「ほめる」ことで子どもとつながる(11)

2012-05-04 | ほめる→子どもと繋がる
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-を+に
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もう一つは、「マイナスをプラスに」と読んでいます。

これはどういう事かというと
「リフレーミング」の技法です。
これはエンカウンターや教育相談でよく使われています。
「言い換え」とも言います。

例えば、とってもでしゃばりな男の子が
学級をかきまわしていたらどうでしょう?

一喝すれば、一瞬は静かになるかもしれません。
しかし「叱られ慣れ」している子にとっては、
そんな注意などどこ吹く風です。
もしかしたら逆に反発されるかもしれません。

私はそんな子には、このように注意します。(褒めます)

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○○くんは、世話好きでいいね。
いろいろなことをお世話してくれる気持ちで
いつもいっぱいなんだね。すごいなぁ。
いつもありがとう。

でも、△△さんたちは、自分たちで頑張ろうと
しているから、今からすこし見守ってあげよう。
黙って応援する事も、立派な「お世話」なんだよ
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「でしゃばり」という言葉を「世話好き」と言い換えました。
これだけで、教室の空気もあたたかくなります。
声をかけられた子も、
いくらかは、聞く耳をもってもらえるのではないでしょうか。

このように、
マイナスをプラスとして考え、最初は、子どもたちを
「受け入れ」ます。
子どもたちのココロをあたためてから、
「指導」を入れていきます。

具体的に、どんな「リフレーミング」を使っているかは、
次回に紹介します。