中央競馬徹底研究!

2022年は客観的な予想を心がけます。

土曜日の狙い

2006-01-14 07:36:28 | 最終結論
≪恵みの雨を味方にGI馬復活へ≫

京都11R 淀短距離S
◎ウインクリューガー
○ブルーショットガン
▲アイルラヴァゲイン
△タマモホットプレイ
×ディープサマー
×スナークスズラン

【見解】
ウインクリューガーの復活に期待。前走の京都金杯は最内枠から馬込みに揉まれながらも最後まで伸びた。気難しい馬で集中力が途切れると、自ら走るのをやめてしまう。1200㍍なら最後まで真面目に走るし、嵌れば前々走スワンS3着のような爆発的な脚を発揮する底力は備えている。恵みの雨を味方にGI馬復活へ。


中山11R ニューイヤーS
◎フジサイレンス
○ペニーホイッスル
▲ロードマジェスティ
△ロイヤルキャンサー
×ダイワバンディット
×モノポライザー

【見解】
フジサイレンスを本命視。前走のCBC賞11着は抜群の手応えで中団のインを追走するも、ゴール前で前が詰まる大きな不利。それがなければ好勝負になっていた。ベストは1200㍍~1400㍍だが、中山1600㍍は実績がある。大外枠を克服できれば。


京都9R 白梅賞
◎ソリッドプラチナム
○トップオブツヨシ
▲アマノトレンディ
△セイウンワキタツ
×ビジューティエ
×アスタートリッピ

【見解】
暮れの未勝利戦を脱したソリッドプラチナムを本命視。その前走はラスト1ハロン11秒7で駆け抜けて、まだまだ余裕のある内容だった。強豪牡馬相手でも。

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今週の注目馬

2006-01-12 23:32:03 | Weblog
今週の重賞はハンデGⅡの日経新春杯とクラシック戦線を占う重要なGⅢ京成杯の2つ。ともに少頭数で寂しいメンバーとなった。

日経新春杯の注目は何と言ってもダービー2着馬インティライミだ。ダービーで見せた長くいい脚は世代NO.2に恥じないもの。その後、爪不安で菊花賞に出走できなかったのは残念だったが、今年はGI戦線を盛り上げてくれそうだ。ここはメンバーに恵まれた。厳寒期の休み明けということで仕上がり面に一抹の不安が残るものの、格好はつけてくれるだろう。2番人気はアドマイヤフジか。2走前の菊花賞では伏兵として注目されたが、勝負どころで置かれて伸び切れなかった。どうしても、淀では3角の坂で置かれ気味になってしまう。一息入って馬体重に注意。エルノヴァは折り合いに不安がなく、長くいい脚を発揮する。なかなか勝ちきれないが、広いコースで2400㍍あれば好勝負。穴はマーブルチーフ。大トビで切れる脚はないが、好位からバテず長くいい脚を発揮する。このレースは2年連続2着しているように相性がいい。前走の京阪杯は叩き台。メンバーを見渡すとスロー必死。先行して早めに抜け出して粘り切る。

京成杯は藤沢和厩舎ジャリスコライトが復帰。朝日杯FS3着は制御しきれずに行きたがって脚が上がってしまった。ここは2ハロンの距離延長。折り合いが鍵を握る。ニシノアンサーは再度スローの逃げに持ち込めば連勝も。

馬券的妙味があるのは土曜京都11Rの淀短距離S。マルカキセキが人気を背負うだろうが、揉まれ弱く使い詰めで上積みは望めない。注目はウインクリューガーだ。気難しい馬だが、嵌ればスワンS3着のようにもの凄い脚を使う。GI馬であり底力は相当。折り合いに気を使わず集中して走られる1200㍍は向く。1分8秒台半ばなら。アイルラヴァゲインは久々のスプリント戦。京王杯AH、NHKマイルCの内容を見る限り1600㍍は長い。いずれは大物スプリンターになるだろう。ここは久々のこの距離で流れに戸惑う懸念と一頓挫あって仕上がり面が不安だ。ローマンエンパイアは久々の前走が掛かってチグハグな競馬になりながら3着。やはり能力の高い馬。1200㍍で前進を。今の時計の掛かる京都が歓迎なブルーショットガン、ハナへこだわればギャラントアローの底力、上がりが掛かればタマモホットプレイも怖い。

日曜京都9Rでは桜花賞を目指す乙女たちの戦い紅梅Sが行われる。1番人気はエイシンアモーレだろうが、馬体の回復が鍵を握る。その意味では地元の京都はいいだろう。フミノサチヒメの巻き返しが怖い。前走の500万戦はいい感じで好位を進むも伸び切れなかった。1ハロンの距離短縮はプラス。前々走のさざんかS2着は久々でシンザン記念勝ちのゴウゴウキリシマと好勝負を演じた。好位から粘り強い脚を発揮する。

10Rでは前走の中京戦が強かったゼンノトレヴィに注目。昇級戦のここでも狙ってみたい。

土曜中山11RニューイヤーSではフジサイレンスを狙ってみたい。前走のCBC賞11着は抜群の手応えで直線を向いて最内を突くも、前が詰まって手綱を引っ張る大きな不利。あれがなければ好勝負になっていた。ベストは1200㍍から1600㍍だが、実績のある中山なら1600㍍でもギリギリ我慢できる。

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京都金杯(GⅢ)回顧

2006-01-11 11:13:38 | 回顧
【馬場状態】開幕週のAコース。昨年開催のダメージが多少あったようで、若干時計を要している。内、外の差はない。

12.2-11.1-11.8-12.2-11.8-11.2-11.4-12.3 1:34.0
S3S (35.1-34.9)(47.3-46.7) 予想

【展開】何が何でものタイプがおらず、ビッグプラネットがハナへ。2番手のニューベリーが抑えたこともあり、単騎のスローペース。ラスト3ハロンの上がり競馬。行った行ったの流れで、後方の馬たちには苦しい流れだった。

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勝ったビッグプラネットは逃げ馬不在のなか、意を決してハナへ。懸念された折り合いもバッチリ決まり、スローの単騎逃げに持ち込む。ラスト3ハロン地点で11秒2と加速すると、一気に他馬を引き離して直線で2着馬との競り合いに。一旦は抜かれたものの、そこから差し返す芸当で逃げ切った。スピード性能と一瞬の加速力は示したものの、ラスト1ハロン12秒3は平凡。展開に恵まれた感は否めない。GI級相手となると苦しいだろう。やはり、もう少し短い距離が合う。息を入れられるようになった点は収穫。

2着のニューベリーは充実してきた。好発を決めるとスッと2番手へ。緩い流れでスムーズに流れに乗れた。勝ち馬が加速した残り3ハロン地点で同馬も連れて進出。一旦は完全に抜け出し、叩き合いに持ち込む。そして、残り1ハロン地点では先頭へ躍り出る。だが、そこで脚色が鈍って差し返されてしまった。前走同様、内にモタれたのが悔やまれる。スッと好位へ取り付くスピードと一瞬の脚は示した。揉まれなければ力はある。あとは末脚の持続力。

3着アルビレオは惜しかった。発馬後にスッと控えて後方からの追走。流れが落ち着いて動くに動けず。直線で仕掛けられてから若干反応が鈍かったが、馬込みを捌いてラスト1ハロンで猛烈な追い込み。メンバー最速上がり33秒8の末脚は際立っていた。これまでは中団や好位から伸び切れなかったが、今回のように溜めて終いを生かす競馬が合っているようだ。これからも終いを生かせればいいが、人気を背負って勝ちに行った際にどうか。

4着のグレイトジャーニーは例によって後方から。終始、外目を通らされて直線でも大外。そこから渋太い脚で追い上げた。ロスの多い競馬ながらよく頑張っている。内枠で脚を溜められていれば、もっと弾けただろう。除々に決め手も強化されてきている。

5着のウインクリューガーは道中、最内枠発走から中団のインを追走。馬込みに揉まれる形になったが、直線で集中力を切らさずに最後まで伸びた。スワンSのような爆発力はなかったが、見せ場は作った。やはり、揉まれずに競馬できるのがベスト。底力は確かなもの。集中して走れる短距離が合っている。

ディアデラノビアは道中、中団前目のインを追走。若干、行きたがっていたものの、許容範囲内。直線で前が開いて追い出されるも、今ひとつの伸び脚。骨折明けの影響もあったか。鞍上は「入れ込みがマシだった点は収穫」とのこと。この馬の持続力ある末脚は府中2000㍍がベスト。

7着のチアフルスマイルは道中、引っ張りきりの手応えで中団内目追走。直線でいざ追い出されてから、エイシンドーバーに寄られて手綱を引っ張る大きな不利。スピードが乗り始めた直後だっただけに悔やまれる。あれがなければもっと際どい勝負になっていた。牡馬相手でも通用するし、京都の軽い芝が合っている。次走京都牝馬Sで注目。

シルクフェイマスは下見どころから厩務員をグイグイ引っ張り好気配。さすがは宝塚記念2着馬。この距離でも戸惑わずスッと好位へ。流れに乗ったように見えたが、追われてから案外の伸び脚。久々で58㌔とマイルが合わなかったのか。雰囲気はさすがのものがあり、次走で注目。

オレハマッテルゼは躓き気味の発馬で行き脚つかず。流れが落ち着き、馬群が密集。外枠が災いして終始、馬群の外目と通らされ、なし崩しに脚を使わされた。3角では掛かったメイショウオスカルの煽りを受けて、外に膨れ気味にもなった。追って味のあるタイプでもなく、中団からの競馬では苦しい。スッと先手を奪えないと脆い。今日は太めも残っていて、脚捌きも固めだった。ベストは脚質から中山コースが合う。

キネティクスは好位のインと絶好位を追走するも、直線で脚色一杯。

昇り馬エイシンドーバーは直線でフラついて4着入線も12着へ降着。ただ、馬込みを割ってジワジワ伸びた点は評価できる。

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シンザン記念(GⅢ)回顧

2006-01-11 11:07:51 | Weblog
【馬場状態】Aコース4日目。昨年開催のダメージが多少残っており、若干時計が掛かるステージ。内、外の差はない。

12.5 - 11.2 - 11.9 - 12.1 - 12.0 - 11.5 - 11.3 - 11.9
S3S (35.6-34.7)(47.7-46.7) 1:34.4

【展開】行きたい馬がおらず、ゴウゴウキリシマの単騎逃げ。Sに落としてラスト3ハロンの瞬発力勝負。ただ、後ろの馬も最後は脚色が一杯になっており、不満の残る内容。

勝ったゴウゴウキリシマは外枠からスッとハナへ。テンにうまくスローに落として息を入れる。ラスト3ハロン地点で再び加速すると、直線で突き放す。一旦はラスト300㍍地点でロジックに並ばれるものの、そこから粘り腰を発揮。ラスト1ハロン11秒9でまとめて逃げ切った。展開と相手関係に恵まれたものの、スピード能力と終いの粘り強い脚は示せた。以前は後方から鋭く追い込むものの差し届かない競馬が続いたが、完全に脚質転換に成功した。攻め駆けしないタイプで人気はないが、実力は十分。これなら距離が伸びてもやれそうだ。

2着のグロリアスウィークは最内枠を利して2番手のインで流れに乗る。直線で外のロジックに進路を阻まれてスムーズさを欠く。そこから立て直されて最内を突いてジワジワ伸びた。直線でスムーズだったら勝っていたかも。マイルは走る。

3着のロジックは発馬後、スッと3番手の絶好位へ取り付く。直線で勝ち馬に一旦は並びかけるも、そこで脚色一杯。この内容だとマイルは長い印象。鞍上も「ベストは1400㍍かも」と。発汗も激しかった。

4着のイースターはテンに折り合いを欠いた。その後はスムーズに後方のインを追走するも、直線でジリ脚。それほどスパッと切れる脚がない。瞬発力勝負では厳しかった。Hペース向き。

5着のディープエアーも最後はジリ脚になってしまった。勝負どころでいつものように手応えが怪しくなった。この馬もHペース向き。

【レース短評】全体的に低レベルの印象。後続はもう少し差を詰めてほし


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中山金杯(GⅢ)回顧

2006-01-11 11:01:27 | 回顧
【馬場状態】暮れのAからCコースへ。全体的にまずまず速い馬場。状態はいい。

12.7-11.5-12.9-11.9-11.6-11.4-11.4-11.6-11.7-12.7
SZ (37.1-36.0)(49.0-47.4)(60.6-58.8) 1:59.4

【展開】メジロマントルがハナへ。2番手コスモオースティンが抑えてテンは息を入れてスローに落とした。向こう正面から除々に加速すると、持続性ある流れに。勝負どころでシルクネクサスがマクり気味に進出してメジロは一杯。ラスト1ハロン12秒7掛かったところを後続勢が差してきた。

勝ったヴィータローザは道中、中団のインを追走。気難しい馬で勝負どころの3角では手応え一杯で万事休すかと思われたが、これはいつものこと。直線で馬群の狭いところを割って出てくると、先行馬がズブズブになったところを差し切った。マイナス8㌔と絞れていたのも良かった。揉まれ弱い馬が狭いところを割ってきたのは収穫。

アサカディフィートも一時期の不振を完全に脱した。いつもどおり後方待機で末脚温存。直線で大外から鋭いフットワークで迫ったものの、届かなかった。要は展開が向くかどうか。1800㍍~2000㍍は安定している。

3着はカナハラドラゴン。中団からジワジワ伸びて差のない3着。切れる脚はないが、上がりが掛かれば善戦する。これからもローカルGⅢなら。

4着のコンラッドは後方の外目からプレッシャーなく競馬できた。直線でも大外から長くいい脚を発揮した。揉まれ弱さは相変わらずで広いコースでこそ。府中で狙いたい。

メジロマントルはスローの単騎逃げに持ち込むも、勝負どころで早めに来られて苦しくなった。18キロ増も影響したか。これからもノーマークなら。

キングストレイルはいつもどおり好位から直線入り口でいい位置にいたが、伸び切れず。冬場で馬体が絞れなかった影響だろう。

シルクネクサスは勝負どころでマクって見せ場は作った。ローカル1800㍍あたりなら。

マイネルレコルトは中団のインを追走するも、鞍上によれば「モタれて仕方なかった」とのこと。競馬が嫌になってきているか。

ダンスインザモアはプラス10キロ増と距離が長かったか。1600㍍~1800㍍で。

カンファーベストは終始、外目を通らされて嫌気が差した。


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ガーネットS(GⅢ)予想

2006-01-07 22:48:58 | 最終結論
◎オフィサー
○ブルーコンコルド
▲アンブロワーズ
△ケイアイメルヘン
×アグネスウイング
×リミットレスビッド
★テイエムアクション


【見解】
軽量53㌔の4歳馬オフィサーを本命視。前走の六甲アイランドS10着は芝のため度外視。前々走のブラジルC2着は不向きの府中1400㍍。勝ち馬(タイキエニグマ)が強すぎた。自身も長くいい脚を使っている。3走前の1000万戦が好内容。久々だったが、直線で大外一気のカミソリ脚を披露。脚抜きのいい重馬場とはいえ、勝ち時計1分10秒1、上がり3ハロン34秒9も優秀。フロックではない本物の脚だった。ダ1200㍍は2戦2勝。あの切れ味はGⅢのここでも通用する。シルヴァーゼット、リミットレスビッド、ディバインシルバーのいるここは速い流れになる。軽量53㌔を利して外から差す!GI馬ブルーコンコルドは59㌔で1ハロン短い1200㍍、目標は次走フェブラリーSということで絶対視はできない。冬場ということで太め残りにも注意したい。初砂アンブロワーズに注目。父フレンチデピュティで牝馬としては骨量豊かな馬体。芝ではワンペースの走りで頭打ち。ダート替わりで注目したい。充実ケイアイメルヘンも怖い。52㌔のハンデなら。実力馬アグネスウイングが立て直されて上位へ、久々のダートリミットレスビッドの先行力、久々でもテイエムアクションの末脚にも注意。馬券は馬連をベースに、単勝、馬単、ワイド、3連複、3連単を少々買いたい。

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両金杯最終結論

2006-01-05 00:31:29 | 最終結論
≪狙うは親子丼!重賞初制覇がマッテルゼ≫

京都金杯(GⅢ 京都芝1600㍍ ハンデ)
◎オレハマッテルゼ(57)
○ニューベリー
▲マイネソーサリス
△ディアデラノビア
×ビッグプラネット
×チアフルスマイル
★マイネルハーティー

【見解】
ここはやや小粒なメンバー構成となった。本命はオレハマッテルゼ。前走のキャピタルS1着は久々でプラス18㌔。好発を決めるとスッと2番手へ取り付く。ラスト1ハロンまで持ったままの抜群の手応え。そこから狭いところを割って接戦を制した。手応えほど追って案外なところが課題だが、GⅢのここならスピードで押し切れる。相手は充実しているニューベリー。揉まれずに先行できれば力はある。マイル戦でもマイネソーサリスの末脚が怖い。軽量53㌔で充実した今なら。ディアデラノビアはマイルの速い流れで差し届くかどうか。ビッグプラネットは1200㍍の直後で折り合いを欠いて気分よく行き過ぎる懸念が。だが、ここは単騎逃げが望めるメンバー構成。うまく鞍上がなだめられれば。最軽量52㌔チアフルスマイルが馬場のいい京都で変わり身注意。坂路調整に切り替えたマイネルハーティー。一瞬の切れ味は怖い。


中山金杯 (GⅢ 中山芝2000㍍ ハンデ)
◎メジロマントル
○コスモオースティン
▲ダンスインザモア
△マイネルレコルト
×アサカディフィート
×カンファーベスト
★コンラッド

【見解】
人気薄の逃げ馬メジロマントルの逃亡劇に期待。前走の鳴尾記念1着は有力どころが後方で牽制しあい、スイスイと楽逃げ。完全に展開に恵まれた。明け9歳馬で常識的には狙いづらい。だが、今回も展開利が見込める。有力どころは差し、追い込みタイプが多く、同型のコスモオースティンより内でハナを主張すれば無理な競り合いはない。相手にはそのコスモオースティンを筆頭に、一瞬の切れ味鋭いダンスインザモア、本来の先行策で力発揮のマイネルレコルト、溜めれば確実に追い込んでくるアサカディフィート、実力馬カンファーベスト、揉まれなければコンラッドの大駆けも。

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京都金杯展望

2006-01-04 00:22:04 | 見解
謹賀新年。〝一年の計は金杯にあり〟という格言があるように、今年を占ううえでも重要な一戦なので気合を入れて予想していきたい。自分自身は細木数子さんの占いによれば『水星人(-)』で『財政』の年だそう。その運気にも乗っかりたい。

【ディアデラノビア】
骨折休養明け。昨春はレベルの高い牝馬クラシック戦線で主役級の活躍をしてきた。前走のオークス3着はエイシンテンダーの作るスローの流れを道中、かなり行きたがって鞍上が四苦八苦。3角あたりでエアメサイアが仕掛けていくと、連れるように前へ。直線で叩き合いに持ち込むもわずかに屈した。だが、緩い流れを後方から豪快に追い込んできた内容は圧巻だった。前々走のフローラSも同じようにスローの瞬発力勝負の流れを大外から一気差し。一瞬の爆発力よりは長くいい脚を使うタイプ。行きたがる気性を考えると府中の2000㍍がベストだろう。マイル戦の速い流れになるのは微妙だ。

【オレハマッテルゼ】
前走のキャピタルS1着は久々でプラス18㌔。好発を決めるとスッと2番手へ。終始、スムーズな追走で残り1ハロン地点まで追い出しを我慢する余裕。狭いところを割って一瞬の伸びで接戦を制した。馬なりのまま先行できるように抜群のスピード性能を誇る反面、追ってからが甘い傾向がある。前々走の安田記念もスッと好位を奪ったが、直線で追い出してから今ひとつの反応。これがGIの壁ということだろう。ここはGⅢ。スピード能力は最右翼。

【ニューベリー】
前走のファイナルS1着は大外枠発走からスッと好位を奪うと、揉まれずにスムーズな競馬。4角で早め先頭へ躍り出ると、最後は内へモタれながらも余裕の勝利。前々走のスワンS13着は行き脚がつかず中団から。直線で抵抗すらできなかった。3走前の関屋記念3着では大外枠発走から好位追走で粘り強い脚を発揮した。実績のない左回りで結果を残せたのは大きかった。好位へ取り付くスピード能力に加え、終いもそこそこいい脚を使う。外枠から揉まれずに競馬できれば。

【キネティクス】
前走のマイルCS9着は中団外目からジワジワ詰め寄るも、さすがにレコード決着のGIでは厳しかった。前々走の富士S3着は道中、勝ち馬をマークするように中団馬群の外目を追走。4角で外に持ち出して直線でジリジリと脚を伸ばすも届かず。鞍上は「上位馬とは4角の位置取りの差。」と悔しがった。スパッと切れる脚はないが、平均していい脚を使う馬。平均ペース以上の流れになれば。

【マイネルハーティー】
前走のマイルCS15着は最後方待機から直線勝負に賭けたが、さすがにレコード決着のGIで一気差しは厳しかった。前々走のスワンS4着では最後方から鋭い脚を披露。最後は脚が止まってしまったものの、道悪のなかよく頑張った。3走前のポートアイランドSのように早めに動くと全くダメなタイプ。一瞬の爆発力が持ち味の反面、それが長続きしない欠点も持ち合わせている。もう少し距離が短いほうがいいが、GⅢのここなら通用していい。この中間は坂路調教に替えてからモタれ癖が解消したとのこと。変わり身に注目。

【グレイトジャーニー】
気性面の成長とともに控えて終いを生かす競馬が板に付いてきた。前走のディセンバーS1着はロイヤルキャンサーの作る淀みない流れを中団馬群から追走。勝負どころで手応えが怪しくなったものの、直線でバテたキングストレイルを捕らえて差し切った。ただ、ラスト1ハロン12秒6は平凡。大きな評価はできない。メンバー強化と56㌔では。

【チアフルスマイル】
前走の阪神牝馬S6着は阪神の重たいパワーを要する馬場が合わなかったか。前々走のスワンSも道悪が残り、直線も軽い不利があった。3走前の札幌記念も良馬場発表ながら降雨で上滑りする馬場だった。3走前のクイーンS3着でメンバー最速の上がり33秒8がこの馬本来の姿。52㌔になる今回。京都の軽い芝で一変が期待できる。

【アルビレオ】
前走のファイナルS2着はスローの流れを好位のインと絶好のポディションを追走。だが、追い出してからが案外の伸びで2着に詰めるのが精一杯だった。前々走の京阪杯も終始、内の経済コースを通って一旦は先頭へ躍り出るも、ゴール前で脚が上がってしまった。オープン特別なら通用も、GⅢでは少し決め手不足。

【ウインクリューガー】
GI馬復活なるか。前走のファイナルS7着はスローのため折り合いを欠き、外からマイネルソロモンにプレッシャーをかけられた。揉まれ弱く、気性難のため乗り難しい。スムーズなら前々走くらい走れて普通の底力を備えている。ペースが速くなって折り合いが付けば。できれば外枠がほしい。

【マイネソーサリス】
前走のターコイズS1着はスローの流れから中団馬群を割って差し切り勝ち。前々走の福島記念は馬場の悪い最内枠発走でスムーズな競馬ができなかった。愛知杯1着では持久力ある流れを制し、その前の条件戦では瞬発力勝負の流れを制している。マイルにも対応できる。平均ペースあたりで差し差しが生きれば。53㌔と勢いは侮れない。

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