最近けっこうピアノ弾いています。
一日2時間くらい。(全然弾き足りない…)
主に「愛の夢」を練習して、飽きたらマスカーニやショパン・ノクターン1番を
何となーく練習、そしてまた「愛の夢」に戻って・・・、という感じです。
絵は完成したらそこで終わりだけど、演奏は完成してからが「勝負」で、
そこが面白くもあり、弾き甲斐があります。
誰でもお気に入りの歌や曲があると思いますし、
音楽が嫌いという人は、まずいないと思います。
「好きな曲なんて無い」という方でも
好きなフレーズの一つや二つくらいあるのではないでしょうか。
お気に入りの曲や歌を自分で演奏出来るという事は・・・、
私の場合ですが、そりゃもう昇天モノですよ。
でね、今年の夏は一切ピアノに触れる事が出来なかったのですが、
その間、自分のお気に入りのレパートリーの曲を聴くのが
本当に嫌で嫌でたまりませんでした。
弾きたいのに、弾けるのに、ピアノもあるし、時間もある。
なのに、弾けない・・・。
「愛の夢」とショパンの「ノクターン9-2」とか
プーランクの「エディット・ピアフを讃えて」を聴くと
「弾きたい・・・、弾けるのに・・・、でも弾けない・・・」と悔しくなるのです。
だから絶対に聴かなかった。
CMやお店のBGMでもイヤ~な気分になったもんです。
でも、
ショパンのバラードや絶対に弾けそうも無い憧れの曲は
楽しんで聴けました。
何故か?
それは、自分が弾けないので特に「執着」がないから。
憧れだし好きな曲なんだけどね、ソレとコレとは別。
「執着」がない。
その「執着」のある曲の中で小指を使わなくても、
使うとしてもそんなに負担にならないであろう
ショパン・ノクターン9-2を
自分のレパートリーに引き戻すために
練習中です。

だいぶ弾けるようになって来ました。
涙がちびるくらいに嬉しいです。
好きな曲はずっと自分のそばに置いておきたいから

・・・と同時にレパートリーだったお気に入りの曲を
以前の様にいつも聴くようになりました。
もう嫌な気分にはなりません。
良かった・・・。


