よしーの世界

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レコードの売り上げ、CDを上回る米業界団体報告

2020-09-13 14:16:08 | 日記
【AFP=時事】米国内のレコードの売り上げが30年以上ぶりにCDを上回ったことが、全米レコード協会

(RIAA)が10日に公表した報告で明らかになった。


 今年上半期のレコードの売上額は2億3210万ドル(約246億円)と、CDの売上額1億2990万ドル(約13

8億円)を大きく上回った。


 レコードの売り上げは物理的な媒体全体の62%を占めたが、物理的な媒体全体の売り上げは前年同期比

23%減だった。RIAAはこれについて、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的な大流行)によって、

販売店が閉鎖されたためとしている。


 レコード人気は、収集家やA面B面を懐かしむ流行に敏感な層によって復活していたが、今回レコードの

売り上げがCDを上回ったことは、レコードにとって転機となったといえる。


 だが、レコード市場はいまでもニッチなままだ。RIAAによると、今年上半期の収入の85%がストリーミ

ングによるもので、前年同期比12%増の48億ドル(約5094億円)に上った。定額制(サブスクリプション

)サービスの利用者増加が一因だという。(時事通信 9/11 金)


私は音楽を聴くときにはレコード、CD、ユーチューブが主です。レコードとCDはどちらが音がいいか?

という物ではなく、全く別物でそれぞれに楽しめる媒体です。クラシックの長尺物はレコードでは厳しい

し、ジャズのライブ、特にマイルス・ディビスの「アガルタ」「パンゲア」のように長時間収録物はCD

で聴いています。


それでもレコードの魅力はあって、レコードでしか手に入らない音源もあり処分出来ません。レコードを

聴くときには手入れをしたり、針を下す作業が有ったりしますが、それはそれで愉しみがあります。レコ

ードの復権も素直にうれしいので、是非体験してほしいものです。
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卑弥呼以前の倭国500年   大平裕

2020-09-13 07:44:29 | 
古代史も昔、教科書で習った物からドンドン変わっていく、新たなる発見があり時代、人物、生活、文

化が古い認識とは異なっていく、本書で「倭は燕に属す」や「朝鮮半島南部に倭人居留地があった」と

いう指摘は私が初めて耳にしたことで、しかし古代において中国を支配していた国が近在の国々に多大

なる影響を与えていて所謂「朝貢」によって交易があったことは歴史的事実で、完全なる統一がされて

いなかった古代日本の国々が中国の古代王朝に貢物を送り、その威を他に示すことは当然の成り

行きだろう。


日本の歴史を考える上で、中国や朝鮮との交流が大きなウェイトを占める。あらゆるものを大陸から運

び日本流にアレンジして使用してきた。本書も3分の一は古代中国の歴史を遡ることになる。中でも「

燕」はなじみの薄い国だが「隗より始めよ」の故事で有名である。燕の文化を知ることが古代日本の歴

史に繋がることは非常に興味深い。


日本では権威がまかり通り自説を声高く主張することによって、立場を守ろうとすることが多く見受け

られる。史料、資料や遺跡発掘によって、しっかりした議論の上事実を追及してほしい。最新の年代測

定では弥生時代が定説より500年も遡るという。縄文と弥生の重なる年代が相当変わってくる。教科

書も早晩書き換えられることになるだろう。


卑弥呼以前の倭国500年        大平裕      PHP新書
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