ビタミンおっちゃんの歴史さくらブログ

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◎「読書について」ショウペンハウエル 1

2014-07-15 22:27:39 | 歴史 本
「読書について」ショウペンハウエル 1

「読書について」(ショウペンハウエル著 岩波文庫)より少し抜粋 その1

読書は、他人にものを考えてもらうことである
 本を読む我々は、他人の考えた過程を反復的にたどるにすぎない

ほとんどまる1日を多読に費やす勤勉な人間は、しだいに自分でものを考える力を失って行く

 しかしこれこそ大多数の学者の実状である
 彼らは多読の結果、愚者となった人間である

・だが熟慮を重ねることによってのみ、読まれたものは、真に読者のものとなる
 食物は食べることによってではなく、消化によって我々を養うのである
 絶えず読むだけで、読んだことを後でさらに考えてみなければ、精神の中に根をおろすこともなく、多くは失われてしまう

・読書に際しての心がけとしては、読まずにすます技術が非常に重要である

 その技術とは、多数の読者がそのつどむさぼり読むものに、我遅れじとばかり、手をださないことである

 つねに読書のために一定の短い時間をとって、その間は、比類なく卓越した精神の持ち主、すなわちあらゆる時代、あらゆる民族の生んだ天才の作品だけを熟読すべきである

・良書を読むための条件は、悪書を読まぬことである
 人生は短く、時間と力には限りがあるからである

・多くのばあい、我々は書物の購入と、その内容の獲得とを混同している

重要な書物はいかなるものでも、続けて2度読むべきである

 2度目になると、その事柄のつながりがより良く理解されるし、すでに結論を知っているので、重要な発端の部分も正しく理解されるからである
 さらにまた、2度目には当然最初とは違った気分で読み、違った印象をうけるからである


私が思うに

○ただ読んだというだけで、どんな内容が書かれていたか何も記憶に残っていないことがある
 それはただ活字を目で追っていただけにすぎない

○同じ本を2回読むのは、なかなか難しい
 次々と新しい本を読みたいという誘惑に負けてしまうので

映画についても2回、3回と見たいものがたまにある
 ラストはわかっている
 それでも見たい
 映像そのものに、音楽に、ストーリー展開に、アクションシーンに…魅力がある
 私はとくに、ヒロインに魅力を感じたり、ヒロインが好きになる場合に、彼女をまた見たいがために2回、3回と見たくなります
 ヒロインが美しく魅力があるのは、ほとんど中国映画や香港映画
 中国映画や香港映画のヒロインは圧倒的に美しい女優が多い
 悪役の女優も美しい

 2回、3回と見たい映画は自分にとって大切な映画なんだろう