TENNIS COACH DIARY

ハンサム木全のたわごとです

とある県のお話(A県)(343)

2006-01-19 16:57:01 | tennis
 ある県のお話です。仮にA県としておきます。
 この県の問題は、まず、県内のランキングシステムです。小さい頃からテニスをしていた子が、ものすごい優遇される。たぶん、年代が上に上がる時に、大きな割合で持ち越しポイントがあったりするんでしょうか。そのため、高い年齢になってから、始めて、かなりばんばって実力を互角以上にしても、県のトップクラスの試合に出られない。そのため、小さいころからトップだった子たちは、とってもマンネリ状態、毎年毎年同じ顔ぶれで県大会を行い、刺激のない状態が続く。

 しかも、県の強化練習会と称して、選手を集めてマッチ練習をする時、選手たちが「本番で当たるから、手の内をみせたくないので、シングルスはやりたくない」と言います、(この気持ちは多少わからんでもないのですが)驚くべきことに、県はそれを認め、ダブルスしか行わない!!!!!←信じられます???

 今回のトヨタジュニア千葉で、1人の男の子がブレークしました。彼はオーストラリア焼けでま冬なのに真っ黒に焼け、ITF埼玉の予予選でもがんばっていました。この子、あまり小さなころから県の上位だったわけではありませんが、いつも目がキラキラ輝いているし、毎トーナメント毎トーナメント、負けてもずーっとうまい子の試合を食い入るように見つめていましたから、そのうち上位陣に仲間入りすることは目に見えていました。こういう、後半伸びる型の子が、チャンスをもらえるようなシステムにしていってあげたいものです。

写真はシャラポワ勝利後の投げキス。
コメント (2)
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