとハナを奪う。終始、平均ラップの軽快な逃げを打ち、直線で一旦は迫られるも、そこから粘り強い脚で振り切った。勝ちタイム1分23秒0は相当速い。2走前の武蔵野S12着は良馬場でテン3ハロンが34秒5はいくら何でも速すぎた。一見、スピード一本調子タイプに映るが、3走前の越後Sは4番手から圧勝している。テン3ハロンを35秒台前半の平均ペースで行ければ渋太い。たとえメイショウの2番手でも、自分のペースを守ればやれる。久々だが、坂路とWで意欲的に乗り込まれている。

マイティスプリング
注目の上がり馬。前走のギャラクシーS1着は道中、外枠発走から好位外目追走。除々にポディションを上げていくと、直線入り口で4頭横並びの形で先頭へ。そこから後続を突き放して快勝した。終始、外目を通らされる苦しい展開なので余計に価値が高い。プラス16㌔と余裕のある馬体でもあった。3走前の500万条件が大差レコードVの衝撃。仕掛け気味にハナを奪うと平均ペースの逃げ。他馬が激しく手綱を動かすなか、直線半ばまで持ったまま。そこから軽く仕掛けられるとグイグイ他馬を突き放して圧勝!ラスト3ハロン11秒9→11秒9→11秒7とバテるどころかコンマ2秒短縮しているように、まだまだ余裕があった。ここは一気の相手強化でペースに戸惑う懸念がある。揉まれずに競馬できる外枠がほしい。55㌔は有利。

リミットレスビット
前走のガーネットS1着は久々のダート。道中は中団で控えるも行きたがる。それでいて3角で手綱を引っ張る不利があった。立て直して直線で外目へ持ち出すと鋭い伸び脚で差し切り勝ち。スプリントの速い流れでも掛かるように、天性のスピード性能を誇る。だが、控える競馬が板に付いてきたことで、1ハロンの距離延長にも対応できるはず。幸い、トウショウギア、メイショウボーラーと快速馬がおり、速い流れが期待できる。鞍上に内田博幸騎手を配し折り合えれば前走の末脚が再現できる。

テイエムアクション
前走のガーネットS8着は実績のない休み明けで太め残りだった。休養前のプロキオンS3着は初めての重賞。道中はブルーコンコルドを徹底マーク。勝負どころでライバルがスッと動いたのに対し、同馬は置かれ気味の進出。直線でもジリジリとしか伸びなかった。初めての速い流れに戸惑ったのだろう。3走前の欅S1着は後方のインで溜めて、直線で長くいい脚を繰り出して一気の差し切り勝ち。現状では溜める競馬が合っているようだ。その意味では府中ダ1400㍍はベスト。叩き2走目で攻めの動きも良い。

ニシノコンサフォス
前走の羅生門S1着は外枠からスッと2番手へ取り付く。直線で逃げ粘る素質馬ジョイフルハートを楽々捕らえて差し切った。1分10秒5は速い。前々走のギャラクシーS4着は休み明けでテンに掛かり、直線で勝ち馬に外から被された。致し方ない。前走で負かした相手は強敵だし、相手が強いここでも楽しみだ。

バランスオブゲーム
初ダート。芝ではGIでも掲示板に載るように健在。適性は微妙だ。

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