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よしーの世界

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財務省と大新聞が隠す本当は世界一の日本経済  上念司

2020-06-18 07:21:25 | 
最近特に財務省の動きに疑問を持っている国民は多いと思う。消費税増税のごり押しは財政再建に

全く寄与せず、景気は増税の度に落ち込み、税収さえ下がっている。これはGDPの6割を占める

個人消費が振るわない為で増税されれば購入意欲が低下するのは自明であり、誰が見ても理由は明

らかなのに大新聞やテレビは指摘することがない。


新聞やテレビでは国の借金がドンドン増えていると危機感を煽るが、これは国民には関係なく財務

省、政府与党の無策の為である。さらに本書にもあるが、国の莫大な資産についてはマスコミは報

じない。新聞やテレビを見ているだけでは本当のことを知ることが出来ない。ただひたすらお上の

発表を鵜呑みにするだけで、国民の生活は厳しさを増すだけで、景気回復など望むことは出来ない。


その理由の一つとして本書冒頭に出てくるが、「…前略…そのときからさ、俺たち財務官僚が、む

しろ景気が悪いときのほうが民間に権限をひけらかすことができるってことに気づいたのは。租税

特別措置を適用してもらおうと陳情してくる業界も多くなるから、将来の天下り先も確保できるし

ね」この話は著者が人づてに聞いたものだが、財務省のキャリア官僚の本音がよく分かる。


今のままでは日本国民はずっと将来に不安を感じながら働き続け、税金を納めるだけで、安心して

生活を送ることが出来ない。行政に感心を持ち、政治に影響を与えるために選挙に行くべきだ。そ

して基本的な情報を得るために様々な本を読んでいくといいと思う。


財務省と大新聞が隠す本当は世界一の日本経済   上念司   講談社+α新書
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