マイルCS、馬連▲⇒◎6690円的中
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【馬場】Cコース。内3頭分は若干痛み、直前の降雨で上滑りする馬場。
12.1 - 10.9 - 11.8 - 12.4 - 11.5 - 11.4 - 11.2 - 11.9=1:33.2
【展開】
内からキャプテントゥーレ、ヒカルオオゾラが飛び出し、外からマイネルファルケが手綱を押して主張しに行く。まずはヒカルが折り合いに専念するためにグッと手綱を抑えて3番手に下げる。キャプテンも無理に競ることなく2ハロン目から落ち着き、スンナリとマイネルがハナへ。注目したいのは4ハロン目の12秒4。ここは坂の上りでペースが落ちるのは分かるが、マイルGIでここまで遅いのは異例だ。これで馬群がギュッと縮まるかと思われたが、隊列は変わらず。これでは前の馬が残るのは当然。ここで後続が攻めていれば流れはガラッと変わっていただろう。有力どころが後ろから行くタイプが多く、折り合いに不安を抱えるクチも多くいたからだろう。前有利の流れ。勝ち馬は強かった。
老いてますます盛ん…この言葉がぴったりのカンパニー。充実の秋を迎え、GI連勝という最高の形で現役生活にピリオドを打った。放牧先で夏場の調整に成功し、絶好調の今秋。激走の天皇賞から中2週でもビッシリと攻められ、渾身の仕上げ。パドックでは8歳とは思えないトモの張りが目に付いた。レースでは4番枠から好発を決めると少し気合いを付けて中団を取りに行く。その後はズブさを見せることなく楽な手応えで追走する道中。4ハロン目の上り坂で息を入れられたのも奏功した。終始、経済コースを立ち回って三分三厘でも仕掛けない。グッと手綱を持ったまま直線を迎え、思い切ってインを突く。アッという間に先団に取り付き、ラスト1ハロン手前で左手前に替えるとグーンと凄い脚。残り100㍍で逃げ馬を捉えると、最後は手綱を押せる余裕で圧勝した。テンの流れが遅かったこと、メンバーが小粒だったこと、上り坂で息を入れられたこと、など恵まれたところはあったが、とにかく楽勝だった。
14番人気で2着に入ったマイネルファルケ。同馬に◎を打ち、見事に粘ってくれた。長距離輸送で8㌔減っていたものの馬体が寂しく映ることはなく、踏み込みの力強さが目立った。発馬直後の出脚は今ひとつだったが、内からガンガン行く馬もおらず、手綱を押してジンワリとハナへ。3ハロン目からはペースを落とし、上り坂では12秒4とかなり息を入れる。それでも後続は差を詰めてこなかった。余力たっぷりのまま直線で二の脚を使って突き放す。最後は脚が上がりかけたが何とか粘ってくれた。展開に恵まれたことは確かだが、ハナへ立てると二の脚が使えるのが大きな要因だ。まだ4歳。更に力を付けてGI馬を目指す。
キャプテントゥーレは前走後に大幅に馬体が減ったようだが、1週前の追い切りを軽くすることで馬体の回復に成功した。好発を決めて馬任せで先団へ。無理をすればハナを奪えたが、外からマイネルが来たためにスッと2番手に控える。そこからは楽なペースで息を入れる。2番手から抜群の手応えのまま直線へ。一旦は2着馬を捉えかけるが、そのからの反応が案外。ハミを掛け直され、右ステッキが入るもジリ脚。外へ膨れて距離ロスも発生した。何とか粘って4着。速い脚がないのでこれが限界。時計の掛る馬場と展開も向いた。
アブソリュートは発馬直後から無理することなく手綱を抑えて後方まで位置取りを下げる。直線は一完歩毎に詰め寄ったが、流れが合わなかった。タメての末脚だけに本当のGIペースで道中にある程度脚を使っての最後の脚は未知。今回は高く評価できない。
スマイルジャックは発馬直後はいいリズムで走っていたが、2ハロン目で外からフィフスペトルに前に入られたところで手綱をグッと引っ張り、そこから馬も掛ってしまった。その後もフィフスとストロングが前に壁となつた立ち塞がり、直線でもこの2頭が壁になって追えない。仕方なくストロングの外に進路を求めるも、今度はライブコンサートが。正味、進路があったのはラスト1ハロン。そこから猛追するも、前も楽をしているこの流れでは限界があった。折り合いに不安があると、位置取りも制約があり道中も動けない。そうなれば進路を自由に選択することができず、ゴチャつきやすい。
ヒカルオオゾラは黒光りする迫力ある馬体が目に付いた。好発から馬任せで先行する。大きく雄大なフットワークで上滑りする馬場は決して得意ではない。それでも折り合いは付いて三分三厘では圧勝まで考えられるほどの手応え。しかし、いざ追い出されると頭が高くジリ脚になってしまった。喉に弱さがあり、なかなか能力を出し切れない。レース後の鞍上が話した通り、逃げる手が面白そうだ。能力は高いのだから、淀みない流れで粘るレースが合っている。
ザレマは残念なレースになってしまった。中3週で中間にビッシリと追われたにもかかわず、馬体は増えていた。厳寒期だけに絞り切れなかったか。レースへ行っても、手綱を押したり引いたりのチグハグな誘導で、三分三厘で早々と脱落。500㌔を超す大型馬で大トビ。上滑りする馬場は得意ではなかった。全く力を出し切れなかった。残念。
ファイングレインは下見どころでさすがと思わせる気配。今回も4角で口向きの悪さを見せて失速してしまったし、攻めの動きも本物ではなかった。叩き良化型だけに少しづつ上向けば。
サンダルフォンは三分三厘で一瞬の見せ場を作ったが、直線は手前を替えないまま最後はフットワークがバラバラになった。距離が長かったし、大トビで上滑りする馬場も得意ではないだろう。

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12.1 - 10.9 - 11.8 - 12.4 - 11.5 - 11.4 - 11.2 - 11.9=1:33.2
【展開】
内からキャプテントゥーレ、ヒカルオオゾラが飛び出し、外からマイネルファルケが手綱を押して主張しに行く。まずはヒカルが折り合いに専念するためにグッと手綱を抑えて3番手に下げる。キャプテンも無理に競ることなく2ハロン目から落ち着き、スンナリとマイネルがハナへ。注目したいのは4ハロン目の12秒4。ここは坂の上りでペースが落ちるのは分かるが、マイルGIでここまで遅いのは異例だ。これで馬群がギュッと縮まるかと思われたが、隊列は変わらず。これでは前の馬が残るのは当然。ここで後続が攻めていれば流れはガラッと変わっていただろう。有力どころが後ろから行くタイプが多く、折り合いに不安を抱えるクチも多くいたからだろう。前有利の流れ。勝ち馬は強かった。
老いてますます盛ん…この言葉がぴったりのカンパニー。充実の秋を迎え、GI連勝という最高の形で現役生活にピリオドを打った。放牧先で夏場の調整に成功し、絶好調の今秋。激走の天皇賞から中2週でもビッシリと攻められ、渾身の仕上げ。パドックでは8歳とは思えないトモの張りが目に付いた。レースでは4番枠から好発を決めると少し気合いを付けて中団を取りに行く。その後はズブさを見せることなく楽な手応えで追走する道中。4ハロン目の上り坂で息を入れられたのも奏功した。終始、経済コースを立ち回って三分三厘でも仕掛けない。グッと手綱を持ったまま直線を迎え、思い切ってインを突く。アッという間に先団に取り付き、ラスト1ハロン手前で左手前に替えるとグーンと凄い脚。残り100㍍で逃げ馬を捉えると、最後は手綱を押せる余裕で圧勝した。テンの流れが遅かったこと、メンバーが小粒だったこと、上り坂で息を入れられたこと、など恵まれたところはあったが、とにかく楽勝だった。
14番人気で2着に入ったマイネルファルケ。同馬に◎を打ち、見事に粘ってくれた。長距離輸送で8㌔減っていたものの馬体が寂しく映ることはなく、踏み込みの力強さが目立った。発馬直後の出脚は今ひとつだったが、内からガンガン行く馬もおらず、手綱を押してジンワリとハナへ。3ハロン目からはペースを落とし、上り坂では12秒4とかなり息を入れる。それでも後続は差を詰めてこなかった。余力たっぷりのまま直線で二の脚を使って突き放す。最後は脚が上がりかけたが何とか粘ってくれた。展開に恵まれたことは確かだが、ハナへ立てると二の脚が使えるのが大きな要因だ。まだ4歳。更に力を付けてGI馬を目指す。
キャプテントゥーレは前走後に大幅に馬体が減ったようだが、1週前の追い切りを軽くすることで馬体の回復に成功した。好発を決めて馬任せで先団へ。無理をすればハナを奪えたが、外からマイネルが来たためにスッと2番手に控える。そこからは楽なペースで息を入れる。2番手から抜群の手応えのまま直線へ。一旦は2着馬を捉えかけるが、そのからの反応が案外。ハミを掛け直され、右ステッキが入るもジリ脚。外へ膨れて距離ロスも発生した。何とか粘って4着。速い脚がないのでこれが限界。時計の掛る馬場と展開も向いた。
アブソリュートは発馬直後から無理することなく手綱を抑えて後方まで位置取りを下げる。直線は一完歩毎に詰め寄ったが、流れが合わなかった。タメての末脚だけに本当のGIペースで道中にある程度脚を使っての最後の脚は未知。今回は高く評価できない。
スマイルジャックは発馬直後はいいリズムで走っていたが、2ハロン目で外からフィフスペトルに前に入られたところで手綱をグッと引っ張り、そこから馬も掛ってしまった。その後もフィフスとストロングが前に壁となつた立ち塞がり、直線でもこの2頭が壁になって追えない。仕方なくストロングの外に進路を求めるも、今度はライブコンサートが。正味、進路があったのはラスト1ハロン。そこから猛追するも、前も楽をしているこの流れでは限界があった。折り合いに不安があると、位置取りも制約があり道中も動けない。そうなれば進路を自由に選択することができず、ゴチャつきやすい。
ヒカルオオゾラは黒光りする迫力ある馬体が目に付いた。好発から馬任せで先行する。大きく雄大なフットワークで上滑りする馬場は決して得意ではない。それでも折り合いは付いて三分三厘では圧勝まで考えられるほどの手応え。しかし、いざ追い出されると頭が高くジリ脚になってしまった。喉に弱さがあり、なかなか能力を出し切れない。レース後の鞍上が話した通り、逃げる手が面白そうだ。能力は高いのだから、淀みない流れで粘るレースが合っている。
ザレマは残念なレースになってしまった。中3週で中間にビッシリと追われたにもかかわず、馬体は増えていた。厳寒期だけに絞り切れなかったか。レースへ行っても、手綱を押したり引いたりのチグハグな誘導で、三分三厘で早々と脱落。500㌔を超す大型馬で大トビ。上滑りする馬場は得意ではなかった。全く力を出し切れなかった。残念。
ファイングレインは下見どころでさすがと思わせる気配。今回も4角で口向きの悪さを見せて失速してしまったし、攻めの動きも本物ではなかった。叩き良化型だけに少しづつ上向けば。
サンダルフォンは三分三厘で一瞬の見せ場を作ったが、直線は手前を替えないまま最後はフットワークがバラバラになった。距離が長かったし、大トビで上滑りする馬場も得意ではないだろう。