ひさへ的ポンコツ脳内劇場

マンガ描いてピアノ弾いて料理(栄養士免許有)も作ったりの引きこもり主婦。無断転載お断り~。

揺れる心 in ツェルニー

2013-05-21 | 音楽ひとりごと
ピアノを上手に演奏したい。
レベルを上げたい。
すると間もなく「ツェルニー」さんが登場。

ツェルニーさんは、バリバリな練習曲なので芸術的ではありません。
しかも、けっこう難しい。(初見が得意ならいいのですが)
来る日も来る日も練習しても覚えるまでに1~2ヶ月かかる事もある。
この一生懸命さがあれば、もっと芸術的なピアノ曲に・・・。
たとえばショパンのワルツくらいは完成できるような。
その方がテンション上がるし、メンタル部分にもグッド。
芸術的な練習曲といえばショパンのエチュード。
しかし練習曲なのに、なぜあんなに難曲?

70代半ばのピアノ好きな(ラグが好きな)方がいらして
その方は「私にはもう時間が無いんだ、だから面白くもナイ練習曲に時間なんか使ってられない。
好きな曲の好きな部分だけ弾けりゃいいんだ」と強く主張していました。
そうですよね。プロになる訳でも、音大受験するわけでもないし、ただ音楽を楽しみたいだけ。
その方はその3年後に亡くなりましたが、天国でもラグの好きなフレーズのメドレーを弾いて
楽しんでるのかもしれません。

しかし、ツェルニーをやっていて、いい事もある。
手首・腕の使い方がわかる。
あとは、覚えた時に達成感がある。
ピアノ仲間との話題についていける。
「ツェルニーってめんどくさいよね~」と共感しあえる。
一生懸命に練習したら譜読みも早くなるような気もします。
上手に手首や腕を使えば、なめらかに演奏できて
「あ、やっぱりやっといて良かったな」と思う時もあります。
たかが趣味なので自己満足のために、好きな曲だけを弾くのもいいのですが。
弾けるようになると「もっとキレイに弾きたい」と欲が出るし、名曲・難曲にも憧れてしまう。
すると「ツェルニー」さんが出てくるのです・・・。

しばらくはピアノの先生の言うとおりに
ツェルニー頑張ろーっと。
よく考えて見たらまだ自分は修行の身ですし。
でも、時間が減っていくのも確か。憧れの曲は、はるか彼方。
生きているうちにはきっと弾けないだろうな・・・。


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コメント (4)
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