【=54 -15-】 「ぜ~ったいに観ないっ!」って宣言しまくっていたのに、やはり怖いもの見たさで、ついつい観てしまった。
12月1日は映画の日、しかもどっちにしろ意味がないが水曜日はレディースディ、映画館に足を向けさせるには絶好の日で、まだ忘年会シーズンも本格的に始まっていないし、スケジュールも空いている、そんな思惑からか、この映画の封切りは異例の「12月1日(水)」。
とにかくスタートダッシュを決めたかったのだろうな。
その企みは見事に成功か、TOHOシネマズ梅田では、THEATRE 1(747名収容) とTHEATRE 2 (475名収容)の2つで、1時間おきに交互に上映開始としているにも関わらず、封切り日の18時30分の回は超満員、他の時間も満員御礼だったようだ!
観客層は、アラフォー~アラフィフの宇宙戦艦ヤマト世代が3分の1、キムタク目当てが3分の1、なんか知らんけど話題やから6分の1、残りは「連行されてきました」かな。
とにかく年齢層は高い!(笑)
西暦2199年、突如侵攻してきた謎の敵・ガミラスによって、人類はその存亡の危機に瀕していた。人類の大半は死滅し、生き残ったものも地下生活を送っていた。ある日、地球へカプセルか落下してきた。それは惑星イスカンダルからの通信カプセルで、そこに行けば、放射能浄化装置があるという。人類最後の希望を乗せて、最後の宇宙戦艦“ヤマト”がイスカンダル目指して旅立つ。しかし、行く手にはガミラスの艦隊が待ち構えていた。
そもそも宇宙戦艦ヤマトとは、地球からはもはや一線級の戦士たちが死に絶えてしまっていて、残された訓練生程度の若者たちが、人類最後の希望である戦艦に乗り込んで地球を救う、ということから、このスペースオペラの根源となるテーマは「成長」なんだが。(アニメでは古代進や島大介、森雪は18歳の設定)
それにしては、この「SPACE BATTLESHIP ヤマト」の平均年齢は高すぎる・・・そもそもキムタクが・・・(T∇T)アハハ・・・(|||_ _)ハハ・・・
まあ、36年前という大昔のアニメのリメイクやし、映画と言うことで尺の関係もあるし、世界観が変わるのは仕方がないとしても、ヤマトの使命をあんな「行き当たりばったりの大ばくち、でもひょうたんから駒が出ちゃうかもよ~(^_^)v」ってなふうにしちゃうともう「身も蓋もない」のですが・・・ヾ(・ε・。)ォィォィ
「日本最高峰のVFXチームを率い、最新技術を駆使した圧巻のCG映像」という触れ込みだし、予告編を見ている限り素晴らしい出来映えだったので、たいへん期待していたけど、予告編用のカットを撮影したら、予算が枯渇してしまったのかと思うくらい、「プラモデルをピアノ線で吊してます」的な安っぽいシーンも多かった。
そしてヤマト内部のセットが安っぽすぎてリアリティが無くて残念であって、一番気になったのが西暦2199年という設定にもかかわらず、平成な感じが漂っているのがなんともいえずで、(娯楽室の備品や格納庫の工具箱など)、ほんと創造力欠乏で全体的にチープ。
さらにちんけにしちまったのが、鑑内で物語が進行する場所がほんと限られていて奥行きも広がりもあるようには感じられずに、キムタクのスマスマそのままの演技も相俟って、なんとなくシチュエーション・コメディの様相だった。(セットの安っぽさ効果もあり、まんまスマスマのコントのようだった)
コスモゼロは艦尾のカタパルトから射出して欲しかったが、でもあの折れ曲がるという新解釈は斬新だった。(出来ればコスモタイガーではなくてブラックタイガーにして欲しかったが)
アナライザーの新解釈は良かった、できたらもっと早く登場させて、佐渡先生や森雪ともっとからませて欲しかった。
当初のアニメは途中から森雪が紅一点のヤマト乗組員という設定になっちゃたこともあり殺伐としていたが、この映画ではたくさんの魅力的な女性乗組員がいた。
相原をマイコが演じていたが、索敵・航法担当はそもそも森雪の席であり女性であっても違和感がなかった(相原は原作では通信班長)、しかし太田が女性というのは若干違和感(森雪とのバランスの関係で)。
佐渡先生は高島礼子で良かったけど、もう少し蛮カラな感じにしてほしかったなあ、みぃにももっと活躍して欲しかった。
ガミラス星での玉砕覚悟の特攻なみな白兵戦のシーンはとんでもなく救いようもなかったけど、ここのシーンのために第1シリーズでは居ないはずの斉藤は用意してあったのかな、しかしあいだを飛ばしといて、殺すときだけ原作を見習うなあ!ΣΣ┏(_□_:)┓iii
真田さん、沖田艦長、古代守、徳川さんは、どんぴしゃー!
そもそも原作のアニメも、予算や製作時間や視聴率の関係で、当初予定の大幅な変更を余儀なくされたために、張った伏線が生かされなかったり、話の辻褄が合わなくなったりと、突っ込みどころは満載だったが、しかしこっちも突っ込みどころは遊星爆弾なみに大量生産されていたが。
その最大の突っ込みどころは、イスカンダル星が見えるところまで往路最後のワープ航法を行おうとしているその時、艦長代理である古代進が、ツンデレ森雪の部屋に押しかけて憔悴している気持ちに乗じてセクハラをする、まさにその、黒木メイサを押し倒した瞬間にワープ!
ワープを終えて「イスカンダルだ!」ってな緊迫感漂う艦橋に、衣服を整えながら行為後の余韻を漂わしているすっきりしたキムタクが帰ってくる・・・ってそれでいいのかっ艦長代理!(T∇T)アハハ・・・(|||_ _)ハハ・・・
結局この映画って、キムタクが黒木メイサとラブシーンしたかったがための作品のようだった。
原作が日本のアニメ史に残ったように、ちゃんと作ったら、日本の映画史に残れたのに、ね。
「地球か…何もかも皆懐かしい…」
そうなんですよね・・・予告編がすばらしすぎます 笑
ワープの際中に何やっとんじゃ!な2人は笑いました。
強い森雪はOKでしたが、ツンデレ森雪は、ちょっと違和感ありました・・・
デスラ―、どうなってるんだろう、と必要以上にワクワクしちゃった私が悪いんですが、なんか悲しくなってしまいました
あげく、黒木メイサをキーラ・ナイトレイのパロディにするなんて、、、。
新解釈は良いんですが、細かい点で雑でした。
たぶん、僕も背中から湯気を出していた一人です・・・。
あしたのジョー、楽しみですね!
リアルさの要として、何度も何度も会議を重ねて推敲したというエピソードを覚えています。
そのせいで企画会議が長引き、製作の時間が足らなくなり、
予定より早い打ち切り(2クール26話)になった1つの原因だったとなんかに書いてました。
新解釈は受け入れ可能でしたが、細部で雑で、そこがまったく駄目でした。
この、映画の話が出たときに、若い子はこのアニメを知らなくて・・・
ワタクシが「波動砲(合ってます?)}発射!!
ていう、沖田艦長の命令から・・・何人かを経て(それも再現してあげた(笑)
最後に古代進が「波動砲はっしゃ~~~」みたいな・・・のを職場でやってたらめちゃ受けて(笑)
「それって・・・絶対敵にやられてますよね。」という、ジェネレーションギャップのコメント・・・を感じました。
そういう・・・笑いもない映画ですか(!?)
確かに「「それって・・・絶対敵にやられてますよね。」てのはあってるかも(笑)
ヤマトを知っている人は、無駄にストレスと怒りがたまるから見ないほうが・・・。
でも、マナりんごは自虐的な人だから、その意味ではいいかも。
つっこみどころ満載で、そういう意味の笑いはあるよ。
そうや、あらとを見て笑うような感じ。
内装はやっぱちゃっちかったですね。
金の掛け方が、偏り過ぎ・・という感もありました。
あたしが行った時も結構年齢高めでした。みなさん、思い入れありすぎて、よくその思いに挑戦したもんだ!!と、改めて感心ですわ。
もちろん、最初の、本放送です。
裏番組はアルプスの少女ハイジでしたから、小2と4歳の弟をいかにだますかが攻防でした。
「今日はハイジは、クララが病気になったからお休みだ」
母はもちろん下の弟の味方でしたし。
思い入れありますよ!
しかしこの映画は思い入れある人に真っ向から
戦いを挑んだような解釈ですもん(T-T)(T-T)(T-T)(T-T)(T-T)(T-T)
小生くらいの年代になると、マア、ヤマトはもう完結したものなので、あとは好きに作ってくれよ、てなものです。
そうした観点から見ると、今度の設定はなかなかよく作ったな、とも言えるのです。
昭和の御世の、チープだけど雰囲気をよく出した、そうして優れた芸術性を併せ持ったSFを、よくリスペクトしているな、と逆に好感を持ちました。ぼろい機器、コードつきの電話。なにせ「軍艦大和」ですから。私など、「伝声管」くらい使ってもよいかな、くらいに思いました。
百人百様の思い入れのヤマトですね。
自分の中では「いつか技術が追いついて実写で撮られるはずだ」と待っていたところがありました。
しかし、まだ少し早かったようです。(技術的と言うことではなくて)
そう感じました。