ビタミンおっちゃんの歴史さくらブログ

STU48 音楽、歴史 などいろいろ

◎「ぼくらの頭脳の鍛え方」

2014-07-12 21:38:47 | 歴史 本
「ぼくらの頭脳の鍛え方」

「ぼくらの頭脳の鍛え方」(立花隆 佐藤優、文春新書)より少し抜き書き

・人間がどの言語世界で育ってどのような文字を読んでいるかで、脳が違ってくる

 読むことで脳の回路が開ける

・読書による擬似体験の力はものすごく強い

・ゲノムそのものであるDNAでコードされた遺伝情報によって表現されているものは、生命情報の一部にすぎない
 ゲノムがわかれば、生命の秘密は何でもわかるみたいな安易な認識が横行していたけれど、ゲノムだけではわからない生命現象の謎の部分がたくさんある

・ガンにも個性があって、どれ1つ同じガンはない

・受験勉強に時間をかけすぎると、頭が悪くなって、その枠組みから抜けられなくなる

高校で哲学を教えるべきである

○私はあと、論理学も教えるべきだと思います


◎立花隆による、読書についてより

金を惜しまず本を買え

 本は安い
 1冊の本に含まれている情報を他の手段で入手しようと思ったら、その何十倍、何百倍のコストがかかる

・選択の失敗を恐れるな

・自分の水準に合わないものは、無理して読むな

・注釈を読みとばすな
 注釈には、しばしば本文以上の情報が含まれている

・猜疑心を忘れるな
 何でももっともらしく見えるが、世評が高い本にもウソ、デタラメはいくらもある

・この著者のこの判断の根拠はどこにあるのかと考えてみよ

・若いときは、何をさしおいても本を読む時間をつくれ

○私も思う
 人類の知的遺産がこんなにもいっぱいあるのに、本を読まないと後悔するよ


大学で得た知識など、いかほどのものでもない

・これは、体験からその通りであると思います

 私は、大学で数学を数年間、勉強しましたが、数学の膨大な領域のすごく小さな分野のうち、ほんの少しかすっただけでした

◎「幸福論(第3部)」より 3

2014-07-12 10:05:55 | 歴史 本
「幸福論(第3部)」より 3

「幸福論(第3部)」(ヒルティ 岩波文庫)より少し抜き書き 3

老年における大きな欠点であり、またそのさまざまの衰弱の原因ともなるものは、過去をふり返ることである

 そのような回想によって、かえってただ悲しい気分をそそられるだけである
 なぜなら、どんな人の生涯も、かずかずの大きな誤りを犯し、貴重な時間を空費し、善をなすための才能や機会を利用しないままに残したという経験を持たないものはないからである

・老年になれば、以前にもまして、日々の思いも行ないも、現在と未来に向けられていなければならない
 過去にこだわることも、死を怖れることと同様に、自由な人間にはふさわしからぬものとしてそれを斥けることである

・あらゆる休養のうちで最もよいのは眠りである
 眠りは失われた力、特にまず脳の力を回復する

・睡眠や日曜日の休養とならんで仕事が最上の休養である
 できるだけ早く「引退したい」と願う人は、最大の愚か者である

早起きをすること
 午前中を重要な、まとまった仕事にささげること
 つねに中心の営みとして1つの仕事を用意し、それを完成するのに適当な期間を予定すること

・夜は、早目に床に就くこと
 日曜日は休息のために利用すること

・どんな仕事でも、小さな部分に分けておくこと

・あらゆる不必要な、または無益な仕事、あらゆる単なる享楽、すべての無意味な社交や文通など、これらの一切を自分の生活から断然追放すること

喜びはある程度まで努力してつくり出すことができる
 自分の持っている良きものに目を向け、その価値を認めて感謝することである

・他人に喜びを与えることである

 これは誰でも、病人でさえもできることである