労組書記長(←元)社労士 ビール片手にうろうろと~

労組の仕事している勤務社労士がもしや誰かの役に立ってるんかな~と思いつつ飲んだくれて書いてるっす~(* ̄∀ ̄)ノ■☆

高知県土佐清水市の大岐メガソーラーはだめ!

2015-07-01 | 反核平和 Save The Our Earth🌐

 いつだったか環境庁のサイトで、『土佐清水市におけるメガソーラー事業計画』という資料を見つけて、「へ~、土佐清水市が再生可能エネルギーに本腰入れだしたんだ」とぼんやりと読んでた。
しかし5月だったか、高知県土佐清水市の大岐の浜に隣接する山(海癒の裏山)を開拓して、14メガにも及ぶ四国で2番目に大きい規模の大規模太陽光発電所(メガソーラー)を建設するという話があるということ知った。
「こりゃあかんで、閉鎖したゴルフ場だとか廃校になった学校グラウンドとかの遊休地利用ならいいが、山を切り開いてってのはあかん、そもそもが間違ってる。絶対に景観を壊すし、環境への影響はでかい、地元で絶対に阻止してくれないといけないで~」とそのときは思った。


 高知新聞にも取り上げられてた。
高知県土佐清水市の大岐の浜近くにメガソーラー計画 不安の声も
2015/06/21 08:23 【高知新聞】
 高知県内屈指の美しい砂浜「大岐の浜」を見下ろす土佐清水市大岐の民有地に、大規模太陽光発電所(メガソーラー)の設置計画が持ち上がっている。出力は約13メガワット、事業面積は約25ヘクタールで、香美市に建設中の四国最大級の33メガワットに次ぐ規模。事業が現実のものになれば、一帯の山を切り開くことになり、「景観や環境の破壊につながる」と、市民らから不安の声が上がっている。


 しかし、高知新聞の続報を見て、これで止まったのだろうと思っていた。
高知県土佐清水市の大岐メガソーラーで地権者が同意書撤回へ 
2015/06/22 08:28 【高知新聞】
 高知県土佐清水市大岐で持ち上がっている大規模太陽光発電所(メガソーラー)計画で6月21日、予定地を所有する企業の社長が地元説明会を開き、混乱を招いたことを住民らに謝罪した上で、経済産業省に提出した事業への同意書を撤回する方針を示した。大岐福祉センターで開かれた説明会には、土佐清水市内外から約2… [記事全文]


 でも、まだこれでは止まらないらしい。


 地元では、この計画に反対する為に、署名活動がはじまったようだ!→署名用紙のダウンロードはこちらからhttp://weloveohki.tumblr.com/

 18歳から32年間、年に何度も何度も通っているこの高知県土佐清水市の大岐の浜は、自分にとって世界で一番大好きなビーチ。
足摺宇和海国立公園にある南北1.6kmの白砂のビーチ、浜と国道の間には天然記念物のカカツガユと言う大きなツタもある緑豊かな原生林、海に注ぐ2本の川も清流で子供たちの水遊びにうってつけ、そしていい波まで立ち、海から見渡すと人工物がほとんどない雄大なる自然あふれる絶景。
そして、毎年、たくさんの海亀が産卵に訪れる浜。
歳とって、もし家族にぽいって見捨てられたら、大岐の浜の原生林のなかにこっそりとテントを張って生活し波乗りしようと企んでるくらいに愛してやまないビーチ(←このことは内緒です)。

署名集約の期限は7月25日となっています、ご協力を。

土佐清水の豊かな自然を未来につなぐ会(Facebook Page)→https://www.facebook.com/saveohki
umihiko's playgorund 岩田充さんの呼びかけ→http://blog.umihikos.com/?eid=1256443
土佐清水市議会の岡本詠議員のブログもご参照を→Ei Okamoto's Blog
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そもそも、あべくんは、どうして、正々堂々と、憲法改正にチャレンジしないの?

2015-06-23 | 反核平和 Save The Our Earth🌐
 安保法案特別委員会参考人質疑で、自民党が推薦した西修駒澤大名誉教授は「安保法案は集団的自衛権行使を限定的に容認するもので明確に憲法の許容範囲」と明言したそうだけど、これって憲法学者のなかではガラパゴス的意見。
そもそも自民党が選んだ参考人も含めて全員が「違憲」と表明した、6月4日の憲法審査会ってのは、第一次安倍内閣の時に、憲法改正を見据えて、それまでの憲法調査会と憲法調査特別委員会を廃止して、わざわざ、あべちゃんが新設したもの。
この憲法審査会を「あくまでも参考意見で、おおごとに取り上げる必要はない」(二階俊博総務会長)って言い切ってしまったら、いざ、改憲の時にたいへんなことになるんちゃうん、あべくん。
で、全国の憲法学者200人以上が安保法案に反対する声明を出している今さら、希有な存在である「安保法案は合憲」と主張する憲法学者を引っ張ってきても…、菅義偉官房長官は「数ではない」と言ってるが。


 国会の会期を、過去最長の95日も延長するそうだ、鈴木善幸内閣の94日間を抜いて現行憲法下で最も長い会期延長。
安保法案を衆議院で強行採決して、参議院に送ったあと、60日間の時間を稼いでから、自公政権で3分の2以上の議席を有する衆議院に戻して、再可決をすることによって、むりやり成立する作戦。
野党や国民の声をそもそも聞く気はない、やるな~、あべちゃん、なりふりかまわんな~。

 「違憲かどうかは最高裁判所が判断する」などとうそぶいている自民党の幹部もいるようだ。
「法案が成立してから司法判断」というのは立法府としてあるまじきことではないのだろうか。

憲法第99条  天皇又は摂政及び国務大臣、国会議員、裁判官その他の公務員は、この憲法を尊重し擁護する義務を負ふ。

「立憲主義(憲法によって支配者の恣意的な権力を制限しようとする思想および制度)」を踏みにじるもので、安保法案が違憲かどうか以前に、この姿勢が憲法99条の違反やし。
「法を守って国滅ぶ」、いやいや、それじゃあ無法地帯ですやん。

 違憲かどうかってとこで議論しているより(議論の余地はないのだけど)、そもそも、あべちゃんは自分が正しいと思っているのなら、憲法改正を正々堂々とやったらいいのに、ね。
あべこべやん。

憲法 第9章 改正
第96条  この憲法の改正は、各議院の総議員の三分の二以上の賛成で、国会が、これを発議し、国民に提案してその承認を経なければならない。この承認には、特別の国民投票又は国会の定める選挙の際行はれる投票において、その過半数の賛成を必要とする。
2  憲法改正について前項の承認を経たときは、天皇は、国民の名で、この憲法と一体を成すものとして、直ちにこれを公布する。


 今日、沖縄は「慰霊の日」を迎えた。
一般住民を巻き込み、20万人余の尊い命や文化遺産を奪った沖縄戦から70年の節目の慰霊の日、激戦地だった糸満市摩文仁の平和祈念公園では、県と県議会主催の「戦後70年沖縄全戦没者追悼式」が開かれ、戦没者のみ霊を慰めるとともに、世界の恒久平和を希求する。
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自民党が推薦した先生まで違憲だと明言…でっちあげ論理な安全保障関連法案

2015-06-04 | 反核平和 Save The Our Earth🌐
集団的自衛権行使「違憲」=憲法学者3氏が表明―衆院審査会
 衆院憲法審査会は4日午前、憲法学者3氏を参考人として招き、立憲主義などをテーマに意見聴取と質疑を行った。民主党委員から集団的自衛権の行使容認について見解を問われた3氏全員が「憲法違反だ」と明言した。招かれたのは早大教授の長谷部恭男氏と笹田栄司氏、慶大名誉教授の小林節氏。長谷部氏は、安倍政権が進める安全保障法制整備について「憲法違反だ。従来の政府見解の基本的な論理の枠内では説明がつかないし、法的な安定性を大きく揺るがすものだ」と批判した。小林氏も「憲法9条2項で軍隊と交戦権が与えられていない。仲間の国を助けるために海外に戦争に行くことは憲法9条違反だ」と強調し、9条改正を訴えた。笹田氏は、従来の憲法解釈に関し「ガラス細工で、ぎりぎりのところで保ってきていた」とした上で、集団的自衛権行使については「違憲だ」と述べた。

 早大教授の長谷部恭男氏は自民党や公明党などが推薦、法案作りに関わった公明党の北側一雄副代表は「憲法9条の下でどこまで自衛措置が許されるのか突き詰めて議論した」と理解を求めたが、長谷部氏は「どこまで武力行使が新たに許容されるのかはっきりしていない」と批判を続けたそうだ。

 民主党の枝野幸男幹事長は「自民党が推薦した先生まで違憲だと明言している。いかにでっちあげの論理で(安全保障関連)法案ができているか、自ら認めているようなものだ」と…(笑)
「与党が呼んだ参考人が政府の法案を否定するという異例の事態となり人選ミスで墓穴を掘った。」という報道もあるが、いや、憲法をちゃんと読める人なら、誰を選んだって、みんな「憲法違反」だって、同じことを言うでしょ!
いや、「自民党は参考人の人選を衆院法制局に一任した」という話もあるから、もしかしたらこれは、衆院法制局の、安倍政権に対する反逆なのかも知れない!
菅義偉官房長官は「法的安定性や論理的整合性は確保されている。全く違憲との指摘はあたらない」と述べたそうだが、無理が通れば道理が引っ込む状態、ええかげんにしなさい、嘘吐きは泥棒の始まりだ。


 本日は朝8時から、衆議院第二議員会館にて、うちの産別組織の民主党議員懇談会役員会だったが、年金機構のデータ流出問題で厚生労働委員会では労働法制改正審議が遅れていて、3度目の正直の派遣法改正法案はまさに「呪われた法案」状況にと福山哲郎参議院議員。
安保関連法案についても報道されていない情報を得ることが出来た。
圧倒的多数の政権与党に対峙する少数野党勢力やねんけど、「嘘吐き」には負けないで欲しい。
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安倍こべ

2015-05-11 | 反核平和 Save The Our Earth🌐
<安保法制>与党協議会で関連法案の全条文に合意(毎日新聞)
 自民、公明両党は11日午後、安全保障法制整備に関する与党協議会を開き、今国会に提出する関連法案の全条文に合意した。両党の党内手続きを経て、政府は14日に国家安全保障会議(NSC)と臨時閣議を開き、法案を決定する。与党は今月下旬から衆院で審議に入り、今国会中の成立を目指す。

 先月の27日に、日米防衛協力指針(ガイドライン)の再改定に合意した。
自衛隊の活動範囲が拡大され、防衛に留まらない活動も認められるようになった。
日米防衛協力指針(ガイドライン)には法的拘束力が無く、条約と違い国会承認が不要。

 本来なら、憲法の改定(改憲)をおこなって、国会での関連法の立法・改正、そして外交的に合意という手続きが必要なのに、完全にあべこべだ。
自分の思想としては、「集団的自衛権の行使」や「積極的平和主義」という考え方は絶対的に反対。
だが、改憲手続きを正しく踏まえて、国民の意思としてそうなってしまったのなら諦めも付くのだが、このようなクーデター的なやりかたはどうしても納得がいかない。
安倍政権の政策を支持している人たちにも、「立憲主義」が危うくなっていることについては、冷静に考えてもらいたい。

 軍靴の響きが確実に近づいている。

立憲主義(りっけんしゅぎ constitutionalism)
 法の支配(rule of the law)に類似した意味を持ち,およそ権力保持者の恣意によってではなく,法に従って権力が行使されるべきであるという政治原則をいう。狭義においては,特に政治権力を複数の権力保持者に分有せしめ,その相互的抑制作用を通じて権力の濫用を防止し,もって権力名宛人の利益を守り,政治体系の保全をはかろうとする政治原則である。


 安倍こべといえば、大阪都構想もそうやねん。
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人はただ愛によってのみ憎しみを越えられる。人は憎しみによっては憎しみを越えられない

2015-04-02 | 反核平和 Save The Our Earth🌐

「人はただ愛によってのみ憎しみを越えられる。人は憎しみによっては憎しみを越えられない」(Hatred ceases not by hatred but by love)
先日、鎌倉の大仏さんに行った時に、J.R.ジャヤワルダナ大統領顕影碑というのを見つけた、何回もここに来ているのに今まで気が付かなかった。
表面には、ジャヤワルダナ氏の顔、そして日本語と英語、シンハラ語の3つの言語で書かれた上記の文章がある。
裏面には、「J.R.ジャヤワルダナ前大統領顕影碑誌」が以下の通り書いてある。


「この石碑は、1951年(昭和26年)9月、サンフランシコで開かれた対日講和会議で日本と日本国民に対する深い理解と慈悲心に基づく愛情を示された、スリランカ民主社会主義共和国のジュニアス・リチャード・ジャヤワルダナ大統領を称えて、心からなる感謝と報恩の意を表すために建てられたものです。ジャヤワルダナ前大統領は、この講和会議の演説に表記碑文のブッダの言葉を引用されました。
そのパーリ語の原文に即した経典の完訳は次の通りであります。
『実にこの世においては怨みに報いるに 怨みを以てしたならば、ついに怨みの息むことがない。怨みをすててこそ息む。これは永遠の真理である。』(『ダンマパダ』5)
ジャヤワルダナ前大統領は、講和会議出席各国代表に向かって、日本に対する寛容と愛情を説き、日本に対してスリランカ国(当時セイロン)は賠償請求権を放棄することを宣言されました。
さらに『アジアの将来にとって、完全に独立した自由な日本が必要である』と強調して一部の国々の主張した日本分割案に真っ向から反対して、これを避けられたのであります。
いまから40年前のことですが、当時、日本はこの演説に大いに助けられ、勇気づけられ、今日の平和と繁栄に連なる戦後復興の第一歩を踏み出したのです。
今、除幕式の行われたこの石碑は、21世紀の日本を創り担う若い世代に贈る慈悲と共生の理想の石碑でもあります。この原点から新しい平和な世界が生まれ出ることを確信します。
1991年4月28日 ジャヤワルダナ前スリランカ大統領顕影建立推進委員会」

 ジュニウス・リチャード・ジャヤワルダナ氏(1906年9月17日 - 1996年11月1日)は、スリランカの第2代大統領、英国統治下のセイロンで頭角を現し、独立後は内閣で要職を務め、議院内閣制下の1977年から1978年まで首相を、大統領制移行後は1978年から1989年にかけ大統領を務めた。
セイロン代表として出席した1951年の対日講和会議の時は、セイロンの初代蔵相であり、その際の会議演説でジャヤワルダナ氏は、「日本の掲げた理想に独立を望むアジアの人々が共感を覚えたことを忘れないで欲しい」と述べ、また、「憎悪は憎悪によって止むことはなく、慈愛によって止む」という法句経の一節を引用して、セイロン(現スリランカ)は日本に対する賠償請求を放棄する旨の演説を行って各国の賛同を得、日本が国際社会に復帰できる道筋を作ったとのことだ。

 3月16日の参議院予算委で、与党議員として内閣に対する質問を行った自民党の三原じゅん子議員は「八紘一宇」という大戦中のスローガンを肯定的な意味で使用したばかりか、「日本が建国以来、大切にしてきた価値観」という発言までした。
八紘一宇というのは、戦時中にはいわゆる「大東亜共栄圏」という構想と結びつけられた言葉であり、大日本帝国がアジアの「家長」として他の国々を支配する思想で、日本の海外侵略を正当化するスローガンとして用いられた。
日本書紀からの出典とされているが、これは研究家による造語であるとされていて、「建国以来大切にされてきた価値観」ではない。
この言葉を国会で使った神経(無知ぶりも含めて)に驚くが、このことが国会でさほど大騒ぎになっていないことに、今の安倍政権の力を感じてしまう。
また安倍首相が国会答弁で自衛隊を「わが軍」と呼ぶということもあった、憲法9条で「陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない」と定められているが、自衛のための必要最小限度の実力は戦力に該当せず、自衛隊は軍隊に当たらないという論法で、解釈上ぎりぎりの存在である自衛隊を「わが軍」と言ってしまっては一気に違憲になってしまうのに、本音を漏らすにしてもあまりにも不用意すぎる。
そんなことを思っている時に、この顕影碑を見てしまったもんやから、より感慨が深かったのかも…。
暴力で平和は訪れない、憎しみは憎しみを呼び、さらなる暴力の連鎖を産み出すだけだ、報復の応酬が生み出すのは、絶望の泥沼でしかない。
ほんとうに求められているのは、暴力主義を排し、民主的なプロセスのもとで社会を変えていく努力だ。
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この国はどっかで道間違えたんでないか、大事なものが今は何もかも壊れかけているんでないべか

2015-01-30 | 反核平和 Save The Our Earth🌐
 「この国はどっかで道間違えたんでないか、大事なものが今は何もかも壊れかけているんでないべか」、三浦綾子作の「母」に、このような記述がある。
特定秘密保護法や、集団的自衛権行使、それから日本人がテロ組織に人質に取られてること、これらの問題を考えたときに、三浦綾子さんの2冊の著作を思い出した。


銃口」 昭和元年、北森竜太は、北海道旭川の小学4年生。父親が病気のため納豆売りをする転校生中原芳子に対する担任坂部先生の温かい言葉に心打たれ、竜太は、教師になることを決意する。竜太の家は祖父の代からの質屋。日中戦争が始まった昭和12年、竜太は望んで炭鉱の町の小学校へ赴任する。生徒をいつくしみ、芳子との幸せな愛をはぐくみながら理想に燃える二人の背後に、無気味な足音……それは過酷な運命の序曲だった。


」 「わだしは小説を書くことが、あんなにおっかないことだとは思ってもみなかった。あの多喜二が小説書いて殺されるなんて…」明治初頭、十七歳で結婚。小樽湾の岸壁に立つ小さなパン屋を営み、病弱の夫を支え、六人の子を育てた母セキ。貧しくとも明るかった小林家に暗い影がさしたのは、次男多喜二の反戦小説『蟹工船』が大きな評判になってからだ。大らかな心で、多喜二の「理想」を見守り、人を信じ、愛し、懸命に生き抜いたセキの、波乱に富んだ一生を描き切った、長編小説。

 銃口は日常生活をありのまま表現させる綴方教育を実践した教師らが共産主義教育をしたとして治安維持法違反容疑で大量逮捕された1940~41年の北海道綴方教育連盟事件を描いた作品で、「母」は1933年に特高警察に拷問で殺された作家小林多喜二の母セキの生涯を描いた作品。

「四月にしては珍しい、あったかい日ですね、今日は。北海道の四月ったら、もっと寒いもんですけどね。増毛の方の山も、はっきり見えて、海もきれいで、いい日だね。それはそうと、本当にありがたいもんだね、再来年は数えて九十になるんですよ。こったら年寄りがこうしてみんなに、大事に大事にしてもらってねえ。もったいない話です。これもみんな、多喜二があったら死に方ばしたからかも知れないねえ。そうか、この年になるまでの思い出ば聞いて下さるか。」

 「母」はこのような書き出しで始まるのだけど、自分が最も心に残っているのが、次の部分。

 「右翼にしろ、共産党にしろ、キリスト教にしろ、心の根っこのところは優しいんだよね。誰だって隣の人とは仲よくつき合っていきたいんだよね。…中略… それだのに、人間は、その仲よくしたいと思うとおりには生きられんのね。ちょっとのことで仲違いしたり、ぶんなぐったり、あとから後悔するようなことばかりして、生きていくのが人間かね。」

 イスラム国は、日本を米軍主導の有志国連合の支持国とみなし、「十字軍(米欧)連合に参加するという過ちを犯した」などと主張する。
日本政府は、日本の中東政策は一般のイスラム教徒に敵対的な意思を持ってのものではないことを訴えている。
「敵味方を峻別する二項対立的な考え方」という土俵に、けっして乗らないことが重要だ。
日本政府はイスラム国への対応をめぐって、軍事作戦への参加を否定し、難民支援など人道支援に徹していることを繰り返しアピールすることが必要で、安倍首相の、1月29日の衆院予算委員会での、「人道支援などの非軍事的分野で積極的に貢献し、国際社会の一員として当然の責務を果たしていく」との方針を改めて強調した点は重要。
とは言いながら、その安倍首相の集団的自衛権の行使ってのは「非軍事的分野」ではないし、積極的平和主義ってものも極めて平和主義の原則から外れている。

 本日の琉球タイムスの社説の最後に「東アジアの不透明な政治情勢や国際テロの脅威にどう立ち向かうかは避けて通れない課題だ。が、軍事に軍事で対抗するだけでは根本解決を図れないのも事実だ。戦後の日本外交の基礎である「平和主義」の原則を貫くことが日本の国際的地位を高め、国際秩序の安定寄与にもつながる。その現実を、政府も国民もいったん立ち止まり、再認識する必要があるのではないか。」と、書いてあったが、まさにそうだと思う。
「母」の言葉をもう一度噛みしめて、「平和主義」の原則を貫くこと、これが日本にとってベストな政策なのだと。

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原子力発電所の火山影響評価ガイドや、再生エネルギーは電力の需給バランスを崩す、ってのは信じられる?

2014-10-15 | 反核平和 Save The Our Earth🌐
 鹿児島県にある川内原発の再稼働について、原子力規制委員会は2013年6月に自らがまとめた「原子力発電所の火山影響評価ガイド」に基づいて審査し、川内原発については「運用期間中(核燃料が存在する期間)に、設計対応不可能な火山事象によって、本発電所の安全性に影響を及ぼす可能性について十分小さい」とした九州電力の評価を妥当と判断。
立地不適とはしなかった。


 さらに、評価ガイドには「火山性地震や地殻変動、火山ガスなどを監視することで火山の状態をモニタリングし、火山活動の兆候を把握した場合には、原子力炉の停止、核燃料の搬出などを実施することとし、事業者にその対処方針を定めることを求める。」という趣旨のことが定められている。
つまり、「モニタリングを行うことで巨大噴火が起こる時期を予知することが出来る。」、そして「予知してから噴火までに核燃料を原発敷地から安全な場所に搬出できる十分な時間がある」ということを前提としている。

 気象庁が常時監視している御嶽山も、なんの前触れもなく水蒸気爆発噴火し、大きな被害が出た。
どうやって予知するのか、できないのだ。
そしてどこに運び出すのか、持って行くところなどないではないか。
これこそ「絵に描いた餅」と呼ぶのだろう、原発を再稼働させたいという結論ありき、なりふり構わずの対応としか思えない。

 一方、九州電力が再生可能エネルギーによる発電設備の接続申し込みを、9月25日から数か月間にわたって管内全域で保留することを発表し、東北電力や四国電力、北海道電力など他の電力会社も追随している。
九州電力は今回の発表の理由を「電力の需給バランスが崩れる可能性が生じたため」と説明している。

 もっともなようにも聞こえるが、そもそも再生可能エネルギーをどう活用していくかということは、国の政策の問題であり、二酸化炭素(CO2)の削減、大気汚染防止、さらに再生可能エネルギーは純粋な国産エネルギーであることからエネルギー安全保障に資するものでもあり、輸入に頼る石炭・石油・天然ガスからの転換にも寄与する。
未来への投資なのだ。

 民主党政権時代に作られて、再生エネルギーの拡大に貢献してきたこの制度だが、原子力発電所重視に舵を切った自公政権、原発再稼働を優先する電力会社の消極的な姿勢、当意即妙的に準備や対策を怠ってきた経済産業省。
再生エネルギー買い取り制度凍結は、まさにシナリオ通りなのではないか。

 10月1日に、WWFジャパン(公益財団法人世界自然保護基金ジャパンが「電力会社の再生可能エネルギー接続保留に懸念あり:国の専門委員会で検討するべき事項である」という声明を発した。
そして、「買い取り制度の見直し開始=再生エネ、年内に結論―経産省(時事通信) - goo ニュース」ということにもなった。

 そもそも、一電力会社に過ぎない九州電力の判断のみによって決定されるべきものではない、惑わされてはならないはずだ。

 電力会社は、福島第一原子力発電所事故を起こした当事者でありながら、自分たちの利益のために、管内の人の命を危険にさらしてまで「計画停電」という脅しによって、自分たちを正当化しようとした。
原子力発電所の「安全神話」だけでなく、「計画停電」というものによって、電力会社の言うことって、絶対にまともに信じたらあかんってことは思い知らされた。
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9・23 川内原発再稼働するな!フクシマを忘れない!さようなら原発☆全国集会&大行進

2014-09-24 | 反核平和 Save The Our Earth🌐

脱原発集会に1万6000人=川内審査書決定後、最大規模―東京(時事通信) - goo ニュース
 脱原発を訴える大規模な集会が23日、東京都内で開かれ、主催者発表で約1万6000人が集まった。九州電力川内原発(鹿児島県)の再稼働の前提となる審査書を原子力規制委員会が決定した10日以降、全国で最大規模の抗議行動とみられる。デング熱発生の影響で、会場は代々木公園(渋谷区)から亀戸中央公園(江東区)に変更された。 ルポライターの鎌田慧さんは、東京電力福島第1原発事故直後に所員の9割が約10キロ離れた第2原発に退避したことに触れ、「原発事故は収拾がつかない事態をもたらす」と強調した。ノーベル文学賞作家の大江健三郎さんは、川内原発の再稼働を進める安倍政権を批判。作家の落合恵子さんは「原発ゼロで生きてこられた」と、1年間続いた稼働原発ゼロの状況を指摘した。


 代々木公園を使いづらくなって、開催が危ぶまれていたが、亀戸中央公園に会場を変更。


 湘南教組さん、のぼり旗、忘れたのかな~。普段子供には忘れ物したらあきませんって言ってると思うねんけど。ま、先生も人間やし。
原発再稼働反対に関するブースや出店があちらこちらに設置され、たくさんのグループが様々なパフォーマンスを披露し、さよなら原発をアピール、そして公園内に結集したたくさんの参加者たちの熱気の中で、大きな集会となった、昨日の「さようなら原発全国集会」。

 安全だと言ってたのに、危険だったじゃないか
 コストが安いと言ってたのに、高いじゃないか
 必要だと言ってたのに、無くても大丈夫だったじゃないか。


 2時半から、亀戸中央公園を出て、錦糸町の駅のちょっと先まで、約2.5kmをデモ行進。
しかし1万6千のデモを出すのには大変な苦労があって、自分たちの隊は、全体の3分の2くらいの位置にいたが、公園の敷地内から出るまでに2時間を要した。
たぶん自分たちがデモのゴールに至った頃に、デモ隊の最後尾がようやくスタートできたんではないだろうか。

 バカ正直すぎて物議を醸した「菅直人総理」「民主党政権」だったが、不都合な真実を隠しまくったり、知らんふりしたり、国民を欺いていたり、「結局は金目でしょ」だったり、そんな「安倍晋三総理」「自公政権」よりよっぽどよかったやん、って思う今日この頃。

 デング熱は怖い、しかしテングになった政府はもっと怖い。

 原発はいらない、再稼働をやめろ、エネルギー政策を転換させよう。
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9・23「さようなら原発全国大集会・大行進」は亀戸中央公園で

2014-09-18 | 反核平和 Save The Our Earth🌐

 9月23日の「川内原発再稼働するな!フクシマを忘れない!さようなら原発☆全国集会&大行進」は、予定していた代々木公園がデング熱の問題があり、主催3団体で協議した結果、さようなら原発1000万人アクションは、会場を亀戸中央公園に変更して当初の予定通り9月23日に全国集会を開催する。
残念ながら、他の2団体(原発をなくす全国連絡会・首都圏反原発連合)は集会を見合わせることとなった。
このデング熱騒ぎは、この集会を妨害するための政府の陰謀説みたいなのがネット上に出回っていたけど、それはそれとして(笑)、とにかく会場は代わっても、高らかに開催されますので!

 しかしさらに心配が…。
台風16号フォンウォンが、もしかしたらその頃に直撃になるかも…なのだ。


 yahooから拾ってきたウェザーマップの進路予想ではこんな感じ。


 で、米海軍のFleet Numerical Meteorology and Oceanography Centerの、Surface (10 meter) Wind Barbs, Streamlines, Isotachs(Model:GFS)の9月23日18時の予測を見るとこんな感じ。

 ウェザーマップは本州の南海上を通過する予想だが、米海軍は九州から上陸して日本を横断する予想をしているようだ。
米海軍のFleet Numerical Meteorology and Oceanography Centerってとこは、、「Fleet Numerical」と呼ばれるスーパーコンピューターを使って、米海軍の艦隊気象センター、そして世界中の米海軍航空資産の両方に、気象予報を提供しているところ。
また、米海軍の潜水艦隊に気象データを送信する役割も担っており、潜水艦隊はそのデータを参考にして、いつ浮上すべきか、そしてさらに重要なことに、いつ浮上すべきでないかを判断しているそうだ。

 ってわけで、日本の民間のお天気情報サービスと、米海軍がどっちが信頼できるかはともかく、今度は荒天により中止ってなことにならないことを祈っとこ。
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不戦の誓いを、今年は、これまで以上に噛み締める

2014-08-15 | 反核平和 Save The Our Earth🌐

 8月15日、今年も、千鳥ヶ淵戦没者墓苑で開かれた平和フォーラム主催の「戦争犠牲者追悼、平和を誓う8.15集会」に行ってきた。
戦争をしない、戦争に荷担しない、戦争に巻き込まれない。
戦後69年、日本国憲法による不戦の誓いを、今年は、これまで以上に噛み締める。
いわゆる村山談話をあらためて読んだ。

村山内閣総理大臣談話
「戦後50周年の終戦記念日にあたって」
平成7年8月15日

 先の大戦が終わりを告げてから、50年の歳月が流れました。今、あらためて、あの戦争によって犠牲となられた内外の多くの人々に思いを馳せるとき、万感胸に迫るものがあります。
 敗戦後、日本は、あの焼け野原から、幾多の困難を乗りこえて、今日の平和と繁栄を築いてまいりました。このことは私たちの誇りであり、そのために注がれた国民の皆様1人1人の英知とたゆみない努力に、私は心から敬意の念を表わすものであります。ここに至るまで、米国をはじめ、世界の国々から寄せられた支援と協力に対し、あらためて深甚な謝意を表明いたします。また、アジア太平洋近隣諸国、米国、さらには欧州諸国との間に今日のような友好関係を築き上げるに至ったことを、心から喜びたいと思います。
 平和で豊かな日本となった今日、私たちはややもすればこの平和の尊さ、有難さを忘れがちになります。私たちは過去のあやまちを2度と繰り返すことのないよう、戦争の悲惨さを若い世代に語り伝えていかなければなりません。とくに近隣諸国の人々と手を携えて、アジア太平洋地域ひいては世界の平和を確かなものとしていくためには、なによりも、これらの諸国との間に深い理解と信頼にもとづいた関係を培っていくことが不可欠と考えます。政府は、この考えにもとづき、特に近現代における日本と近隣アジア諸国との関係にかかわる歴史研究を支援し、各国との交流の飛躍的な拡大をはかるために、この2つを柱とした平和友好交流事業を展開しております。また、現在取り組んでいる戦後処理問題についても、わが国とこれらの国々との信頼関係を一層強化するため、私は、ひき続き誠実に対応してまいります。
 いま、戦後50周年の節目に当たり、われわれが銘記すべきことは、来し方を訪ねて歴史の教訓に学び、未来を望んで、人類社会の平和と繁栄への道を誤らないことであります。
 わが国は、遠くない過去の一時期、国策を誤り、戦争への道を歩んで国民を存亡の危機に陥れ、植民地支配と侵略によって、多くの国々、とりわけアジア諸国の人々に対して多大の損害と苦痛を与えました。私は、未来に誤ち無からしめんとするが故に、疑うべくもないこの歴史の事実を謙虚に受け止め、ここにあらためて痛切な反省の意を表し、心からのお詫びの気持ちを表明いたします。また、この歴史がもたらした内外すべての犠牲者に深い哀悼の念を捧げます。
 敗戦の日から50周年を迎えた今日、わが国は、深い反省に立ち、独善的なナショナリズムを排し、責任ある国際社会の一員として国際協調を促進し、それを通じて、平和の理念と民主主義とを押し広めていかなければなりません。同時に、わが国は、唯一の被爆国としての体験を踏まえて、核兵器の究極の廃絶を目指し、核不拡散体制の強化など、国際的な軍縮を積極的に推進していくことが肝要であります。これこそ、過去に対するつぐないとなり、犠牲となられた方々の御霊を鎮めるゆえんとなると、私は信じております。
 「杖るは信に如くは莫し」と申します。この記念すべき時に当たり、信義を施政の根幹とすることを内外に表明し、私の誓いの言葉といたします。
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2014年7月1日は、この国に憲法がなくなってしまった日かもしれない

2014-07-03 | 反核平和 Save The Our Earth🌐
やなせたかし@アンパンマンさん


辻元清美衆議院議員。
2014年7月1日は、この国に憲法がなくなってしまった日かもしれません。安倍総理、「戦争にまきこまれてこなかった」のは「集団的自衛権の行使」を認めてこなかったからです。私は、絶対にこの日を忘れません。そして、安倍政権とたたかい続けます。

戦争のつくりかた


泥 憲和さんという方のお話。
街頭にて

突然飛び入りでマイクを貸してもらいました。
集団的自衛権に反対なので、その話をします。
私は元自衛官で、防空ミサイル部隊に所属していました。
日本に攻めて来る戦闘機を叩き落とすのが任務でした。

いま、尖閣の問題とか、北朝鮮のミサイル問題とか、不安じゃないですか。
でも、そういったものには、自衛隊がしっかりと対処します。
自衛官は命をかけて国民をしっかり守ります。
そこは、安心してください。

いま私が反対している集団的自衛権とは、そういうものではありません。
日本を守る話ではないんです。
売られた喧嘩に正当防衛で対抗するというものではないんです。
売られてもいない他人の喧嘩に、こっちから飛び込んでいこうというんです。
それが集団的自衛権なんです。
なんでそんなことに自衛隊が使われなければならないんですか。
縁もゆかりもない国に行って、恨みもない人たちを殺してこい、
安倍さんはこのように自衛官に言うわけです。
君たち自衛官も殺されて来いというのです。
冗談ではありません。
自分は戦争に行かないくせに、安倍さんになんでそんなこと言われなあかんのですか。
なんでそんな汚れ仕事を自衛隊が引き受けなければならないんですか。
自衛隊の仕事は日本を守ることですよ。
見も知らぬ国に行って殺し殺されるのが仕事なわけないじゃないですか。

みなさん、集団的自衛権は他人の喧嘩を買いに行くことです。
他人の喧嘩を買いに行ったら、逆恨みされますよね。
当然ですよ。
だから、アメリカと一緒に戦争した国は、かたっぱしからテロに遭ってるじゃないですか。
イギリスも、スペインも、ドイツも、フランスも、みんなテロ事件が起きて市民が何人も殺害されてるじゃないですか。

みなさん、軍隊はテロを防げないんです。
世界最強の米軍が、テロを防げないんですよ。
自衛隊が海外の戦争に参加して、日本がテロに狙われたらどうしますか。
みゆき通りで爆弾テロがおきたらどうします。
自衛隊はテロから市民を守れないんです。
テロの被害を受けて、その時になって、自衛隊が戦争に行ってるからだと逆恨みされたんではたまりませんよ。
だから私は集団的自衛権には絶対に反対なんです。

安部総理はね、外国で戦争が起きて、避難してくる日本人を乗せたアメリカ軍の船を自衛隊が守らなければならないのに、いまはそれができないからおかしいといいました。
みなさん、これ、まったくのデタラメですからね。
日本人を米軍が守って避難させるなんてことは、絶対にありません。
そのことは、アメリカ国防省のホームページにちゃんと書いてあります。
アメリカ市民でさえ、軍隊に余力があるときだけ救助すると書いてますよ。

ベトナム戦争の時、米軍は自分だけさっさと逃げ出しました。
米軍も、どこの国の軍隊も、いざとなったら友軍でさえ見捨てますよ。
自分の命の方が大事、当たり前じゃないですか。
そのとき、逃げられなかった外国の軍隊がありました。
どうしたと思いますか。
軍隊が、赤十字に守られて脱出したんです。
そういうものなんですよ、戦争というのは。

安倍さんは実際の戦争のことなんかまったくわかってません。
絵空事を唱えて、自衛官に戦争に行って来いというんです。
自衛隊はたまりませんよ、こんなの。

みなさん、自衛隊はね、強力な武器を持ってて、それを使う訓練を毎日やっています。
一発撃ったら人がこなごなになって吹き飛んでしまう、そういうものすごい武器を持った組織なんです。
だから、自衛隊は慎重に慎重を期して使って欲しいんです。
私は自衛隊で、「兵は凶器である」と習いました。
使い方を間違ったら、取り返しがつきません。
ろくすっぽ議論もしないで、しても嘘とごまかしで、国会を乗り切ることはできるでしょう。
でもね、戦場は国会とは違うんです。
命のやり取りをする場所なんです。
そのことを、どうか真剣に、真剣に考えてください。

みなさん、閣議決定で集団的自衛権を認めてもですよ、
この国の主人公は内閣と違いますよ。
国民ですよ。
みなさんですよ。
憲法をねじ曲げる権限が、たかが内閣にあるはずないじゃないですか。
安倍さんは第一回目の時、病気で辞めましたよね。
体調不良や病気という個人のアクシデントでつぶれるのが内閣ですよ。
そんなところで勝手に決めたら日本の国がガラリと変わる、そんなことできません。

これからが正念場です。
だから一緒に考えてください。
一緒に反対してください。
選挙の時は、集団的自衛権に反対している政党に投票してください。
まだまだ勝負はこれからです。
戦後69年も続いた平和を、崩されてたまるもんですか。
しっかりと考えてくださいね。
ありがとうございました。



集団的自衛権の行使について中学3年が書いた作文
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子供達の笑顔が曇ることのない、平和な世の中でありますように…

2014-06-13 | 反核平和 Save The Our Earth🌐

集団的自衛権:175万人の反対署名、衆参議長に提出【毎日新聞2014年6月12日】
 作家の大江健三郎さんらが呼びかけて結成した「戦争をさせない1000人委員会」は12日、憲法解釈の変更による集団的自衛権の行使容認に反対する175万6368人分の署名を衆参両院議長宛てに提出した。提出後には、東京都千代田区の日比谷公園大音楽堂で集会を開いた。呼びかけ人の作家、落合恵子さんは約3000人(主催者発表)の参加者に「ここまで市民を無視し冒とくする内閣をかつて見たことがあるだろうか。怒らなければならない」と訴えた。参加者は永田町まで歩き、国会議事堂を取り囲んで「集団的自衛権は認めない!」とシュプレヒコールを繰り返した。東京都港区の家事手伝いの女性(29)は「議論を尽くさず、自分のやりたいように進める安倍政権の強引なやり方は許せない」と語った。


 沖縄に移住し生活している友人がFacebookにこんなことを書いていた。
「戦争を2度としない、させない 参戦しない…
内地にいる時から両親が平和活動をしていたことを思い出し、その時は戦争が怖いこと、してはいけないということを理解はしていましたが、何故両親が活動していたか
そう、私達子供のためであったんだと…
絶対に子供達を戦場に送るような国、世の中にさせない!
子供達の笑顔が曇ることのない、平和な世の中でありますように…」

 5月3日のとある新聞の社説にこんなことが書いてあった。
「日本はかつて、米国の戦争に反対したためしがない。今までは9条を理由に参戦を断ることができた。行使容認となった途端、参戦を強く要求されるに違いない。対米従属が骨の髄まで染みている日本が断れるはずがない。
参戦すると、相手国から日本が攻撃されることになる。例えば原発にミサイルが撃ち込まれる。日本にその覚悟はあるのか。
集団的自衛権の名の下にかつて行われてきたのは、大国による道義なき戦争ばかりだ。米国のベトナム戦争しかり、旧ソ連の「プラハの春」弾圧しかり。容認はそれに加担することになる。
日本は戦後、他国住民に1発の銃弾も撃ったことがない。その姿勢には他国の共感や信頼がある。北欧諸国の平和外交のように各地の紛争解決を仲介するには、そうした共感や信頼が役立つに違いない。それこそ資産だ。戦争への道を開く安倍政権の「積極的平和主義」より、むしろ9条の平和主義を活用した外交を展開すべきだ。」

 辻元清美衆議院議員。
「昨日の外務委員会での質問の動画です。23分間です。
安倍政権が現実離れした事例を引き合いにし、これまでの議論の積み重ねや政府の解釈を勝手にねじ曲げ、集団的自衛権を安易に発動させようとしていることがわかります。
ぜひご覧いただき、また多くの方にシェアしていただければと思います。http://bit.ly/1iprTse
安倍首相は国民に最悪のシナリオを隠し、自分の「自説」を国民不在で決めようとしています。
そんなことを決して許すわけにはいきません。
政治は戦争をさせないためにあるのですから。
安倍総理の力説する「米防護艦で邦人輸送」過去に例は無し、リビア内乱での邦人輸送は「集団的自衛権と関係なし」:答弁書が閣議決定されました。→ http://bit.ly/1oWhvhj

つまり、
これまでに米輸送艦で邦人が運ばれたケースは存在しないし、そもそも戦争中には軍艦は標的にされます。「赤ちゃんやお母さん」を運ぶわけがないのです!」


 昨日、国会議事堂のそばに立っていたら、地下鉄永田町駅から、買い物袋をいっぱい持った高いヒールを履いた若い女の子2人連れが出てきた。
きょろきょろ、うろうろしながら「ぼこぼこぼこってしたやつやんな~」と大阪弁で言っている。
「国会議事堂さがしてんのんか~?」って声を掛けてあげると「なんで、大阪弁?(爆!)」ってなってから「そうなんです~」とのことなので、道案内したげた。
一緒にいた関東人が「なんで国会議事堂探してるとわかったんですか?あたしにはさっぱりわからなかった」と言うから、「大阪人の会話は基本的に擬音でなりたってるねん」と教えたった。(写真と本文は関係ありません)
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うちの孫は20年後に、どこかの戦線で銃を握っているかもしれない

2014-06-01 | 反核平和 Save The Our Earth🌐

 TOUT RIEN (トゥ・リアン)(1978年/フレデリック・バック/約11分)。
「創造主は次々に生命を作り出し、豊かで平和な世界が形作られていった。最後に創造主は人間を作る。だが人間は欲望の固まりで次々に創造主に要求し始めるのだった。呆れた創造主は人間の要求を突っぱねるのだったが、人間は逆恨み、創造主を殺してしまう。そして欲望の赴くまま、動物を植物を殺し、際限なく増えていく…。」
平和、愛情、調和、共生…地球上で人間が自然や動物たちに対して行っていることが、優しいタッチでありながらも強いメッセージ性をもって描かれている。
高畑勲、宮崎駿をはじめ決定的な影響を与えたフレデリック・バックの作品、自然に対する敬意を持ち、平和を愛する彼の思いがあふれている。

 安倍政権、あの手この手で、いや、国民を愚弄する詐欺的論理展開で、集団的自衛権の行使容認に向けてがんばっている。
とにかく手続きが問題、「集団的自衛権の行使は憲法9条の範囲内」という憲法解釈の変更が、安全保障の面はもちろん、そもそもの日本の憲法のあり方を考えても、どれだけ危険な行為か。


 憲法は国の最高法規であって、国の根幹。
日本の憲法は、 政治権力の恣意的支配に対抗し、個人の自由・権利を守るために、憲法で権力者の権力を制限しようとする原理である立憲主義となっている。
だから、時代の要請や情勢の変化が生じているからと言って、憲法の解釈を一内閣の判断で変えるべきものではない。
ましてや、国民主権、基本的人権の尊重、恒久平和主義は、将来の世代にわたって永続的に受け継いでいかなければならない基本原理である。
自民党が将来、下野し、今の野党が政権を担ったときに、異なる(新しい)内閣の閣議決定で、あらためて憲法の解釈を変更し、集団的自衛権の行使を再び禁止したらどうなるのだろうか…。
そうであってはならないから、立憲主義が重要。


 このまま、自民党や安倍政権の暴走を許してしまったら、近い将来には「徴兵制」「兵役の義務」まで復活しそうな、悪夢のような予感が…。
昨日先輩と飲んでて、そんな話題になったのだけど、まじで大学受験を控えている先輩とこの息子は数年後に尖閣諸島で警備の任務に就いているかもしれないし、うちの孫は20年後にアジアのどこかの戦線で銃を握っているかもしれない。

 安倍さんや石破さんは、そもそも「あの戦争は、日本は負けてない」と思っているのではないか?今度やったら「勝てる」と思っているのではないか?
これまでの68年間に、日本がふつうにやってこれたことが、69年目になって、安倍さんだと、なぜ急に出来なくなるのかが、不思議で仕方ない。
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福島の事故と今を、無かったことにしているかのようだ

2014-04-12 | 反核平和 Save The Our Earth🌐
エネルギー計画、閣議決定=電源別比率、明示見送り―原発活用に回帰(時事通信) - goo ニュース
  政府は11日、中長期のエネルギー政策の指針を示す新たなエネルギー基本計画を閣議決定した。原発を「重要なベースロード電源」と位置付け、原子力規制委員会の審査で安全性が確認されれば、再稼働させることを明記。一方、再生可能エネルギーなど電源別の具体的な比率の明示は見送った。東京電力福島第1原発事故の後、エネルギー計画が策定されるのは初めて。原発事故を受け、当時の民主党政権は2030年代に原発稼働ゼロを目指す方針を打ち出した。新たなエネルギー計画は、原発再稼働に前向きな安倍政権の姿勢を反映し、原発を引き続き活用する方向に回帰した。

 原発に依存し、原発にたかり、原発に貪り付き、原発で懐を膨らませる、「原子力ムラ」が再稼働した。
新たな「エネルギー基本計画」を何度読んでみても、読み取れることは、「東京電力福島第一原子力発電所の事故と、そして事故で被災した今の現状を無かったことにしているではないか」ということだ。

 政権が変わったのだから、民主党が政権時代に掲げた「2030年代に原発稼働ゼロ」に抵抗されるのは、選挙で負けたので後退するだろうとは思っていたが、自民党だって、「脱原発依存」を選挙公約に掲げていたじゃないか。

 武器輸出三原則は「防衛装備移転三原則」と名称変更して、インパクトを弱めようとしている。
集団的自衛権行使容認の根拠に「砂川事件」の最高裁判決を持ち出して、合憲だと誤魔化そうと苦心している。
安倍政権の支持率は高いが、あの手この手の戦術にはまっているのかな。

 原発膨張の靴音と、戦争よ再びの軍靴の響きが高まっている、不安が募ると嘆いていたらこんなニュースが!

憲法9条がノーベル平和賞候補にノミネート 市民団体に受理通知(神奈川新聞) - goo ニュース
  戦争放棄を定めた憲法9条がノーベル平和賞の候補にノミネートされた。ノルウェー・オスロにある選考機関「ノーベル委員会」に推薦状を提出していた「『憲法9条にノーベル平和賞を』実行委員会」(事務局・相模原市南区)に、推薦を受け付けたことを知らせる通知が届いた。改憲論議を憂えた座間市の主婦が始めた活動が共感を呼び、9条の存在は広く世界に知られることになる。

 安倍首相も含めて、日本国民一人一人が受賞候補者、もし受賞したら、日本を代表して安倍首相に受け取ってもらいたい。
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日本が強くなって、なんのメリットがあるの?

2014-04-09 | 反核平和 Save The Our Earth🌐

 いただきもののこの泡盛を、先日、想いと共に飲ませて戴きました。

 憲法解釈や武器輸出三原則の変更とか、いろいろ安倍政権が、暴走している今日この頃。
日本が「強くなるねん」って言い出したら、周りはもっと強がりを言い出してきて、日本は負けてられないから、背伸びしてでももっともっと「強さを誇示」して、そして…
なんか、デジャブのようだ。

Country of "renunciation of war" Article 9
헌법 9 조 '전쟁 포기'국가
国家的“放弃战争”第9条
Страна «отказ от войны" Статья 9

 心が強い国のほうが、強がりの国より、強いと思うのだけど。
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