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アルゼンチン共和国杯(GⅡ)予想

2009-11-07 22:27:26 | 最終結論
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第47回アルゼンチン共和国杯(GⅡ 芝・2500㍍)
◎トーセンキャプテン
○ジャガーメイル
▲ダンスアジョイ
△トウカイトリック
×トーホウアラン
×スマートギア

【トーセキャプテン】
前走の京都大賞典3着は、テイエムプリキュアが大逃げする形を、押して押して中団を取りに行く。1角からは人馬一体となって完璧な姿で追走。三分三厘でスッと動けず、直線でも伸びかけたところで外からトーホウアランに被される。それでも怯むことなく一完歩毎に力強く伸び、ゴール前100㍍ではバテた逃げ馬を交わして単独先頭に立つ。そこで切れるオウケンに差されてしまったが、自身がソラを使った分もあった。切れる脚はないが、少し上がりが掛る展開で、リズム良く走れれば。デキは絶好だ。左回りも戦績は悪いが、GIや上がりの速い決着、久々などが原因。回りの問題ではないはず。

【ジャガーメイル】
前走の京都大賞典4着は、久々でも好仕上がり。道中は縦長の緩みない流れを後方からの追走。開幕週の馬場を考えれば本来は馬場の内側を通りたいもの。しかし、なかなか馬群の内に入れることができず、3角からは首が外に向いて更に内からモンテクリスエスに張られる。4角では外へ膨れ気味に走っていた。当然、手応えも悪く直線で前を捉え切れず、後ろからも差されてしまった。右回りの問題。昨年のこのレースを見ても分かるとおり、左回りではそんな癖を見せず、実に折り合いもスムーズ。トモが甘くて勝ち切れないレースが続いていたが、最近の攻め馬を見る限り走りにバネが出てきた。得意の左回りなら悲願の重賞Vがある。

【ダンスアジョイ】
前走のオールカマー6着は、スローで逃げ馬がスイスイと押し切る展開。中山で33秒2の脚を使って大外から追い込むも、それ以上望むのは酷だった。ここはヴィーヴァが大逃げしてミヤビトーセンらが先行し、ある程度は淀みない流れ。大外一気では敵わないが、馬場の3分どころを抜けてこられれば。

【トウカイトリック】
久々でも好仕上がり。前脚を突き刺すシャープな脚捌きが戻ってきた。締まった流れを長くいい脚で差して来られる。府中の長い直線で淀みない流れならいきなりでも。

【トーホウアラン】
前走の京都大賞典8着は、テイエムプリキュアが大逃げする形を離れた5番手を追走。前に目標を置けず、後ろの有力馬を気にしなくてはならない中途半端なポディション。自身もそれなりのペースで追走したにもかかわらず、道中は掛り気味。三分三厘で早くも手応えがなくなり、馬群に沈んでしまった。前々走の朝日CC3着はスローの流れを道中は中団のイン追走。ここでも掛り気味の追走だったが、前に馬を置き何とかなだめる。3角で馬1頭分開けたポディションに持ち出し、加速を開始。4角で手綱が激しく動き直線入り口ではハミを何度も掛け直される。決して手応えは良くなかったが、一完歩毎に粘り強く伸びた。復帰戦として及第点。昨年の京都大賞典はスローにもかかわらず道中はピタリと折り合い、勝負どころでも抜群の手応えだった。折り合えれば首を前に長く伸ばしたフットワークで長く脚を使える。口向きが悪く、大トビ。戦績は今ひとつだが府中は向くはずだ。最終追い切りは、坂路でテンからびっしりやられ、終いもしっかりと踏ん張った。デキは良い。

【スマートギア】
終いは確実にいい脚を使うタイプ。前走の京都大賞典2着も大外から重心の低いフットワークでグーンと伸びた。だが、追い込み馬の宿命で凄く良い脚で追い込んでもなかなか届かない。常に大外一気と全馬を差し切らなければいけないリスクがつきまとう。ここも縦長の展開が予想され、馬場状態を考えると各馬が外めを通る可能性が考えられる。そうなれば更に外めを通ることになるため、差し届くかは微妙だ。

【ハイアーゲーム】
とにくかく前走は内へモタれながらも切れに切れた。前々走のオールカマーは流れが向かなかっただけでいい脚は使っていた。ここは700㍍の距離延長で折り合いが課題となる。ハミを噛む癖があるだけにリラックスできるかどうか。


【京都8R 500万戦】
◎ネオファロス

今週、先週に渡ってトウカイトリックと併せ馬をし、いずれも先着。手応えも十分で脚捌きと首の使い方も実に力強い。素質の高さは間違いない。転厩緒戦の5月の東京戦ではラスト200㍍まで持ったまま先頭争い。ラストは追ってさっぱりだった。立て直され、1ハロンの距離短縮と外枠から気分良く走れれば一発があっても。全く人気がない。