【 53 -12- 1ヶ月フリーパスポート=2 】 昨日は映画「BALLAD 名もなき恋のうた」を観た後に仕事があって、そしてその後に今度は妻と待ち合わせしてまたまた映画(1日に2本観たのって学生時代以来?)、観たのは山崎豊子原作を映画化した「沈まぬ太陽」。
とりあえずびっくりしたのは、この映画、若い人観に来てね~年齢層高~っ、でも満員だった。
昭和30年代。巨大企業・国民航空社員の恩地元は、労働組合委員長を務めた結果、会社から10年におよぶ僻地での海外勤務を命じられた。かつて共に闘った同期の行天四郎が組合を抜けてエリートコースを歩みはじめる一方で、恩地は家族との長年にわたる離れ離れの生活で焦燥感と孤独に追いつめられ、本社への復帰を果たすも不遇な日々は続くのだった。そんな中、航空史上最大のジャンボ機墜落事故が起こり…。
この映画はフィクションですってちゃんと断りがあるけど、誰もそんなの信じない、日本航空とそれに群がる自民党族議員や政府と運輸省(当時)の官僚を、厳しく厳しく糾弾している映画。
よくもまあこんな映画が創れたものだ、死人は出ていないのか?圧力はかからなかったのか?
折しも、日航の再建をどうするのか新政権の下で論議されている昨今、この映画を観てしまうと、「う~ん、日本航空はとことんスクラップ&リビルドすべきかな」といきなり飛躍して感じてしまう、いやいやちょっと待てなんだけど。
年末手当交渉で要求通りの回答を得るために、首相が飛行機に乗る日にストライキ日程をぶつけてきた組合の戦術設定、その時の渡辺謙演じる恩地執行委員長(実在の日本航空元社員小倉寛太郎氏がモデル)への差別的人事という不当労働行為、またその他の組合役員に対しても執拗に不当労働行為を。
また昔流行った手法だが、団結力を崩すために会社が裏で手を引いて第2組合を結成させて、もともとの労組の組合員を差別的人事処遇によって脱退させてしまうという不当労働行為も描かれていた。
「これじゃあ、日航機が事故が多いのも納得やわ~」と妙に得心してしまう(笑)←笑い事ではない。
この映画では国民航空(ナショナル・エア・ライン =National Air Line 略してNAL(ナル))とされているナショナル・フラッグ・キャリア(その国を代表する船会社や航空会社のことで、現実の日本ではJALのこと)、ナルって「(形動)主に若者語で,自分で自分に酔うさま。
「―・な人」→ナルシシスト(自己陶酔型の人。うぬぼれや。)」だけど、これは洒落かな?
1985年の日本航空123便墜落事故が描かれていた(あくまでもフィクションとして)。
映画化されていたけど観には行けなかったが先日原作を読んだ「クライマーズ・ハイ (文春文庫)」も、この事故を題材にしたものだったが、その本でもこの映画でも共通して感じたのは、JR西日本の経営体質に対するのと同じ感じの怒り。
映画の最後の最後に『この映画があらゆる交通機関の「安心・安全」促進の一助になることを願います。』と出ていたが、ここまで酷い交通の会社は、そしてこの映画が参考になるような交通関係の会社は、そうは無いってば。
「矜持」(自信と誇り。自信や誇りを持って、堂々と振る舞うこと。きんじ。プライド。)、呵々(大声で笑うさま。あはは。)、一応、意味を確認しておきたかった言葉。ついでに参考までに「アカ」(〔旗の色が赤色であるところから〕共産主義・共産主義者の俗称。)
言葉といえばついでながら、長い映画だから(3時間22分)途中に10分間の休憩があるんだけど、その休憩のことを「インターミッション(休憩)」とアナウンス・表示している、わざわざ英語を前面に出して意味を括弧書きにしなくても、普通に「休憩」と日本語にしとけばいいのに。
海外ロケにしても、日本国内のスタジオ外での撮影にしてもたいへんだっただろうな。
60年代、そして80年代、当時の車や建物や電話機をはじめ様々な小物、突っ込みどころがなかったように感じた、たいへんな美術の質だ。
ところでこの時代を舞台にした映像をみてよく感じること、「う~ん、昭和って今からは想像がつかないほど、どこでもかしこでもタバコが吸えていたのね、そしてものすごく煙もくもくだったのね」、この映画でも思いっ切りそうだったよ
でも3時間22分もあるの!!??
ながっ!!!(゜∀゜ ;)タラー
でも、観る価値はありそうだね!
微妙なお年頃かな(笑)
途中にトイレ休憩があるから、パンパースは要らないよ!
安心してね!
いきなり、書記長さんかと、、
でも、髪の毛がぁ多くないので、
違うと、、
パスポートの顔写真、あれにしたの?
余計に怖いよね~、、
良い映画最近ビシバシだね~、
行きたいけど全部はいけないので、
チョイスしていきたいとおもいます。
まあ、ここあるから行かなくてもいいんだけどね~
この映画は良かったよ。
内容的には今年の邦画で一番と言いたいけど
「長い」という掟破り(?)の手法を使ったのでちょっと減点しとくけど(笑)
だから未だにおいらの今年邦画№1は「剣岳」やね。
3時間半弱じゃ、短く感じるほどにとんとんと話は進むし、中身はぎゅっと詰まってるし、見た甲斐のあった映画でしたね。
「わたしの矜持が許さない!」なんて、口語ではないと思いますが、こういう台詞が渡辺謙さんは、よ~く似合ってました。
私が見に行ったときも、平均年齢高!かったのですが、若い人にも見てもらいたいですね。
若い人にも十分伝わると思います。
驚愕するのでは・・・なんてのは考えすぎでしょうか?
3時間半は短く感じましたね、ほんと。
なので、山崎豊子さんは、かなりの思い入れがあるらしく、『自分が死ぬまでには、世に送り出したかった。』と滅多にメディアには姿を見せないらしい彼女が、テレビのインタビューに出て答えていたよ。
ちなみに、大好きなMichael Jacksonの映画は見に行く予定~!
しかしほんまに怖いよね、ある意味映画にするのは。
訴えられるかも知れないけど、でもうけてたつって感じかな。
Michael Jacksonは絶対に映画館で!
踊りたかったよ!
手を叩きたかったよ!
歌も絶叫したかったよ。
でも、映画館ではおとなしく・・・
電車に乗ってるほとんどを費やしたわ~。
やっぱ、慣れん事したらあかんね~
ところでパラオ行こうよ!