よしーの世界

好きな神社仏閣巡り、音楽、本、アートイベント情報を中心にアップします。

真冬の京都part5 ~護王神社~

2022-02-18 06:37:34 | 旅行
京都御所の目の前にあるのが皇室にも縁のある和気清麻呂(平安京の建都に貢献)を祀る護王神社です。ここは

足腰の健康・病気ケガ回復にご利益があるとされていますからね、是非一度参拝を。



鳥居に見事な筆跡の護王神社の文字があります。全体に華やかな印象です。



何しろ狛犬ならぬ狛イノシシが鳥居の左右に鎮座しているのです。なかなかユーモラスな表情でこちらまで微笑

ましくなってきます。



手水舎にもよくある龍の像ではなく、イノシシがのしかかるようにいます。よく見ると小さいカラフルなイノシ

シが沢山水に浮いていました。



ここではイノシシ型のおみくじがあって、多分それに使われていたものだと思われますが、愛嬌があって可愛ら

しい。



ここではコロナが収束することと、足腰が丈夫で長持ちするようにお参りしてきました。参拝の方は比較的少な

いのでご利益があるかも。



神社の塀には和気清麻呂(わけのきよまろ)の活躍した様子がマンガで描かれています。とても分かりやすいの

でお子さんにも是非。きっと日本の歴史に関心を持つことでしょう。御所を訪れた際には、直ぐ近くの護王神社

にも参拝されるといいと思います。
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真冬の京都part4 ~仙洞(せんとう)御所~

2022-02-17 06:38:26 | 旅行
2日目は仙洞御所午前11時の予約を入れていたので、ゆっくりホテルを出発し一旦京都駅に行ってから御所に

向かいました。道路は2月ということもあり空いていましたが、御所周辺に着いてから意外と時間がかかります

、早めの行動を。



大宮御所車寄は現在も天皇皇后両陛下、上皇上皇后両陛下が入洛される際に使われるそうで、その際には真っ赤

なカーペットが敷かれるそうです。画像では分かりにくいですが相当広いです。



御常御殿は外観が和風建築ですが、内装は外国からの国賓を宿泊させるために大正時代に洋風に改められたとの

ことです。あのダイアナ妃が来日した時には大型のベッドを探すのに大変だったようです(ダイアナ妃は178㎝)。



この日も本当にいい天気で、ガイドの女性の方は日傘を差していました。アオサギが2羽まったりと並んで休ん

でいます。外の喧騒をよそに静かな時間が流れています。



橋もとても趣きがあって、もっともっとゆっくり歩きたいところですが、仙洞御所内のお庭は広いので無理な話

ですね。



八つ橋は藤棚があって、藤が咲きだすと見事だそうです。花が咲いた頃や紅葉の季節には情趣豊かで、特別な景

観になることでしょう。



お庭にはあちこちに大型の面白い造形の灯篭があります。一つひとつに特徴的な表情が見られ楽しい。



庭園の最も南に位置している醒花亭(せいかてい)は南池を一望できる場所にあります。そういえば御所の茶亭

はシンプルな造りのモノが多い気がします。



池の周りにある黒い大きな丸石は当時、見つけた者には米一升と交換するとお触れを出して集めた物だと説明し

ていました。スゴイ価値ですよね。自分でも必死で探すと思います。仙洞御所には御殿等の建物は殆どありませ

んが、兎に角お庭が広い!昨日歩いた修学院離宮のようなアップダウンもないので歩きやすく、様々な季節に映

えること間違いなしです。
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真冬の京都part3 ~修学院離宮・上離宮~

2022-02-16 06:40:22 | 旅行
修学院離宮の中離宮から松並木を戻り、一旦集合した場所でガイドの方が「疲れた方いらっしゃいますか?」

と聞いてきて、ここでお一人リタイア。上離宮はさらなるアップダウンの連続でした。



シンプルな造りですが威厳がある門構えです。ちょっと見には分かりづらいですが、左側に脇通用門があり

ます。



少し歩いて見下ろすと圧倒的な景色が広がります。遠くには山も見えて雄大です。今のように重機もないの

に人の力だけで、ここまで造成したとは本当に素晴らしい!



池を渡る橋も見事な造りです。右の屋根の上には金の鳳凰がいました。



中島の頂上に窮遂亭(きゅうすいてい)という茶屋があります。こちらは回り込んだところからの眺めです。



引き戸には瓢箪型のくりぬきがあって、こういう何気ない工夫が日本らしい。



室内は何もないように見えますが、趣きがあって寛げそう。かなりの広さですが、ここでお茶会も度々開か

れたと思われます。



とても広い修学院離宮は全行程で1時間15分程度歩きました。まだまだ見どころが沢山ありましたが全部を

紹介出来ません。まだ歩くことに自信があるうちに一度訪れることをお勧めします。写真では拡がり感を十

分に掴めないと思います。実際に行って日本の美を体感してほしいです。

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真冬の京都part2 ~修学院離宮~

2022-02-15 06:26:24 | 旅行
曼殊院を出て、この日予約をしていた修学院離宮に向かいました。曼殊院から20分ちょっとで結構距離があり

ます。到着すると係の人が何人かいて予約の確認、検温をして中へ、参加人数は30人程度時間通りにツアーが

開始されました。



修学院離宮の中はいくつもの門で区切られています、一般人の私たちは当然脇門から中へ。ワクワクします。



敷地は総面積54万5千㎡を超える広大さで、松の並木がず~っと続いていきます。ここは狭く一人づつしか通る

ことが出来ません。遠くの山を借景にしています。あちこちで写真を撮っていると遅れ気味になるので気を付け

た方がいいようです。



中離宮の石段を上ります。この日は風もなく、本当にいい天気で冬枯れの景色を楽しむことが出来ました。ガイ

ドの方は比較的ゆっくり歩いてくれるので助かります。



楽只軒(らくしけん)に階段でつながれた客殿の前に集合して、ガイドの説明がありました。何しろ写真は自由

に撮ってくださいとのことで、皆さん撮影に専念していました。



一の間の飾り棚が見えます。互い違いに構成されていて、霞棚とも呼ばれるそうです。人数が限られているので

じっくり眺められます。



この鯉の絵は筆者が不詳ですが、網の部分は円山応挙の筆と伝えられているそうです。外に出ていかないように

かかっている網は、ところどころ破れていて芸が細かい。



楽只軒裏手の井戸を中心とした景色です。何とも言えない風情を感じます。これから松並木を戻り上離宮に向か

います。

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真冬の京都 ~曼殊院~

2022-02-14 06:34:23 | 旅行
言い訳ですが12月に京都旅行を予約した時にはコロナ新規感染者は数人から数十人程度で、年明けから一気に増

えるとは全く思いもしませんでした。ホンのちょっとだけ悩みましたが、経済を廻す為に結局行って来ました。



京都旅行初日は本当にいい天気で駅からの道路もスイスイ、バッグをホテルに預け、地下鉄を乗り継ぎ叡山電鉄・

修学院駅からなだらかな坂を上る事20数分、曼殊院に到着しました。



勅使門から入場しましたが、訪れている方は2、3組の観光客で時期的なモノもあるし仕方がないでしょう、私

たちは静かな佇まいの中をゆっくり、その風情を堪能することが出来ました。



建物の中は勿論撮影禁止です。それでもお庭とか外はOKですので、まずは見事な石庭を。冬にしては強い日差

しで影の部分は陰影が濃く出ます。西洋にはないアンバランスの極致ですね。



私の好きな作家・谷崎潤一郎の鐘が寄贈されていたようです。「あさゆふの かね能ひびきに 吹きそへよ 我

たつ杣乃 やまおろし能 かせ」とあります。



途中にある巨大な蹲踞は天然の石を、そのまま横たえたようで存在感抜群!ここだけで小宇宙を形成しているよ

うです。不思議なことに昔の日本人は宇宙をそこかしこに表現しているようです。



曼殊院のお庭は細かな石が敷き詰められていて、独特な雰囲気を醸し出しています。殆ど観光客の方もいません

でしたので、全く自由に寛ぐことが出来ました。とても贅沢な時間でした。京都の旅はまだ続きます。

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