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2022年は客観的な予想を心がけます。

ラジオたんぱ杯(GⅢ)展望

2005-07-02 23:48:32 | 見解
福島開催は日を追うごとに外を通った馬も台頭するようになった。
依然として時計は速いものの、当日は天候悪化が見込まれる。
先行馬が多数おり、後方の馬にもチャンスがあるだろう。


【シルクレンジャー】
前走の500万下1着はスタート直後の芝でハナを奪い、平均ペースに持ち込む。
直線半ばで他馬を引き離し、ラスト1ハロンは失速したものの、逃げ切った。
前々走の未勝利戦は抜群のスタートを切ると、終始スローのマイペースに持ち込む。
団子になって直線を向くと、追い比べを制してハナ差の勝利。
スタートセンスがいいし、まだ底を見せていない。
同型が多いのがネックだが、最内枠を引いたことでハナへ行くだろう。
攻めは相変わらず絶好の動きを披露している。


【シルクネクサス】
既に今年は6戦を消化。本当にタフネスだ。
前走のダービー12着はさすがに相手が強かった。
前々走の京都新聞杯4着はインテリライミが早めに動く展開で、
好位から競馬した同馬にとって辛い展開だった。
それでも、大きくバテなかった。
三走前のベンジャミンSはケイアイヘネシーの作る緩い流れを先行する。
ペースが遅すぎて掛かり気味だったが、直線で前を射程圏に入れて差し切った。
ただ、メンバーと展開に恵まれたことは否めない。
決して切れる脚は使えるタイプではない。先行して粘り込む。
速い時計勝負では厳しい。道悪は未知。


【ワンダーマッハー】
前走の鶴橋特別はスローの逃げに持ち込んだ。
道中たっぷりと息を入れると、直線で他馬と突き放して逃げ切り勝ち。
前々走の未勝利戦は併せ馬の形でハナ。4角で馬なりの手応えで単独先頭に立つと、
そのまま二の脚を爆発させて圧勝。
今回は同型が多数おり、今まで経験したことのないペースが待っている。
一戦毎に強くなっているし、結果抜きで楽しみだ。


【チョウサン】
前走の白百合S8着は大外枠発走で前に行けず、消極的な競馬。
終始、外を通らされて4角で外に振られる。最後は完全に失速した。
前々走の青葉賞はスローの流れをうまく2番手に付けて、最後まで粘った。
流れは向いたことは確かだが、先行すれば粘り強い。
ただ、前走の競馬を見る限り、広いコース向きの馬のよう。
切れる脚がないだけに、道悪は歓迎か。


【ピサノグラフ】
前走のフローラS4着はスローの流れを中団のインで待機。
終始、スムーズな競馬。直線半ばで前が開いて満を持して追い出すも伸び負け。
距離が長かったか。
今回は除外続きだが、乗り込まれている。
小回りコース向きの器用さがあるし、鞍上もうまい。
牡馬相手でも、前走よりも相手は楽。
インで我慢して一瞬の脚が引き出せれば。


【エイシンサリヴァン】
前走の白百合S5着は小回り中京のスローに嵌り、
上がり33秒7の脚で追い込むも、届かず。
前々走の青葉賞6着もスローの流れを後方から折り合いに専念。
直線で大外に持ち出す不利もあり、34秒1の脚でも届かず。
ここ二走は展開が向かなかった。
自ら動けるタイプではなく、他力本願。
本来なら東京のような広いコース向き。
ただ、ここは先行馬が揃い、展開が向く。
外からの強襲が怖い。


【コンラッド】
前走の500万下はB着用でスローの流れをスムーズに先行。
終始、被されることもなく、直線を向くと、
メンバー最速上がり33秒7の脚を繰り出してステッキを使わず叩き合いを制した。
前々走の新緑賞3着はスローの流れを好位から競馬する。
4角で故障馬の煽りを受けて後方まで下がってしまう。
万事休すかと思われたところを、最後までしっかりと伸びた。
その点は高く評価したい。
今回は速い馬が揃い、今までのように楽な先行はさせてもらえない。
B着用で揉まれたくないだけに、どこから競馬するのか注目。


【ピカレスコート】
前走のエーデルワイス賞4着はパドックから激しくイレ込んだ。
好スタートを切ると、平均ペースの逃げに持ち込む。
逃げ切ってもおかしくないペースだったが、最後は上位馬に差された。
やや終いの粘りに不満の残るようだった。
ここは1ハロンの距離延長になるが、コーナー4つでうまく息を入れられれば。
内の馬に行かせて2,3番手からの競馬だろう。


【トップガンジョー】
前走のエーデルワイスS2着は平均ペースの流れを先行する。
4角で早めに2番手に進出して抜け出すも、勝ち馬の強烈な決め手に屈した。
前走の皐月賞10着は距離を意識して消極的な競馬だった。
前走やスプリングS3着のように先行して抜け出すのが勝ちパターン。
今回はやや展開が厳しいか。


【カズサマンゲツ】
唯一の福島経験者で勝利している。
ここ2走は控える競馬で切れ味不足を露呈。良馬場での勝負はきつい。
その点、道悪になるのは大歓迎のクチ。
混戦になれば。


【ダブルティンパニー】
前走の白百合S2着はうまくスローに落として先行するも、競り負けた。
まだ、厳しいレースを経験していないのはマイナス材料。
先行馬が揃ったのも割引き。
良血馬だけに成長に期待。


【シンボリグラン】
前走のファルコンS3着は直前の攻めを手控えてやや太め残り。
大外枠発走で終始、馬場のいい外を通り、マクり気味に上がっていく。
最後は内にモタれて苦しくなるも、見せ場は作った。
前走後は一旦放牧に出されたが、すぐに帰厩。
陣営も勝算があっての参戦だろうし、うまく折り合えれば面白い。


【エアアドニス】
前走のエーデルワイスS7着は1200mを使ったあとで折り合いを欠いた。
3~4角で持っていかれるように前へ進出するも、直線で失速。
更に1ハロンの距離延長は楽ではないが、コーナー4つの競馬と、
速い流れのなかで馬込みで我慢できれば。


【トーセンロッキー】
前走の500万下は逃げ馬がHペースの離し逃げ。
それを3番手からスムーズな競馬。直線で一完歩ごとに前に襲いかかり差し切った。
トビが大きく、小回りはどうかだが、速い流れを後方で溜められれば。


【モエレアドミラククル】
中央入り後は淡白な競馬が続いている。


【プリュネル】
ここは先行馬が揃った。
外からジワリ競馬ができれば。

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