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2022年は客観的な予想を心がけます。

皐月賞(GI)展望・1

2006-04-13 12:23:37 | 見解
今年の牡馬クラシック戦線は例年に劣らないメンバーが集まり、白熱した戦いが繰り広げられそうだ。また、武豊騎手を争ったフサイチVSアドマイヤのオーナー対決も見物。名馬に名手、競馬の歴史に新たな1ページが刻まれることだろう。

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アドマイヤムーン
とにかく充実している。前走の弥生賞1着は後方2番手で我慢。後ろにはライバル・サクラメガワンダーがびっしりマーク。淡々とした流れのなか、レースが動いたのは3角。サクラが進出したのを見て、同馬もアクション開始。直線手前でサクラに併せられるも、坂下でビュッと一気に突き放す。先頭へ立ったところで気を抜いて外へ膨れるものの、強烈な末脚での戴冠。前々走の共同通信杯1着は道中、中団のインと絶好位を追走。終始、折り合いもスムーズ。直線で馬場の3分どころを選ぶと、ソラを使うことを懸念してギリギリまで追い出しを我慢。坂を上りきった残り300㍍地点で満を持して追い出されると、ビュッと瞬時に加速。そのまま突き抜けて、着差以上に強い内容だった。メンバー最速上がり33秒9。一瞬の切れ味は相当なレベルにある。これは卓越した後肢からのもの。課題はフルゲートの中山2000㍍。タメて持ち味が生きるだけに馬群を捌けるかどうか。モタれ癖も懸念材料。

グロリアスウィーク
前走の弥生賞2着は道中、中団のインで末脚を温存。終始、経済コースを通ってスムーズな競馬。3~4角で除々にポディションを上げていく。直線で馬群の狭いところを割って抜け出したものの、勝ち馬の決め手が上だった。その前のレースで鞍上が『気の弱いところがある』と言っていたが、この内容なら問題ない。前々走のきさらぎ賞4着は道中、スッと3番手の外目へ。スムーズな追走に映るが、3角手前で前のメイショウサムソンに寄られるなど、多少の不利があった。直線で一旦はメイショウサムソンに並びかけるも、内から寄られるなどのプレッシャーがあり、突き抜けられず。気難しさのある馬だが、前走のように好位からうまく立ち回れば。

ディープエアー
勝負どころでズブさを見せる。前走の弥生賞3着は鞍上の内田博騎手の絶妙な手綱さばきが大きく、精一杯の内容だった。それでも上位陣とは差があった。時計勝負では辛い面があり、雨でも降れば。

ショウナンタキオン
夏の新潟2歳S1着から、やや成長に欠ける。前走の共同通信杯4着も道中、勝ち馬を見ながら後方を追走。遅い流れを考えてか4角で外を通って少しずつポディションを上げていく。直線入り口で早めに先頭へ並びかけるも、そこからの伸び脚が案外。ゴール前は完全に脚色が鈍った。坂のあるコースが苦手なのか暖かい季節を好むのか。今回は正念場。

スーパーホーネット
前走の弥生賞5着は発馬直後、2角まで口を割って行きたがる。その後はスムーズに折り合うも直線で手綱を引っ張る不利。勢いが付きかけた時だっただけに大きかった。ゴール前はジワジワ。ただ、距離にメドが立ったのは確か。今回は速い流れになって折り合いは付くだろう。何よりも鞍上が本番を意識して抑えたことが収穫。前々走の朝日杯FS2着は道中、中団のインを追走。発馬後は若干行きたがったものの、その後はスムーズ。終始、経済コースを通って末脚を温存すると、直線で外目へ持ち出す。そこから一完歩ごとに鋭い末脚で勝ち馬を急追するも、クビ差届かず。タメて末脚を伸ばすタイプで、決め手は鋭い。それを生かすのが得意な四位Jだけに注目。昨年のシックスセンスのような競馬ができれば。

メイショウサムソン
前走のスプリングS1着は道中、緩い流れを3番手の外追走。逃げ馬がペースを落とした3角で除々にポディションを上げると、4角でいい手応えのまま先頭へ踊り出る。その後も粘り強い脚で応戦。一旦は外から2着馬に並ばれるも、そこから根性で伸びてクビ差先着。上がり、時計の掛かったことは良かったが、自ら勝ちに行く積極的な競馬は評価できる。前々走のきさらぎ賞2着は若干の太め残り。レースも苦手な瞬発力勝負の流れで勝ち馬の決め手に屈した。3走前の中京2歳Sがレコード駆けのように、スピードの持続ある流れで粘る競馬が得意。その意味では中山2000㍍向き。有力のアドマイヤムーン、フサイチジャンクはタメるタイプ。今回も早めに動いて後続を封じる。並ばれてからの勝負根性は抜群。

フサイチリシャール
前走のスプリングS2着は道中、ガッチリ手綱を抑えて3番手のイン。控える競馬で脚を測る意味合いもあったろう。勝負どころで動いた勝ち馬に対し、同馬は抑えたまま直線の追い比べに持ち込む。一旦は勝ち馬に並びかけるも、ゴール前で脚色が鈍ってしまい、クビ差及ばなかった。前々走の共同通信杯2着もスローの瞬発力勝負。速い脚が求められる展開で勝ち馬には及ばなかった。GI勝ちとなった朝日杯FS1着では、スローの流れを2番手で押さえながら、4角で早めに先頭へ立って押し切る横綱相撲。タメての切れ味勝負ではAムーンには敵わない。やはり、スピードの持続性を生かした走りがベスト。

ドリームパスポート
前走のスプリングS3着は道中、例によって後方で末脚を温存。各馬がアクションを開始した勝負どころでも慌てず。4角でロスを避けて最内を突く。馬群がバラけたところを鋭く突いて伸びるも、ゴール前で脚色が鈍った。瞬発力だけではなく、上がりを要する展開でも結果を出せたことは収穫。前々走のきさらぎ賞1着は好メンバー。追い本数が少なく、松田博厩舎にしては珍しく最終追いでビシッと攻めた。久々で急仕上げ気味。下見どころではスマートに見せていた。道中はガチッと手綱を抑えて後方で折り合いに専念。4角で他馬が仕掛けを開始しても、まだ動かず。直線入り口でようやく手綱が放たれ、ラスト1ハロン地点でステッキが入ると、馬群がバラけてできたVロードを瞬時の加速力で差し切った。ラスト3ハロンはメンバー最速34秒2。すごい切れ味。だが、これはマイルあたりで最も発揮できるもの。前走での早仕掛けで仕掛けどころが難しくなったし、1ハロンの距離延長も喜べない。

ニシノアンサー
前走のスプリングS5着は道中、平均ペースの単騎逃げに持ち込むも、最後は捕まってしまった。鞍上によれば『向かい風が強くて厳しかった』とのこと。タメても切れる脚を使えるタイプではないので、ここもハナを叩くだろうが、さすがにGIでは荷が重くて。

フサイチジャンク
一般メディアでも取り上げられている注目馬。前走の若葉S1着はスローの流れで中団外目を追走してキャプテンベガをマーク。勝負どころで動いたライバルとともに外を通って進出。直線での反応は今ひとつだったが、ジワジワ伸びてゴール前でキッチリ差し切った。前々走の若駒S1着はスッと2番手へ取り付く。ラスト3~2ハロン11秒4-11秒3のところでも持ったままの抜群手応え。上がり34秒1の末脚で差し切った。一戦毎に鞍上に対する反応は素早くなってきているが、Aムーンに比べれば遅い。その代わり、長くいい脚を使うタイプ。ただ、4戦すべてテン3ハロン38秒台の追走。いきなりのGIで流れに戸惑わないかの懸念はある。

キャプテンベガ
女傑ベガの仔という超良血馬。前走の若葉S2着は勝ち馬にビッシリマークされる苦しい競馬。直線で一旦は先頭へ立ったものの、ゴール前で差し切られた。前々走の500万下は発馬直後にスッとハナへ。2000㍍通過が2分09秒6という超スローの流れから11秒1-11秒5とラスト2ハロンだけ伸ばして楽勝した。鞍上が『乗り味が他の馬とは違う』と素質に惚れ込む逸材。まだ体質がパンとしていないために力を出し切れていないが、一戦毎に強くなっている。

ジャリスコライト
前走の京成杯1着は道中、6番手追走。折り合いはスムーズ。ペースアップしたラスト3ハロン地点から外目を通ってスッと進出。一気に先団を襲いかかると、坂を上りきったところで突き放した。メンバーが弱かったことは確かだが、一瞬の脚は示せたし、着差以上の内容。前々走の朝日杯FS3着はテンションが高く、テンに折り合いを欠いた。道中で鞍上がステッキを落とすアクシデントも痛かった。3走前のいちょうS1着では直線で前が詰まり、ラスト1ハロンから追い出して差し切り勝ち。一瞬の切れ味は鋭い。久々のハンデはあるが、うまく鞍上が仕掛ければ。

サクラメガワンダー
前走の弥生賞4着は鞍上が脚を測る意味で最後方からの競馬だったが、置かれすぎ。3角で外を通って進出して直線入り口では鼻っ面を合わせるも、そこまでだった。直前の攻めをセーブされたように状態も今ひとつだったか。暮れのラジオたんぱ杯2歳S1着ではパワフルな末脚でAムーンを出し切った。今回も直前の攻めをセーブ気味。上積みは疑問。

ナイアガラ
前走のすみれS1着は不良馬場ということで超スロー。残り3ハロンから流れが速くなる展開で、一旦は手応えが怪しくあって置かれ気味になるが、そこからグイッと加速して先頭へ躍り出る。最後は外へ膨らむ若さを覗かせたが、振り切った。自身のラスト3ハロンの推定は11秒6-11秒0-12秒3。ズブさやヨレる面など若さはあるが、芝での一瞬の決め手はある。


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2 コメント

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afお願いできまえんか (yone)
2006-04-13 19:37:11
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ありがとうございます。 (のり)
2006-04-14 01:47:21
yoneさんありがとうございます。

アフィリエイトについては残念ですが、辞退させていただきます。

申し訳ありません。
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