労組書記長(←元)社労士 ビール片手にうろうろと~

労組の仕事している勤務社労士がもしや誰かの役に立ってるんかな~と思いつつ飲んだくれて書いてるっす~(* ̄∀ ̄)ノ■☆

2024年6月に読んだ本

2024-07-08 | 📖いい本読んでます?
6月の読書メーター 読んだ本の数:9 読んだページ数:3189 1日に読んだページ:106

【2020年・第18回「このミステリーがすごい! 大賞」U-NEXT・カンテレ賞受賞作】【テレビドラマ原作】そして、ユリコは一人になった (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)【2020年・第18回「このミステリーがすごい! 大賞」U-NEXT・カンテレ賞受賞作】【テレビドラマ原作】そして、ユリコは一人になった (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)
読了日:06月06日 著者:貴戸 湊太
 私立百合ヶ原高校には奇妙な伝説がある。代々、ユリコという名を持つ生徒は「ユリコ様」として絶対的な権力を持ち、彼女に逆らう者には必ず不幸が訪れるという。ただしユリコ様になれるのは一人だけ。ユリコが複数人いた場合、彼女たちにも不幸が起こり、一人だけに淘汰される。図らずもユリコ様候補となった新入生・矢坂百合子は伝説を聞いて戸惑うが、才色兼備の親友・美月になだめられ、単なるオカルトと思い込もうとする。しかしその矢先、ユリコの名を持つ生徒が一人、屋上から転落死した。そして、それを契機としてユリコが次々と殺されていく――。誰が彼女たちを殺したのか、ユリコ様とは何なのか。学校の伝説を隠れ蓑にして、人々の悪意が、恐るべき殺戮劇を繰り広げる! ☆★★ 落ちはよかったんだが、けっこうツッコミどころがあって、いちいちそこで引っ掛かってしまった。

天皇の料理番 下 (集英社文庫)天皇の料理番 下 (集英社文庫)
読了日:06月09日 著者:杉森 久英
 好奇心旺盛な篤蔵は、寸暇を惜しみ熱心に修行を続け、華族会館、そして上野の精養軒で働くことになる。フランス語も習得し、ついに西洋料理の本場、パリへ。各国の王室貴族などが集まる一流ホテルで下働きとしてスタートした彼は、人種や言葉の壁、文化の違いを乗り越えて、一人前の料理人として認められていく――。大正と昭和の時代、宮内省主厨長まで登りつめた男の生き様を描く感動長編。 ☆☆★ 本日のお品書きをわざわざ難解な日本語で書く手法は明治のフランス料理界から続いているのに驚く。彼のフランスでの生活が特に興味深かった。

三国志〈10の巻〉帝座の星 (ハルキ文庫―時代小説文庫)三国志〈10の巻〉帝座の星 (ハルキ文庫―時代小説文庫)
読了日:06月13日 著者:北方 謙三
 関羽雲長死す。その報は蜀に計り知れぬ衝撃を与えた。呉の裏切りに対し、自らを責める孔明。義兄弟を失い、成都へ帰還した劉備と張飛は、苛烈な調練を繰り返し、呉州侵攻、孫権討伐を決意する。一方、魏王に昇り、帝を脅かす存在となった曹操は、後継を曹丕に譲り、刻々と迫る死に対峙する。司馬懿とともに魏内の諜反勢力を駆逐する曹丕。劉備の呉州侵略に備え、蜀へのあらゆる諜略を巡らす孫権。英雄たちの見果てぬ夢が戦を呼ぶ、北方三国志波瀾の第十巻。 ☆☆★ 関羽に続いて、まさか張飛がこんな死に方をするなんて想像だにしなかった(かなりの脚色だろうが)。しかし、呉の孫権、めっちゃ腹が煮え来るわ!

ラプラスの魔女 (角川文庫)ラプラスの魔女 (角川文庫)
読了日:06月17日 著者:東野 圭吾
 遠く離れた2つの温泉地で硫化水素による死亡事故が起きた。検証に赴いた地球化学研究者・青江は、双方の現場で謎の娘・円華を目撃する――。 ☆☆★ 荒唐無稽でちょっと話が飛躍しすぎかなとも感じつつ、東野さんだから説得があって、さすがだ。

天久鷹央の推理カルテ (新潮文庫nex)天久鷹央の推理カルテ (新潮文庫nex)
読了日:06月19日 著者:知念 実希人
 統括診断部。天医会総合病院に設立されたこの特別部門には、各科で「診断困難」と判断された患者が集められる。河童に会った、と語る少年。人魂を見た、と怯える看護師。突然赤ちゃんを身籠った、と叫ぶ女子高生。だが、そんな摩訶不思議な“事件"には思いもよらぬ“病"が隠されていた…?頭脳明晰、博覧強記の天才女医・天久鷹央が解き明かす新感覚メディカル・ミステリー。 ☆★★ 導入部と一つ目のエピソードまでは面白くてワクワクしながら読み進めたが、途中から「話しちっちぇ!」ってなってしまって尻すぼみ。

今はちょっと、ついてないだけ (光文社文庫 い 60-1)今はちょっと、ついてないだけ (光文社文庫 い 60-1)
読了日:06月19日 著者:伊吹有喜
 かつて、世界の秘境を旅するテレビ番組で一躍脚光を浴びた、「ネイチャリング・フォトグラファー」の立花浩樹。バブル崩壊で全てを失ってから15年、事務所の社長に負わされた借金を返すためだけに生きてきた。必死に完済し、気付けば四十代。夢も恋人もなく、母親の家からパチンコに通う日々。ある日、母親の友人・静枝に写真を撮ってほしいと頼まれた立花は、ずっと忘れていたカメラを構える喜びを思い出す。もう一度やり直そうと上京して住み始めたシェアハウスには、同じように人生に敗れた者たちが集まり……。 ☆☆☆ クヨクヨした暗い物語かと思いきや(導入部はまさにそう)、とってもポジティブなお話しで、一気読み!

三国志〈11の巻〉鬼宿の星 (ハルキ文庫―時代小説文庫)三国志〈11の巻〉鬼宿の星 (ハルキ文庫―時代小説文庫)
読了日:06月27日 著者:北方 謙三
 張飛は死なず。呉への報復戦を劉備自ら率いる蜀軍は、関羽を弔う白亜の喪章、張飛の牙旗を掲げ、破竹の勢いで〓帰を制した。勢いに乗る蜀軍に対し、孫権より軍権を委ねられた陸遜は、自軍の反対を押し切り、夷陵にて計略の秋を待つ。一方、自らの生きるべき道を模索し、蜀を離れゆく馬超。呉の臣従に対し、不信感を募らせる魏帝・曹丕。そして孔明は、呉蜀の決戦の果てに、遺された志を継ぐ。北方“三国志”衝撃の第十一巻。 ☆☆★ 若くして総指揮官になったがゆえの孤独と苦しみ、陣中での陸遜の憔悴ぶり、血を吐く思いが凄まじく、その後の夷陵での闘いは大きな山場。しかしとうとう劉備まで死んでしまった…。

グッバイ・マイ・スイート・フレンド (光文社文庫 み 40-1)グッバイ・マイ・スイート・フレンド (光文社文庫 み 40-1)
読了日:06月29日 著者:三沢陽一
 本城麻里奈は格闘技の女子チャンピオン。その素顔は、女子高校生だ。格闘技好きの藤怜士は、応援している彼女がクラスメイトであることに気付く。そして、週に一度、試合の話をする関係になった。ある時、次の相手が、同門の九条亜美に決まったと喜んでいると、彼女から思いもよらないメールが届く……。最強の女子高校生格闘家・麻里奈登場! ★★★ これも読み出しは面白いと思ったが、あまりにもあり得なくてついていく気が失せてしまって…最後までは頑張って読んだが。

花も刀も (新潮文庫)花も刀も (新潮文庫)
読了日:06月29日 著者:山本 周五郎
 没落した家運を剣によって再興しようと淵辺道場に入門した平手幹太郎(造酒)は、稽古おさめの試合で筆頭代師範を破るが、その夜、破門を命じられる。強い自負心と出世への野望を秘め、酒も飲まず女遊びもせずに剣ひと筋に励みながら、その努力が空回りし、ついには意味もなく人を斬るまでの失意の青春を描く『花も刀も』。ほかに『枕を三度たたいた』『源蔵ヶ原』など全8編を収める。 ☆☆★ 表題作がいい!刀法を修業し昇りつめていった主人公に襲いかかる試練の数々、真面目に努力してきたのに何をやっても空回りし自暴自棄に陥っていく様子は、胸に迫るものがあった。山本周五郎円熟期の作品なんだそうだ。

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