労組書記長(←元)社労士 ビール片手にうろうろと~

労組の仕事している勤務社労士がもしや誰かの役に立ってるんかな~と思いつつ飲んだくれて書いてるっす~(* ̄∀ ̄)ノ■☆

Save The Our Ocean. 沖縄の海にアメリカの基地はいらない!

2019-02-14 | 反核平和 Save The Our Earth🌐

 プライベートながら沖縄に来た。
羽田から飛んでずっと雲の上でまったく地上が見えなかったが、沖縄の上空に差しかかった頃から雲が切れた。
だから辺野古の、アメリカのための新基地建設現場が見ることが出来た。


 報道で見てきたとおり、沖縄の綺麗な海に、赤土が投入されているという現状を見ることが出来た。
先日、辺野古の埋め立て予定海域に軟弱地盤が存在する問題で、政府が大浦湾の海域約57ヘクタールの地盤改良のため、砂の杭約6万本を水深70メートルまで打ち込む工事を検討しているという報道があった。
これに対し玉城デニー知事は「まさにわれわれが撤回の事由に挙げていた軟弱地盤の存在を、国が認めた。政府は即刻工事を中止して県と協議するべきだ」と工事中止を訴え、変更承認に応じない見通しとなっている。
県が埋め立て承認を撤回した最大の根拠が、このマヨネーズ状の軟弱地盤。
防衛局も14年から16年に実施したボーリング調査で軟弱地盤を確認していたのに、隠して工事を進め、埋め立てを強行したが、政府はようやく軟弱地盤の存在を認めたのだ。


 しかし、2月9日付の「沖縄タイムス」によれば、日本国内の作業船が地盤改良のために砂杭を打ち込める深さは最大で70メートル、しかも70メートルに対応する船は2隻しかないうえに90メートルまで杭を打ち込める作業船は、国内に存在しないとのこと。
まさに、安倍晋三政権は地盤改良が解決できないことを知りながら、県民の反対の声を無視して埋め立ての既成事実を先に作っているが、軟弱地盤の改良ができない以上、工事計画は破綻しているといえる。
このまま進めれば、工期も工費も見通せず、税金をドブに捨てるようなことになりかねない。
完成できるかどうかも分からない基地建設計画に今後いくら膨れ上がるかわからない日本の血税、見直そうともしないのは、もはや嫌がらせとしか思えないし、そして税金で環境破壊を進めているだけであり、安倍政権はけっして日本国民のために政治をしているのか、アメリカのために政治をしているのか、ってことでもほんとに憤る。(ロシアに対しても、北方領土を「日本の固有の領土」て言えなくなってしまって…。今、日本で一番の売国奴が、日本の首相なのではないか!)

Save The Our Ocean. 沖縄の海にアメリカの基地はいらない!



 本日、米軍普天間基地(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古移設を巡る県民投票が告示された。
辺野古の埋め立て計画について「賛成」「反対」「どちらでもない」の3択で問う。
24日に投開票される。
菅義偉官房長官は14日午前の記者会見で県民投票の結果にかかわらず辺野古移設を進める考えを示した。「どのような結果でも移設を進めるか」との問いに「基本的にはそういう考え方だ」と答えたが、これが安倍首相「沖縄の気持ちに寄り添う」ということのようだ。

 沖縄に住む次女夫婦のところにも、県民投票の投票券が郵送されていた、次女は当然ながら「反対」に投票するという、「自分の娘の将来のためだ」、「自分の保育園の子供たちのためだ」という。

 Save the our Ocean.
まだ取り返しの付かないところまではいってないはず!
まだ止められる! 
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立憲民主党などが、9日、「原発ゼロ基本法案(原発廃止・エネルギー転換を実現するための改革基本法案)」を衆院に共同提出

2018-03-12 | 反核平和 Save The Our Earth🌐
 昨日で、2万2千人以上が犠牲になった東日本大震災と、東京電力が起こした福島第一原子力発電所事故から7年が経過、今も約7万3千人が避難生活を送っている。

 ところで、1995年に東野圭吾氏が書かれた「天空の蜂」という小説の中で、このような記述があった。

「なあ湯原、絶対に落ちない飛行機があるかい?毎年、多くの死者が出ている。それに対して、おまえたちのできることは何だ?落ちる確率を下げていくことだろう。だけどその確率をゼロにはできない。乗客はそれを承知で、その確率なら自分は大丈夫だろうと都合よく解釈して乗り込むわけだ。それと同じなんだ。俺たちにできることは、原発が大事故を起こす確率を下げることだけだ。そしてやっぱりゼロにはできない。あとはその確率を評価してもらうしかない。」

「原発が大事故を起こしたら、関係のない人間も被害に遭う。いってみれば国全体が、原発という飛行機に乗っているようなものだ。搭乗券を買った覚えなんか、誰もないのにさ。だけどじつは、この飛行機を飛ばさないことだって不可能じゃないんだ。その意思さえあればな。ところがその意思が見えない。乗客たちの考えがわからないんだ。一部の反対派を除いて殆どの人間は無言で座席に座っているだけだ。腰を浮かせようともしない。だから飛行機はやっぱり飛び続ける。そして飛ばす以上、俺たちにできることは、最善を尽くすことだけなんだ。たとえば湯原、おまえはどうだい。日本がこれからも原子力に頼っていくことに賛成か。それとも反対か。」

「難しい質問だな。ずるいといわれるかもしれないが、原発はやむをえないが、事故は決して起きないようにしてもらいたいというのが正直な気持ちだな。」

「ずるいな、それは本当にずるい答えなんだよ。ほかに交通手段がないから飛行機に乗るが、絶対に事故を起こすなといっているようなものなんだ。乗る以上は覚悟を決めてもらいたい。もちろん事故防止のため、我々はできるかぎりのことはする。だけどそれは絶対じゃない。予期しないことが起きるのは、今度の事件が最後とはかぎらないだ。」


 これは、もう1回書くけど1995年に出版されたもの、まだ東京電力の福島第一原子力発電所事故は起こっていない。
で、福島第一原子力発電所事故以降、一部の反対派は増えたと思うが、でもまだ「殆どの人間は無言で座席に座っているだけだ。腰を浮かせようともしない。」まま。
またそんな国民の態度に乗じて安倍政権や与党は、問題を先送り・頬被りしたままで原子力発電所政策推進を加速している。

 そんななか、立憲民主、共産、自由、社民の4党と無所属の会の2名は3月9日、「原発ゼロ基本法案(原発廃止・エネルギー転換を実現するための改革基本法案)」を衆院に共同提出した。(法案概要はここ法案条文はここ



 我が国は、今次の大戦において、原子爆弾の投下により未曽有の惨禍を被ったが、昭和三十年の原子力基本法の制定以来、原子力の平和的利用の名の下に原子力発電を推進してきた。原子力発電には、安全性の問題のみならず、使用済燃料及び放射性廃棄物の処分方法、労働者の被ばくの危険性等の問題がある。それにもかかわらず、発電に要する経費が安価である、二酸化炭素を排出しない、核燃料サイクルによりエネルギーを無限に得られる等の主張は、原子力発電に関する諸問題から国民の目をそらし、殊更に強調された原子力発電の安全性は、日本の原子力発電所で事故は発生しないとの安全神話を生み出した。
 しかし、平成二十三年三月十一日に発生した東北地方太平洋沖地震に伴う東京電力株式会社福島第一原子力発電所の事故は、原子力発電に依存する経済社会の構造に抜本的な改革を迫るものとなった。当該事故による原子力災害により多数の住民が避難を余儀なくされ、放射性物質による汚染に起因して住民の健康上の不安も生じている。今や安全神話は崩壊し、原子力発電は計り知れないほど重大な危険を伴うものであるとの認識が広がっている。
 こうした現実に直面した今日、我々には、これまでの国の原子力政策が誤りであったことを認め、これに協力して日本の経済社会を支えてきた地域の経済の発展を促進しつつ、全ての実用発電用原子炉等を速やかに停止し、及び計画的かつ効率的に廃止するとともに、電気の需要量の削減及び再生可能エネルギー電気の供給量の増加によりエネルギーの受給構造を転換し、持続可能な社会を実現する責務がある。原発廃止・エネルギー転換の実現は、未来への希望である。
 原発廃止・エネルギー転換を実現することにより、環境と調和のとれた新しい経済社会を創造するとともに、そのために創出される新技術を通じて原子力発電所のない世界の実現に貢献することができる。さらに、原発廃止・エネルギー転換の実現による脱炭素化の促進は、地球規模の緊要な課題である気候変動の問題の解決に資するものとなる。
 ここに、原発廃止・エネルギー転換を実現するための改革を総合的かつ計画的に推進するため、この法律を制定する。
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辻元清美候補 「子供たちの未来のために、50年、100年後、どんな日本を残したいのか、ぜひ考えていただいて、選んで欲しい!」と訴える。

2017-10-14 | 反核平和 Save The Our Earth🌐

 大阪10区の辻元清美候補は、昨日は、蓮舫参議院議員と街宣をしたそうだ。
「友達や自分の知り合いのためではなく、今日はじめて出会ったどうしたらいいか判らない人に寄り添う、頑張っているけど自分の力ではどうすることも出来ない人の背中を支えるために汗をかく、小さい弱い声かもしれないけど、なんとか頑張って行きたいという人たちに寄り添うのが、政治の原点だと思う。」(蓮舫参議院議員)


 昨日夜は、小雨降る中、JR高槻駅西口北(うちで言う西北)で街頭演説をされていた辻元清美候補、その日、子育て中の女性と懇談したという。


 おそらく「待機児童の問題(保育施設の拡充)」や「教育費や学費」というご意見を戴くのだろうと思っていたら、幼い子どもを抱えて参加した女性たちから1番多かった要望は「憲法9条を守って欲しい」、そして2番目は「原発をなくして欲しい」という声だったことを驚いた、と語っていた。
「唯一の被爆国である日本だからこそ、日本が国際社会の中で率先してリーダーになって各地のNGOなどとも連携し、すぐに条約に批准すべき。」
「子供たちの未来のために、50年、100年後、どんな日本を残したいのか、ぜひ考えていただいて、選んで欲しい!」と訴える。


 本日は、辻元清美候補は阪急水無瀬駅にて、岡田克也元副総理、神本参議議員と共に街頭演説。
「安倍首相は、テレビで『憲法9条1項と2項はそのままに自衛隊を加える』と言いました。
でも、自民党の選挙公約には1項と2項そのままなんてどこにも書いてありません。
これは自民党の中でも議論が分かれているのです。
自民党憲法改革草案では2項は廃止、集団的自衛権を限定なく使えるようにするのが自民の本来の考え方なんです。
だから選挙で勝ったら9条を国民から白紙委任を受けた、2項を残すなんて話はどっかにいって、世界中どこでも集団的自衛権の行使が出来る、つまり武力行使が出来る国になってしまうかもしれない。
それで本当にいいんですか?
憲法の平和主義って何だ?
自国を守るために武力を使う事はあっても、他国の戦争には参加しない。
これが憲法の平和主義です。
これを議論もなく白紙委任してもいいでしょうか?」(岡田克也元外務大臣)
あれ?池上彰と小島瑠璃子がいるぞ!?


 そしてJR島本駅まで桃太郎してたが、次の高槻での街頭演説の時間が迫っていて、でも支持してくれる皆さんとのコミュニケーションは大切にしたい、そして交通信号は守るww、走る走る、岡田さんも必死の形相で(笑)、辻元清美候補に引き摺られて走る走るっ!


 告知なしの阪急高槻市駅北での街頭演説には、たくさんの方が足を止めて、辻元さんの話に聞き入っていた。
元気が出た辻元さん、自分自身の、「脱原発、高槻・島本を複合災害からまもる、カジノ法案に反対、子育てのこと、介護のこと、大企業を優先する経済政策では無くて商店・中小企業のための経済政策、言論の自由をまもる、情報公開の徹底、そして憲法9条をまもる、そして憲法9条があるからこそ出来る日本の外交戦略…。
これまで絶対にぶれていない政策を、一つ一つ、丁寧に話されていて、演説はなんと45分間に及んだ。
最初から最後まで、途中から最後まで、聴いてたひとがとても多かったってのに驚いた。
そして、街宣車に乗っての流し街宣の際、とある町内をきめ細かく街宣車に走ってもらって、辻元清美候補がマイクを握って政策を訴えていると、とある角の家の玄関から若い女性が、ドアを少しだけ開けて、手をふるとかってなアクションなどなく、控えめに街宣車を見てくれていた。
その女性に気付いた辻元さんは街宣車から降りて玄関先に駆け寄り「わざわざ出てきてくれてありがとう」って声を掛けたら、その女性は「あたし、今回初めて選挙に行くと思う」と言った。
そのあとの辻元さんとその方との会話は聞こえなかったが、でも、深く印象に残った場面だった。


 明日10月15日(日)は、14:20~15:00、JR高槻駅北口にて、漫画家「小林よしのり」さん、立憲民主党の枝野幸男代表とともに辻元清美候補は街頭演説会を行う。
えっっっ?あの「小林よりのり」と???真逆とちゃうん????

市民とつくる政治にYES くらしをまもる みんなのための政治にYES 
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それは、血を吐きながら続ける、悲しいマラソンですよ…

2017-06-07 | 反核平和 Save The Our Earth🌐

 Tokyo MXで、ウルトラセブンを全話再放送中で、録画して順番に、ほんと懐かしく見ているんやけど。(アンヌ隊員のキュートさにドキドキワクワクしながら!)
もちろんつっこみどころ満載、でもしかし取り扱っているテーマの深さに「う~ん」と唸らされることも少なくない。
そのなかでも、もっとも考えさせられたのが、第26話「超兵器R1号」(初回放送1968年(昭和43年)3月31日)で、ダンがつぶやいたこの台詞。

「それは、血を吐きながら続ける、悲しいマラソンですよ…」

 兵器開発競争を皮肉ったもので、やはりこの台詞はウルトラセブン史上に残る重いエピソードだと評価されているようだ。
当時は冷戦やベトナム戦争の真っただ中であり、このエピソード自体が核抑止による終わりの見えない軍備拡張を風刺したものであるといわれている。
あらすじを拾ってみると


 ウルトラ警備隊が属する地球防衛軍は侵略宇宙人への対抗策として、新型水爆8000個分の破壊力を持つ惑星破壊兵器「R1号」を開発し、どこかの惑星で使用実験が行われることになった。セブンであるモロボシ・ダンは参謀たちに実験中止を進言に行くが、途中でフルハシ隊員に制止される。

『いや、忘れるなダン、地球は狙われているんだ。今の我々の力では守りきれないような強大な侵略者がきっと現れる。その時のために···』
「超兵器が必要なんですね」
『決まっているじゃないか!』
「侵略者は、超兵器に対抗してもっと強烈な破壊兵器を作りますよ!」
『我々は、それよりも強力な兵器をまた作ればいいじゃないか!』
「·········それは、血を吐きながら続ける···、悲しいマラソンですよ」

 結局、シャール星座の第7惑星ギエロンが地球への影響が無く、生物もいないだろうということでR1号の実験に使用され爆破されたが、ギエロン星には生物が存在し、R1号の放射能の影響を受けてギエロン星獣に変異し、復讐の為に地球へ降り立ち放射能の灰を吐き地球に甚大な被害を与えた。
最終的にギエロン星獣はセブンに倒され、事件の反省から新型兵器R2号の開発も凍結され、物語はカゴについた回転車で、延々走り続けるリスの映像で幕を閉じる···


 今、またこんな状況になっている…。
人類は、いつになったら理解するのだろう。
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旅ガイドブックにはあまり載っていない、一般的なツアーではあまり行かない、という沖縄南部の戦跡について案内していただいた

2017-04-14 | 反核平和 Save The Our Earth🌐


 後日、整理してからこのブログで書くと思うが、ある目的を持って、仕事として訪沖。
9回目の沖縄ながら、仕事として訪れるのは初めてだ(8回目の訪沖は「平和行進」に参加し、青年女性協議会の皆さんと交流もしたが、これは個人的自費で参加したので、公務ではない、とりあえず沖縄での一食目は、ソーキそば)。
さて、本日は、ベテランのバスガイドさんが、レンタカーを使って、我々に沖縄を案内してくれるのだ…。

 最初に案内していただいたのは、ガイドさんむらたん曰く、「映画でも知られ、多くの人々が足を運び花を手向ける 沖縄県立第一高等女学校及び師範学校女子部の乙女らを祀る『ひめゆりの塔』に対して、あまり知られていないのが、糸満市国吉にひっそりと建立される、県立第二高等女学校の乙女らを祀る『白梅の塔』があります。」
「ここに奉られている白梅学徒隊とは沖縄戦で従軍看護婦として活躍して犠牲になった女子学徒隊のうち、沖縄県立第二高等女学校の四年生たちによって編成された部隊です。」


 「沖縄戦で従軍看護婦として、ひめゆりの乙女達と同様に看護勤務にあたったのですが、彼女たちは当時4年生だったということもあり、繰り上げて卒業をしたのち、教員の引率はなく、最後まで軍と運命をともにしました。」
その後、彼女たちが潜みつつ活動しそして自決もしたというガマに入壕させてもらったが、最初の広いところよりその先までは、暗闇に足がすくんでしまってそれ以上進めなかった。


 続いて「魂魄の塔」に案内してもらった、いつもこのそばに車を止めてスーサイドと呼ばれる海岸で波乗りしていたのに、ここをお参りするのは初めてだ。
「この地は今次大戦でも一番の激戦地であり、日本軍も住民も追いつめられて逃げ場を失い、陸、海、空からの攻撃を受けて、敵弾にあたって倒れた屍が最も多い激戦地の跡でした。戦後の昭和21年2月、真和志村民が収容移住を許された所で村民及び地域住民の協力によって、道路、畑の中、周辺いたる所に散乱していた遺骨を集めて祀ったのがこの『魂魄の塔』です。祭神三万五千余柱という、沖縄で一番多く祀った無名戦士の塔でありましたが、その後、昭和54年3月、摩文仁の丘に国立沖縄戦没者墓苑が完成し、遺骨は同墓苑に分骨して安置されました」
 
 和魂(にぎたま)と なりてしづもる おくつきの み床の上を 渡る潮風



 「魂魄の塔」のそばにある広島の碑にある黒い3つの石柱は「非核三原則」を表しているそうだ。
「沖縄戦終焉の地・平和祈念公園は、平和の礎や各都道府県の慰霊塔がおなじみですが、最近は訪れる人がめっきり減ってしまった摩文仁の丘の南断崖、海岸近くに建立されている、健児隊を祀る健児の塔です。」
「先日、美空ひばりさんの生誕80周年記念歌番組でも、ひばりさんが沖縄公演の際に健児の塔を訪れ、祈りをささげたシーンが紹介されておりました。そういえばここ10年ほど、お客様を案内したことがないなぁとその時ふと思いました。慰霊塔の近くには、当時健児隊が使用していた防空壕も残されており、天井部分は米軍の火炎放射器による攻撃を受け、焼かれた後や弾痕も残っています。」

 最後に「ここから綺麗な海が見れますよ」と、具志頭城跡公園に案内していただいた。
ここに「土佐の塔」という、沖縄や南方地域で戦没した高知県出身の方々の慰霊碑があった、自分は父方は「三河→紀州→大阪」の血で、母方は純血の土佐っぽ、どういう導きだったのだろう…。

 ガイドさんに「せっかくですからお参りしていただけませんか」とそれぞれの慰霊碑で促される。
いや、言われるまでもなく、頭を垂れ黙祷し合掌する、「今の安倍晋三総理率いる安倍自民党や公明党などが『再びあの時代』に、日本国民を導こうとしていますが、『繰り返しません、過ちは』の約束を守るために、自分は微力ながら出来うる限りの運動をします。」
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話し合う事が罪になる 共謀罪法案の廃案を求める4.6大集会@日比谷野外音楽堂

2017-04-06 | 反核平和 Save The Our Earth🌐
 話し合う事が罪になる 共謀罪法案の廃案を求める4.6大集会@日比谷野外音楽堂


民進党・有田芳生参院議員「戦後最悪の治安立法、共謀罪。私は民進党を代表し、政府・与党が強行に審議入りさせたことを強い憤りを持って批判しなければいけない。私たち民進党は、法案の廃止を目指し、本日、『共謀罪対策本部』を立ち上げた。今週末から市民団体と協力して、全国キャンペーンを始めることを決めた。私たちは政府がこの悪法を閣議決定する1カ月前の2月21日、党としての反対の見解を表明した。犯罪防止のための条約(国際組織犯罪防止条約)に入るのに、包括的な共謀罪などはいらない。テロを防止するために何か穴があれば、個別具体的な法律を作ればいいというのが私たちの見解だ。特にNHK、フジテレビなどが『テロ等準備罪』と政府の言い分をそのまま繰り返しているが、政府が与党に最初に示した法案の中には『テロ』の文字が一言もなかった。テロ対策の法案なんかじゃない。だけど、テロという言葉がなければテロ等準備罪といえないからコソコソと『テロリズム集団』という言葉だけを入れた。でも今日、法務省に『テロリズム集団の定義はあるんですか』と聞いたら、定義はない。こんないい加減な法律はありますか。
 しかも、私は安倍首相の無責任さについても言わなければいけない。1月26日の衆院予算委員会。安倍首相は『普通の団体が一変して組織的犯罪集団になることがある』という例として、オウム真理教を挙げた。確かにオウム真理教は地下鉄サリン事件をはじめとする凶悪事件を起こした。だけど安倍さんは予算委員会で『普通の宗教団体がオウム真理教のように一変して組織的犯罪集団になるならば、(幹部以外の)他の人たちも含めて一網打尽だ』と言った。1995(平成7)年、地下鉄サリン事件が起きたとき、オウム真理教の出家信者は約1千人、在家信者は約1万人、ロシアには5万人の信者がいた。全く事件に関係ない何万人もの人を一網打尽にするというのが共謀罪の本質に他ならない。
 しかも政府・与党は、実行準備行為などという言葉で『これまでの共謀罪とは違う』と言っている。しかし、民進党の階猛衆院議員が『組織的犯罪集団がカレーの中に毒物を入れる計画をしたとき、カレーを作ることは実行準備行為ですか』と金田勝年法相に聞いたけれど、金田法相は答えられない。こんなばかげた法案は廃止するしかない。ラインでも計画の共謀があり得る。『既読』という表示が出ただけでも合意になる。
 最後に、皆さんにお願いしたい。古い話だが、1950年代後半に『(警察官の職務権限を拡大する)警職法反対闘争』があった。そのとき、週刊誌が『デートもできない警職法』という特集を組み、そのスローガンが全国各地の運動に広がっていった。
 だから皆さん、今度の共謀罪も『ラインもできない共謀罪』『カレーも作れない共謀罪』『下見も危ない共謀罪』。こんな悪法、野党4党と皆さんの力で、断固として廃案に持っていこうではありませんか。
 国会会期末は6月18日。休日を抜けば50日の戦いだ。皆さんとともに世論を高め、運動を高めて、安倍政権打倒の戦いと結びつけ、悪法を廃止に持っていこうではありませんか」

共産党・田村智子副委員長 「今日、衆院本会議で共謀罪法案の審議が強行されたことに、まず断固として抗議の声を上げたい。
 安倍首相は『丁寧な説明』と言いながら、いきなり与野党の合意がないまま、議院運営委員長の職権で(テロ等準備罪法案を)本会議の議題とした。審議の入り口から聞く耳を持たない。強行突破ではないか。
 この法案は提出前からボロボロだ。何しろ政府の答弁は嘘とごまかしをどこまでもどこまでも重ねる。『(2020年)東京五輪・パラリンピック開催のために国際組織犯罪防止条約の締結が必要で、この条約を締結するためにはテロ等準備罪の規定が必要不可欠だ』と。全部嘘だ。この条約はマフィア対策が目的で、そもそも条約の内容を協議するとき、日本政府自身が『テロリズムを条約の対象とすべきではない』と主張していたことも、国会審議で明らかになった。
 五輪のためだと言うが、五輪開催決定を受けて政府は有識者会議を開き、どのような法整備が必要か協議した。ドーピングについては法律が必要という意見はあったが、テロ対策で新たな法律が必要ということは議題にもならなかったではないか。
 平成28年版警察白書の特集はテロ対策。そこで今後の課題として挙げられているのは、水際作戦のために世界の国々の政府ともっと連携を取っていくということと、他国の言語や宗教や文化を理解した人の養成が必要だということ。共謀罪法案の中身に関わるようなことは一切、警察白書に出てこない。ひどい嘘とごまかしで何が何でも成立させようとする安倍内閣の存在自身が極めて危ない。
 だいたい皆さん、テロ対策だというなら、中東地域であれだけの不安を引き起こしたイラク戦争や、米国大統領が入国禁止令まで出して特定の宗教や国を敵対視することに対してこそ、日本政府は真摯(しんし)に向き合い、テロをなくすために奮闘すべきなのではないか。テロ対策を口実にして国民の思想に踏み込む。国民の集会の自由に踏み込む。こんな危険な法案を、絶対に許すことはできない。
 国会周辺を歩いているのが花見なのか組織犯罪のための下見なのか、そんなことがどうしてわかるのか。人が集まって話し合いをしていることが犯罪目的なのか穏やかに話し合っているだけなのか、そんなことがどうしてわかるのか。国民総監視で盗聴や尾行を繰り返し、組織犯罪を作り上げていくことが、法案の目的ではないか。違憲立法は断じて許さない。党派の違いを超え、大きな共同を国民の中に広げて参りましょう」

社民党・福島瑞穂副党首 「『テロ等準備罪なんて言うな、撤回しろ』という声を大きく広げ、テロ等準備罪なんて(言葉を)使えない状況を一緒に作っていこうではありませんか。
 テロ等準備罪なんでインチキだ。『等』とは何か、質問主意書で聞いた。『等』とはテロ犯罪以外のすべての犯罪というのが答弁。全部ではないか。パレルモ条約(国際組織犯罪防止条約)に2000年に調印したが、テロとは全く関係ない。政府が初めに与党に示した案には『テロ』の2文字が一切なかった。法案の目的にも組織的犯罪集団の定義にも、一切『テロ』(の文言)がない。テロ等準備罪、なんて嘘をつくなと思う。
 テロの対策というのであれば、米国と一緒に世界で戦争しないことがテロ対策ではないか。
 犯罪は基本的に既遂でなければ処罰されない。未遂、予備は極めて例外的だ。刑法の予備罪は7つしかない。殺人予備、強盗予備、放火予備、内乱予備など。なのになぜ、全部で277の(犯罪の)共謀を処罰する法案なのか。何も法益侵害が起きていない段階から一網打尽に処罰しようとしている。277の治安維持法ができるようなものだと思う。
 目配せだって共謀だ。死んでいない限り共謀罪が成立する。こんなのおかしい。まだ何も悪いことしていない。また、ラインも一斉メールも共謀罪が成立する。『いいね!』と言ったら共謀だ。でもラインやメールで、どうやって共謀していると認定するのか。金田法相は『ラインやメールも手段。将来、盗聴法の対象に検討しうる』と答えた。とんでもない監視社会だ。今までは犯罪が起きて捜査が開始される。でも共謀罪ができたら捜査が一変する。捜査と社会を変える共謀罪は、どんなことがあっても廃案にしていこうではないか。
 安倍内閣は森友学園問題でわかったように、政治を私物化し、あらゆるものを私物化し、自分たちと考えを同じくする者たちに便宜供与してきた。韓国では大統領がお友達への便宜供与で逮捕された。日本でも友達に便宜供与し、政治を私物化する総理大臣には退陣してもらおうではないか。
 安倍首相は言った。『私と妻が(森友学園をめぐる)土地の売却に関与していたら総理大臣も国会議員も辞める』と。関与が明らかになったではないか。辞めてもらおうではないか。
 私たちは今、『平和な国を作るのか、戦争できる国にするのか』『私物化された政治なのか、民主主義と自由の国であり続けるのか』が問われている。国会では野党共闘、市民との共闘で必ず、共謀罪を廃案に追い込む。一緒に頑張っていきましょう」

自由党・山本太郎代表 「今日、ここにお越しになる前、国会前で共謀罪反対の声を上げられていた方、どれくらいいらっしゃいますか? なるほど、全体から見るとそんなには多くない。でも、とっても大きな声だった。国会質問作りになかなか集中できないくらい大きな声だった。
 皆さんにクレームを入れているわけではない。大きな声を上げなければいけない状況にしている政治が存在していることを、皆さんにおわび申し上げたい。申し訳ございません。すべてはあのスットコドッコイのせいだ。名前は出しません。あのスットコドッコイです。
 なぜ今、共謀罪が審議入りしたのか。目的は2つある。1つは、当然ながら共謀罪を早く成立させたい。もう1つは、森友問題や加計問題を風化させるために、みんなが大きな声を上げるような共謀罪をやるのが一番良いと考えたんじゃないですか。
 あり得ないですよね。だって、彼らこそ共謀の中心にいる人間たちではないか。共謀罪の先駆けをやっている人間たちに、そんなことさせない。いくら(テロ等準備罪法案を)審議入りされようとも、森友問題、加計問題の追及を続けていく。
 『共謀罪』というのは、過去3回廃案になったから響きが悪い。じゃあどうする。看板を掛け替えよう。これ、自民党のお家芸だ。特定秘密保護法は秘密保全法から看板を掛け替えた。
 今回はテロ等準備罪にしたが、ふたを開けてみたら条文に『テロ』の文字が入っていないって、本当にお前らスットコドッコイだな! そう思いません?
 看板を掛け替えても本質は同じ。共謀罪のまんま。共謀罪は相談しただけでアウトだ。むちゃくちゃな話だ。
 政府はこう言う。『そうではない。相談だけじゃなく、その後に準備行為がセットにならなければ逮捕されないし、処罰もされません』。でも、そうではない。相談の時点で既にマークされているわけだ。そうではないと(準備行為と)セットにできない。準備以前にどんな相談をしていたのかをチェックし続けなきゃいけない。どんな人たちがどんな相談をしているのか、日常的にチェックし続けなきゃいけないってことは、全員が犯罪者扱いだ。潜在的犯罪者としてこの国にいる人々をマークし続ける。そのためには盗聴、尾行するしかない。むちゃくちゃな国だ。
 『いやいや、一般の方々には関係のない法律です』と政府は言う。一般の方々とはどういう人たちなのか、余計分からなくなる。どういうことか。1996(平成8)年頃だったか、公安調査庁の内部資料が流出した。公安調査庁は破防法に基づく『暴力的破壊活動』を行うおそれのある者たちをチェックし続けていた。流出した文書を見てみると、マークし続けていたのは日本ペンクラブ。『この鋭いペンで、暴力的破壊行為を!』みたいな。生活協同組合。『俺たちが作ったキャベツで暴力的破壊行為を!』みたいな。それ、無理ありません? 他には核廃絶を願う原水禁、原水協。アムネスティ・インターナショナル。全国公害患者の会。そんな団体でさえマークされ続けていたということだ。
 要は、政府が考える普通じゃない人たちというのは、当たり前の声を当たり前のように上げ続ける人々のことだ。皆さんのことだ。この法案が通った日には皆さんアウトですね。そうはさせるかという話だ。
 じゃあ、どうしたらいいか。皆さんにお願いがある。騒いでください。大きな声で、みんなに分かる言葉で騒いでいただきたい。小学生にも山本太郎にもわかる言葉でどんどん騒いでいただきたい。そのためには相談しましょう。共謀しましょう。準備しましょう。この法案が通る日が来る前に散々共謀しましょう。散々準備しましょう」

沖縄の風・伊波洋一参院議員 「皆さんと共謀罪法案の廃案に向けて頑張って参りたい。お誓いする。沖縄にいて思うのは『戦争できる国になるための法案なんだろうな』と。秘密保護法もそうだが、戦争するための法案が続々と出ている。要するに『国の言うことを聞かないやつは捕まえてしまえ、黙らせてしまえ』ということだろう。
 ご承知のように、山城博治さん(沖縄平和運動センター議長)が5カ月間も拘留された。軽微な犯罪で、『証拠隠滅(のおそれがある)』と言いながら、家族にも会わさず拘留して弾圧するということがあった。
 今、私たちは辺野古基地建設反対のために座り込みしているが、これとて共謀になりかねない。安倍政権が目指している国は『戦争できる国』だが、そのためには(防衛費が)GDP(国内総生産)の1%ではダメ。2%必要だ。米国はいずれ日本にも2%は自己責任で出せ、と言う。そのためには教育も福祉もあちこち全部カットしなければいけない。(テロ等準備罪法案の目的は)国民が反対しても黙らせる仕組みが必要だということだと思う。
 宮古島や石垣島、与那国島、奄美大島には、戦争のための自衛隊基地が着々と作られようとしている。これとて『反対したらしょっぴくぞ』となりかねない。東京にいるとなかなか感じないかもしれないが、日本は戦争できる国に自ら進んでいこうとしている。戦争をどこでするのか。国内だ。日本が戦争を準備しているのはほとんど国内だ。海外に行って戦争するんじゃない。米国のために中国(の攻撃)の盾になって国土を戦場にしていくという考え方だ。水陸機動団など新しい部隊を佐世保や沖縄に作っているが、こういった動きの一環として共謀罪もあるんだろうと、沖縄からは見える。
 沖縄の人たちは沖縄で基地作りが進んでいくほど、かつて沖縄を戦場にしたようなことが再び行われるんじゃないかという懸念を持ち、毎日多くの皆さんが早朝から辺野古に駆けつけ、座り込みをしている。ぜひ、このことも皆さんと共有していきたい」


山口二郎・法政大教授 「この愚劣な閣僚が居並び、これほどまでに政治が腐敗したことは今までなかったと思う。『かこつけの政治』だ。安倍首相は南スーダンの平和にかこつけて自衛隊を出し、駆けつけ警護をさせている。こんな嘘っぱちはない。安倍にとっては、自衛隊を外へ出して武器を使うこと自体が目的だ。
 同じ『かこつけ』の構図は共謀罪にも当てはまる。五輪にかこつけて共謀罪。ふざけるな。今、日本の政治で起きているのは権力者による説明責任の放棄だ。そして国家の私物化だ。
 本来、施策はきちんとした目的があり、それを実現するための手段であるはず。しかし、安倍政権の政策は働き方改革にしても共謀罪にしても、ことごとく政治家や官僚のやりたかったテーマを実現する。むしろ国民の生命や自由を抑圧するような、権力の肥大化を招くものばかりだ。今ここで反対の声を上げなければ、日本の立憲主義、民主主義は崩壊のどん底に落ちていく危機だ。
 私が特に感じるのは官僚の堕落だ。森友学園事件について、(国会での)財務省の役人のふざけた態度は一体何なのか。今や、官僚たちは憲法で規定している『国民の公僕』ではなく、自民党政権の召使いに成り下がってしまった。
 このような役人たちが共謀罪という武器を手にしたら一体何が起こるか。自民党に逆らう良識を持った市民をことごとく弾圧しにかかる。火を見るよりも明らかではないか。
 共謀罪審議にあたり、私たちは野党4党とともに、徹底して反対運動を繰り広げていきたい。残念なことに特定秘密保護法、安全保障法制と2回続けて、一生懸命戦ったけど負けちゃいました。しかし今回は違う。3度目の正直で共謀罪を廃案に追い込み、森友学園事件の究明も合わせて安倍政権を倒す。その強い決意を持って皆さんと一緒に戦っていきたい」
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夢 1990年(平成2年)の映画だ、この21年後に東京電力福島第一原子力発電所の事故が起こった

2017-02-24 | 反核平和 Save The Our Earth🌐

 先日、録画した映画、「夢(ゆめ、英題:Dreams) 」を観た。
この映画は、黒澤明監督による1990年に公開された、日本とアメリカの合作映画で、監督が見た幻想的な“夢”の世界を、8つのエピソードで綴るオムニバス形式のファンタジー。
なぜか製作総指揮はスティーブン・スピルバーグ、このなぜかを調べてみると、「黒澤監督が、日本国内では出資者が見つからなかったために、スピルバーグに脚本を送り、彼がワーナー・ブラザースへ働きかけ(圧力をかけ)たおかげで制作が実現した」ということ。


 本当に夢をみているような美しい作品、夏目漱石の『夢十夜』のように、各話「こんな夢を見た」という言葉から始まる「日照り雨」「桃畑」「雪あらし」「トンネル」「鴉」「赤冨士」「鬼哭」「水車のある村」の8話からなるオムニバス形式で、このオムニバスのメインテーマは「生きる」。
監督・脚本・編集が黒澤明 主演は寺尾聰、倍賞美津子、原田美枝子、井川比佐志、根岸季衣、いかりや長介、笠智衆、マーティン・スコセッシ(!)


 「日照り雨」「桃畑」でがっつりと心を掴まれてしまったが、もっとも食い入るように観てしまったのが「赤冨士」だ。
「大音響と紅蓮に染まった空の下、大勢の人々が逃げ惑っている。私は何があったのかわからない。足下では、疲れ切った女性と子供が座り込んで泣いている。見上げると富士山が炎に包まれ、灼熱し赤く染まっている。原子力発電所の6基の原子炉が爆発したという。居合わせたスーツの男は、懺悔の言葉を残すと海に身を投げた。やがて新技術で着色された、致死性の放射性物質が押し寄せる。私は赤い霧を必死に素手で払いのけ続けた…。」

台詞を拾ってみる。

背広の男「放射能に侵されて死ぬのを待っているなんて、生きていることにならないよ」
子供を二人連れた女「大人は十分生きたから死んだっていいよ!この子たちはまだいくらも生きてないんだよ!」
「でもね、原発は安全だ、危険なのは操作のミスで、原発そのものには危険が無い、絶対にミスは犯さないから、防災はないってぬかした奴は許せない!」
「あいつらみんな縛り首にしなくちゃ、死んだって死にきれないよ!」
背広の男「それは放射能がちゃんとしてくれますよ」
「すみません、僕もその縛り首の一人でした…」

 もう一度言うが、1990年(平成2年)の映画だ、この21年後に東京電力福島第一原子力発電所の事故が起こった…。
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都合のいいときには憲法学者の意見を利用し、都合悪いときには無視する

2016-02-04 | 反核平和 Save The Our Earth🌐

 「ナチス憲法、あの手口学んだらどうかね」→非常事態宣言→言論の自由の否定

首相、将来の9条改正に言及 「違憲指摘の状態なくす」 朝日新聞02月03日 22:02
 安倍晋三首相は3日の衆院予算委員会で、戦力不保持を定めた憲法9条2項について、「7割の憲法学者が『憲法違反の疑いがある』と自衛隊に対して疑いを持っている状態を、無くすべきではないかという考え方もある」と答弁し、将来的な改正の必要性に言及した。…


 ちょっと待った~!!(`Д´)
集団的自衛権の行使を可能にする安全保障関連法をめぐり、多くの憲法学者らが憲法違反として反対の声を上げたにもかかわらず成立を強行したのは、当の安倍政権やないかーっ!
都合のいいときには憲法学者の意見を利用し、悪いときには無視するって、あまりにも都合主義やないかっ。
この安倍首相の答弁に関し、与党である自民党の閣僚経験者から「安全保障関連法の成立で実質的に憲法は改正された。9条をいじる必要はない」という発言があったという報道もあり、そこが本音でもあり、国民が憲法で権力を律する立憲主義を踏みにじっているのは明らかだ。


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憎悪の連鎖を断つために…。

2015-12-10 | 反核平和 Save The Our Earth🌐
 「人はただ愛によってのみ憎しみを越えられる。人は憎しみによっては憎しみを越えられない」(Hatred ceases not by hatred but by love)
「暴力は憎しみを生み出すだけ。憎しみは憎しみを呼び、さらなる暴力を生み出すだけ。」

 2001年にアメリカ同時多発テロ事件があり、時の大統領ジョージ・W・ブッシュは「対テロ戦争」を宣言した。
しかし、テロは、世界中の先進国が躍起になって暴力で封じ込めようとしているけど、これっぽっちも封じ込めることは出来ず、逆に10倍近くも増えているという数字もある。


 昨日は「辻元清美 政治活動 20年へ、感謝と飛躍の集い」が憲政会館でおこなわれ参加してきた。
第一部は、朝まで生テレビで付き合いの長い田原総一朗さんとのトークセッションだったが、いつの間にか客席に座っていたジャーナリストの鳥越氏と拉致被害者家族連絡会(家族 会)元副代表の蓮池氏が舞台に担ぎ出され、4人での討論となったが、本音・暴露・叱咤激励織り交ぜて、非常に興味深かった。


 第二部は、立食パーティとなるが、さすが清美さんとこの集いらしく、暗色のスーツ姿が少なくて、いろんな人が共生していた(笑)
岡田代表の挨拶に始まり、各方面、多種色とりどりの人たちからの祝辞やリレートーク、石川さゆりさんはやっぱ華やかなオーラがあり、全国ハイヤータクシー連盟の坂本克己氏がもっとも笑いを取っていた(爆)


 自分は、清美さんが大阪10区初めて立候補した、2000年の衆議院選挙から、15年間の付き合いだけど、いつまでもまったくぶれず、そして発信能力の高さ、そして国会論戦では、入念な仕込みから舌鋒鋭く相手に挑む姿勢はまったく変わらない。
「みんなが食べていけるようにする」「戦争へのどんな小さな芽も摘む」、この二つが政治の役割だという清美さんの初心も、まったくぶれていない。
先の通常国会では、安保法政を巡る審議で最前線にたち、安倍政府の綻びを明らかにしていき、安倍総理は「国民の理解が進んでいない」と言っていたが、実は清美さんらの国会での追及により国民の理解が進んだから、あれだけのたくさんの人が廃案を訴え、そして国会の周りに人が集まったのだ。

 安倍晋三総理大臣に、もっとも嫌われている議員ともいわれている清美さん。
ネットとかSNSとか、辻元清美のことをバッシングする書き込みもよく見かけるが、彼女の過去を、あること(法違反で有罪判決を受け執行猶予を経たことがある)ないことを、あーやこーや言ってるばかりで、今、清美さんが国会内外で主張していることに対して、まともに反論しているものは見ることがない。
安倍晋三の「ヤジ」と、程度がかわらない、まともに清美と闘えない。

 清美さんとは長い付き合いながら、最近は、いつも近くにいながら「がんばれ」「それでいいよ」「たのむで」「よくやった」ていどの感じかな~。
細かい政策的議論は、彼女の事務所の人たちと徹底的にやるって感じで、直接、自分が清美さんにどうのこうのは言ってないけど、そんなことは必要なくて、清美さんの矜恃に任しておけば、その通りだから、心配ないって感じだ。
15年の付き合いやけど、これっぽっちも、ぶれないし、変質しない、希有な議員、いや、人やから。

 憎悪の連鎖を断つために…、辻元清美を、これからもしっかり支える。
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けっきょくは金だけで、国民の「命」は、二の次三の次やねん、安倍さんとこの党の人たちは…

2015-12-09 | 反核平和 Save The Our Earth🌐
 出張に行ってて読めなかった新聞を、順番に読むのが好き。
で、東京新聞2015年12月5日 朝刊の一面に掲載されていたこの記事。
安倍政権には、あありにもむちゃくちゃすぎて驚かされることがほんま多かったが、さすがにこのニュースには思いっ切り引っ繰り返った~(;゜ロ゜)


辺野古経費 寄付で「還流」 6議員・自民県連に1105万円
  沖縄県の米軍普天間飛行場(宜野湾(ぎのわん)市)の移設関連工事を2014年度に受注した県内の建設会社など4社(JV参加企業を含む)が、同年12月の衆院選で当選した沖縄選出(比例含む)の6議員側に、計320万円を寄付していたことが分かった。4社のうち3社と、別の地元3社から計785万円寄付を受けた自民党沖縄県連分を含めると、地元の受注7業者からの14年の寄付は1105万円にのぼる。辺野古の新基地建設の是非が法廷闘争に発展する一方で、すでに国の移設関連費の一部が、寄付の形で国会議員らに流れている構図が明らかになった。 (篠ケ瀬祐司)
 6議員は国場(こくば)幸之助、宮崎政久、比嘉(ひが)奈津美、西銘(にしめ)恒三郎(以上自民党)、下地幹郎(しもじみきお)(おおさか維新の会)、玉城デニー(生活の党)の各氏。それぞれが代表を務める政党支部が10万~100万円の寄付を受けた。玉城氏は沖縄3区で当選、他の5氏は小選挙区で落選し、比例代表で復活当選した。
 6議員への寄付はいずれも衆院選の公示前後から投票前に行われた。2社は寄付の時点で関連工事を落札済みで、国と契約した業者の国政選挙に関する寄付を禁止する公職選挙法(特定寄付の禁止)に触れる可能性がある。残る2社は衆院選後に工事を落札した。
 寄付金額や発注・落札額は、沖縄県選挙管理委員会が公開した14年分の政治資金収支報告書、防衛省が笠井亮衆院議員(共産)に提出した「普天間飛行場移設に関する業務発注一覧表」などをもとに本紙が集計した。14年度に沖縄防衛局などが発注した移設関連業務は全体で43件、契約額は533億六6840万円だった。
 6議員に寄付をした4社のうち2社は、本紙の取材に「通常の付き合いの範囲で、選挙に関する寄付ではない」などと説明。2社からは4日までに回答を得られなかった。
 6議員の事務所はいずれも「業者が関連工事を受注したことを知らなかった」と回答。その上で「誤解を受けてはいけない」と受注が確認できた業者には返金や返金手続きを検討するという。
 辺野古沖の新基地建設をめぐっては、今年10月末に本体工事が始まる前から、政府による関連業務の発注が行われている。
 日米両政府がV字形滑走路建設で合意した06年度の契約額は計30億3385万円。08年度は86億5155万円に急増した。
 民主党政権下では「普天間飛行場の移設先をゼロベースで検討し、最低限必要な発注にとどめた」(防衛省)ため11億円台だったが、14年度は前年度の約42億円から533億円に一気に膨らんだ。


 2014年12月に施行された第47回衆議院選挙では、小選挙区では、1区は自民の国場を抑えて共産の赤嶺政賢、2区は自民の宮崎を抑えて社民の照屋寛徳、3区は自民の比嘉を抑えて無所属の玉城デニー、4区は自民の西銘を抑えて無所属の仲里利信が当選。
自民党の国場幸之助、宮崎政久、比嘉奈津美、西銘恒三郎は沖縄の民意では落選したけど、選挙制度による比例復活により当選した議員、民意に反したために落選した反省はない。
そしてもっともあかん奴は、生活の党の玉城デニー、自分がなぜ当選したのか解っていないのか、解っているなら、あまりにも酷い。

 沖縄の基地問題も、原子力発電所の再稼働や原子力政策推進も、武器輸出や自衛隊の増強などを含む安保関連法も、けっきょくは、金だけで、国民の「命」は、二の次三の次やねん、安倍さんとこの党の人たちは。
んで、あそこと仲良く政権やっている党も、政権にいる愉快さだけやし…。

 西高東低ならぬ政高党低、しかし、ここまでなんか、自民党議員の劣化は…。
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一般家庭、電力小売自由化を前に…

2015-10-16 | 反核平和 Save The Our Earth🌐
「被災地原発 基準適合なら再稼働」 就任会見で高木復興相 東京新聞2015年10月8日朝刊
 この人、原発が数多く立地する福井県選出で、自民党では原発の早期再稼働を求める議連の事務局長も務めてきた人、けっきょく金だけやん。

超党派「原発ゼロの会」共同代表 河野行革相「政府内で言うべきこと言う」東京新聞2015年10月8日朝刊
 この人、河野洋平氏の息子、安保法案の採択でも、最低でも自民党ではこの人だけは造反するだろうと思っていたが…。
自民党内の脱原発の最先鋒だと思っていたが、どうも大臣ポストと天秤に掛けたら脱原発の方が軽かったようで…、やっぱそうなんや。


 九州電力は15日午前、川内原発2号機(鹿児島県薩摩川内市)の原子炉を起動し、再稼働させた。
県知事などからは「避難するような事故は起きないだろう」との発言が相次ぐが、重大事故への懸念は拭い切れない。
川内原発事故時のバス避難輸送について県内のバス会社33社と鹿児島県が協定している。
川内原発の30キロ圏内の自治体の避難計画では、自家用車がない住民や要援護者は、主にバスで避難するのだが、重大事故が起これば県が県バス協会と結んだこの協定に基づいて、派遣を要請することになっている。
川内原発で事故が起きた場合、半径5キロ圏の住民約4900人は、放射性物質が漏れ出す前に30キロ圏外への避難を始める必要があるが、この5キロ圏内の住民避難に必要なバスは約80台と試算されていて、さらに5キロ圏~30キロ圏の避難にもバスが必要となるが、その必要なバスが確保できるかどうかは未知数だ。
そもそも避難輸送には、バス乗務員の被爆対策も必要だが、協定では、県がバス会社に協力要請をする際、運転手らの安全確保に配慮し、放射線防護措置などの安全対策をとることを定め、運転手が死亡したり負傷したりした際の補償も盛り込んだとしているが、それも盛り込んだだけであって、具体的になっていない。
また、協定を結んだ33社は、半径30キロ圏内の9市町に本社や支店があり、路線バス用などのバス約1500台を所有しているが、それらのバスは当然に営業運行しているわけで、すぐにかき集められるわけではないし、そもそもバスの運転手不足は深刻で、ぎりぎりの人員で運行を維持している状態で、すべてのバスを運行できるだけの要員はいない。
そして根本的に、協力協定を結んだのは県とバス会社であり、協定を結んでも最終的に判断するのはバス会社であるし、安全が担保できなければ労働組合としても組合員を乗務させられない。

 ところで、来年4月、電力小売が完全自由化される。
電力自由化は10年以上前から段階的に進められてきたため、企業や自治体など大口需要家に対する自由化は既に始まっていたが、いよいよ一般家庭も電力供給会社を選択出来るようになる。
東急電鉄やガス会社など、いろいろな企業が電力供給会社として参入しそうだ。
どこの電気を家庭で使うか、価格も選択肢として重要だけど、やはりその電力の供給源も見極めていきたい。
少なくとも、原子力発電所を推進する電力供給会社と、重篤な原子力発電所事故を起こしても責任を感じていない電力供給会社の電気は、選択肢にはしない、当然に。
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憲法が危機迫るから…美輪明宏さん

2015-09-01 | 反核平和 Save The Our Earth🌐

 ある日、夜遅くに帰ってきて何気なくテレビを点けたらエグザイルの番組。チャンネルを変えようかと思ったら、白いワイシャツで黒いスラックスをまとった黒髪の若い頃はさぞ美しかったのだろうってな男性がマイクの前に立っている。
誰?って思って訝しく見ていたら、美輪明宏さんだった。
だって、↑、こんなんしか知らんやん(;゜ロ゜)

 2012年の紅白歌合戦での「ヨイトマケの唄」なのだが、エグザイルの番組で唄ったこの歌の迫力はこのときの比ではない、心の底から感動した、叫びそうになった、涙が止まらなかった、聞き終わったあと真っ白になった…。
すごい、すごすぎる、ここまで歌で心がやられたことがない。

 美輪明宏さんの経歴を見てみたら、「10歳だった美輪は長崎への原爆投下時、長崎市本石灰町(爆心地から約4キロ)の自宅におり無事だったが、その後、近くの防空壕で待機した後に、6日後の終戦の日に爆心地近くにあった生母の実家へ祖父母を1人で探しに行き、惨状を目の当たりにする。1945年8月9日、雲一つない快晴の日、10歳の美輪は窓際で夏休みの宿題に御伽草子の万寿姫の絵を描いていた。できあがりを確かめるため、2、3歩後ろに下がった時、原爆がさく裂した。何千ものマグネシウムを焚いたような白い光だった。美輪は雷光かと思い、天気の良い日なのにと不思議に思う。が、直後には世界が息を止めたような静寂に包まれる。その直後に激しい爆発音が聞こえ、家がぐらぐら揺れて傾いた。お手伝いに促され2人で布団をかぶると空襲警報が鳴りだし、その後爆風で机の下に飛ばされていた兄を起こし3人で防空壕に向かうが、景色が一変していることを知る。隣接する劇場は天井が崩れ落ち、勤労奉仕の女子挺身隊の宿舎は形を残していなかった。」(wikipediaによる)

 彼は自らの原爆の体験からこのような歌を残している、「ふるさとの空の下で」。

 そして彼にはこのような反戦歌がある、「悪魔」

 彼は語る。
「無辜(むこ)の民衆が戦争に狩り出されるのではない。選挙民に重い責任があるのです。」
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戦争法案廃案!安倍政権退陣!8.30国会10万人 全国100万人大行動!

2015-08-30 | 反核平和 Save The Our Earth🌐

 「戦争法案廃案!安倍政権退陣!8.30国会10万人 全国100万人大行動!」
戦争法案絶対反対!
戦争法案今すぐ廃案!
戦争法案成立反対!
国際戦争支援法反対!


 このままじゃあ、許せない。
戦争する国絶対反対!
戦争反対!
9条守れ!
憲法破壊絶対反対!


 絶対に阻止しなあかん。
安倍政権の暴走止めよう!
みんなの力で暴走止めよう!
安倍政権は今すぐ退陣!
強行採決絶対反対!

 主権者は私たちだ!
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来年7月の参議院議員選挙まで、今日のこのことは絶対に忘れてはならない

2015-07-16 | 反核平和 Save The Our Earth🌐

 集団的自衛権の行使容認を含む安全保障関連法案は本日午後の衆院本会議で、与党などの賛成多数により可決された。
すべては2013年の第23回参議院議員通常選挙と、昨年12月の第47回衆議院議員総選挙の結果からだ。
昨年の衆議院選挙の前には、
・2013年12月に「特定秘密保護法」が可決した。
・2014年7月に安倍総理大臣は憲法の解釈を変更し、同盟国が他国から攻撃された場合に、日本もその同盟国とともに戦う集団的自衛権の行使を容認する基本方針を示した。
すでに伏線はひかれていた。
しかし国民は、安倍政権を、自民党と公明党の議員を、選んだ(選挙に行かなかった人は行かないことで、自民党と公明党の議員を選んだ)。


 議会制民主主義とは、選挙などのある一定の方法によって民意の代表者を選出し、自らの権力の行使をその代表者に信託すること。
今、報道機関の世論調査で多くの国民が反対の考えを示し、憲法学者の多数が憲法違反だと指摘していても、そして全国で抗議の声がたくさん挙がっていても、しかし先の2つの選挙で、国民は安全保障関連法案を選んでしまっていた。
 
 今さら「反対!」と声を上げても遅いと言ってるわけではない、この運動は先につながっていく。
もしかしたら良心のある自民党や公明党の議員を動かし、採決の際に造反してくれるかも知れない。
安保法案が成立したあとに必ず起こる違憲訴訟にも影響するはずだ。
そして次の選挙に影響する(はずだ)。
だから次の国政選挙(今直近でおこなわれるのは来年7月の第24回参議院議員通常選挙)まで、今日のこのことは絶対に忘れてはならない。
安倍政権から日本を取り戻さなくてはならない。

安保法案「成立すれば国民は忘れる」 強行採決の背景は 朝日新聞07:34
   国民の理解が進んでいないのも事実——。安倍晋三首相自らがこう認めたのに、自民、公明両党は15日、安全保障関連法案の採決を強行した。報道機関の世 論調査で多くの国民が反対の考えを示し、憲法学者の多数が憲法違反だと指摘する中、安倍政権は異論や違憲という指摘に背を向けたまま、安保政策の大転換に 突き進もうとしている…


 この朝日新聞の記事では「首相に近い参院議員の一人は『消費税や年金と違い、国民生活にすぐに直接の影響がない。法案が成立すれば国民は忘れる』と言い切る。」と結んでいる。

 来年7月の参議院議員選挙まで、今日のこのことは絶対に忘れてはならない。

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おかあさんの木

2015-07-07 | 反核平和 Save The Our Earth🌐
「あの日から」「あの日」をぼくらは知りたくない 佐伯遙菜(11)
東京新聞に掲載されていた「私が選んだ平和の俳句」より。


 戦争のために七人の息子が次々と兵隊にとられ、そのたびにキリの木を植えて、無事を祈るおかあさん。発表から40年の間に、幾度も小学校の国語教科書に採用されてきた戦争児童文学の名作。戦争が人々にもたらす悲しみ、そしてそれ以上に普遍的な、“母と子の情愛”がそこにある。表題作に加え、東京大空襲の夜を描いた「火のなかの声」など、8編を収録。

 映画を見てどうしても読みたくなったこの本「おかあさんの木」。
8編が収録されているこの文庫本は、1979年発行の新刷版、初版が2005年10月、現在は第7刷。


「この大きいのは、二郎の葉....
このあつぼったいのは、三郎の葉....
さきがとがって、ほそながいのが、四郎の葉....
これは五郎、すばしこくて、まけんきで、たまになどあたる子でなかったのに....
これは六郎、きょうだいのなかで、いちばんやさしい子じゃったが....
そして、この小さいのが七郎の葉。」
と、つぶやきつぶやき、ひろいなさった。それから、ふかいいきをして、こずえのほうをみあげながら、
「なにも、おまえたちのせいではないぞえ。日本じゅうの、とうさんやかあさんがよわかったんじゃ。みんなして、むすこをへいたいにはやられん、せんそうはいやだと、いっしょうけんめいいうておったら、こうはならんかったでなあ。」
と、いいなさったそうな。

 大川悦生さんは昭和・平成期の児童文学作家、1930年、長野県に生まれる。早稲田大学文学部卒業。絵本、児童文学、民話集、民話研究書など、多岐にわたる著作活動を意欲的に続ける。平和運動と国際協力にも力を注いだ。1998年、死去出生地は長野県更級郡、早稲田大学文学部仏文科卒。
「おかあさんの木」は、教育出版発行の小学5年生国語教科書に昭和52年~平成8年まで、また日本書籍発行の小学5年生国語教科書に昭和55年から平成16年まで、計27年間にわたり掲載されたそうだ。

 「おかあさんの木」以外のほか7編は、
東京大空襲のことを書いた「火のなかの声」。
「だれをよんだって、助けてなんかくれんかった。『まって!』というてもまってはくれんかった。やさしい子だから、あばれんぼうだからって、にがしてはくれんかった。 三月十日の朝がきて、おそろしい火がきえかけたとき、道ばたや、橋の上で、くすぶりつづける焼けあとに、かぞえきれない人びとが、かわりはててころがっていた。きのう、帰ってきたばかりの六年生―アキとサブだけじゃない。ケンも、ユミも、ヒロシも、ミチも、タケオも、ノブも、アキラもだった。」

 空襲時の猛獣脱走対策である上野動物園の猛獣処分を書いた「ぞうとにんげん」。
「『わたしたちは、死んだって、にんげんを、うらみはしません。でも、せんそうは、まだつづいて、おおぜいの、にんげんが死ぬでしょう。おとなも、子どもも、もしかしたら、おじさんたちもね。』 それで、おじさんが、のどをつまらせて、 『うん、トンキーのいうとおりだよ。ぞうや、ライオンや、くまたちは、なかまどうしで、ころしあいのけんかなんかしないね。そんなことをするのは、にんげんだけさ。そのにんげんが、せんそうのためだなんていって、トンキーたちまでころしたんだなあ。』」

 広島の原爆のことを書いた「ひろしまのきず」。
「せんそうがおわり、ずっとたってからだって、あの光をあびた人たちは、人でなくなって死に、生きのこった人のからだと心にも、ふかい、きえないきずあとをつけた。にんげんがにんげんをころしたくて、うんとたくさんころしたくてこしらえた、たった一ぱつのばくだんのために…」

 シベリア抑留を書いた「つる」。
「あの、つるには、国境がないんだ。シベリアが夏のふるさと、日本が冬のふるさとなのさ。われわれにんげんは、国境をはさんでにくみあい、せんそうで、たくさんのふしあわせをうんだ。…日本へ帰れるようになって、おめでとう。これから、ただしい平和がつづいたら、あなたたちも、わたしたちも、うしなったしあわせをとりもどし、国境なんかわすれて友だちになれるかもしれないよ。」

 南方戦線での日本軍の玉砕を書いた「父たちがねむる島」。
「タクサン、タクサン死ンデマスネ。ドウシテ、コンナニタクサン死ナナクテハイケナカッタノデショウ。ワカリマセン、ダレノタメデスカ。オクニノタメ、天皇ヘイカノタメデスカ?」

 徴兵回避の戦争犯罪人のことを書いた「あほうの六太の話」。
「けど、母ひとり子ひとりになって、自分の入隊が近づいたころから、そのことをひどく思いつめ、『おっかさんをおいては行かれん。人ごろしには行かれん。』と口ばしった。『お国のためなら、いまさら、どうもならんけえ、わたしのことは心配せんで、行ってつかあさい。』」

 一人息子を戦争で亡くしたじいさんのことを書いた「おもちゃ買いのじいやん」。
「じつは、わし、その鉄砲やピストルを買いにきたんじゃ。おまえがたが買ったときの値段で買うで。わしに売ってはくれなんだか。ほんというと、わしにも、みんなとおなじいいむすこがあった。それ鉄砲だ、それ刀だちゅうて、戦争のおもちゃばかり買ってやっとった。そしたら、そのむすこは戦争に行って、あっけなく死んでしまった。みんなが今、戦争遊びしとるのは、人殺しのれんしゅうと、殺されるれんしゅうをやっとることだ。わしのむすことおなじに、おまえがたも早く死にたいか。遊びならなん回でも死ねるが、戦争では一回死んだらおしまいなんだに。」
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