ビタミンおっちゃんの歴史さくらブログ

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◎「だましの手口」だまされないために

2014-07-13 19:46:33 | 歴史 本
「だましの手口」だまされないために

「だましの手口」(西田公昭 PHP新書)より

・ターゲットを営業所に連れて行き、契約させる理由は?
 そこで契約した場合には訪問販売ではないため、クーリングオフができないから

・電話がかかってきたときは、こちらから名乗る必要はない
 「オレ、オレ」に対し、「○○かい?」と名前を呼んではいけない

・警察官、弁護士、役所の人、医者などと言われても、電話では本物かどうかわからない
 お金を返還するとか、お金の話を持ち出したら、電話を切る
 振り込み先の口座番号やカードの暗証番号を聞いてきたら詐欺である

・プロのだましのテクニックをあなどってはいけない
 あなたはすべてのマジックのタネをすぐ見抜けるだろうか
 たとえ目の前で見せられても、巧妙なマジシャンの仕掛けにいとも簡単にだまされる
 詐欺でだまされることはこれに似ている

・霊能者とか超能力をもつとかいう人が見返りにお金を要求してきても、断る

 霊能者とか超能力をもつとかいう人は、みなインチキであり詐欺師である

 もし本物の超能力者ならばなんの見返りを求めることなく警察などに協力すればいい

・記憶のはっきりしない、身に覚えのない請求書が送られてきた場合は無視する
 インターネット等の使用料金未払いについては、債権取立て業者が来るのは違法であり、脅迫にあたる
 相手の脅しにひるまず、こちらからは一切、連絡などしないこと

 詐欺はニセの請求書やメールに書かれた連絡先に問い合わせしてしまうことから始まる
 裁判に訴えるとか、恐い人を差し向けると脅されてもひるむ必要はない
 「電話連絡しろ」とか「ネットのどこそこをクリックしろ」、などという指示に一切応じてはいけない

・いい気分にさせる、得をした気分にさせることをうまく利用した詐欺がある
 たとえば、景品を無料で配って、結局は高額の商品を買わせる

・「専門家が認めている」とか「○○博士の研究で効果が確かめられている」とかの理由で「間違いない」と判断してはいけない

 大学教授の肩書きにまどわされてはいけない

 大学の教授というのは、国家が認定する資格はいらない
 教授は無資格でなれる

 ほとんど研究業績がなくても、大学によって都合のよい人事が行われ、助手や講師として就職できてしまうことがある
 そして、そのまま時間がたつだけで自動的に准教授、教授と昇進している人もいる
 自分では研究せず、若い研究者にまかせて、自分の名前で発表する人もいるようである

・博士号にもいろいろあり、論文を提出する必要もなくお金で買える学位がある

・専門家といっても、専門外の分野のことで、物知り顔で語る人の話を信じるのは要注意

・投資家で儲かっている人がいたら、逆に必ず損をしている人がいる
 儲け話には裏があり、リスクなどの仕組みを完全に理解せず専門的な知識がない人は手を出してはいけない
 儲け話に「絶対」はない

他人に対して誠実な人ほど危ない

 相手に悪く思われたくない心理から、「買いません」と強く言えない
 言いたいことをはっきりと言う練習をしておくこと
 「いりません」とはっきり言って電話を切る

・「ドア・イン・ザ・フェイス」の技法
 最初、とても無理な要求をつきつけておき、後からその要求をひっこめて妥協した代案の要求をするという方法
 たとえば、最初わざと高額の金額を吹っかけて、追い込んで、あとでなんとか用意できる金額を提示する
 そうすれば不安の心理からいっそのこと払ってしまおうと思ってしまう

ATMでは振り込み操作はできるが、自分に「振り込ませる」操作は絶対できない
 「振込」のボタンには「振込まれる」という意味はない