ようやく2005年衆議院選挙、郵政選挙とも、政権交代選挙とも言われる選挙が公示されましたネ。実際はすでに選挙戦は熱い盛り上がりをみせているのですが、東京でも朝晩はすっかり涼しくなったところを待ち構えていたかのように、“日本全国お願い大会”が熱く熱く始まるんですね~
gooでは「ブログ選挙ポータル 衆議院選挙2005」というブログを設けて、ボクもそのひとりですが、多くのブロガーがはじめて迎える国政選挙を特集するそうです。新しい取り組みで非常に興味深いですね。
そして、R30さんが「ブログは選挙マーケティングの何を変えたか」という記事を三回に分けて投稿されています。マーケティングの視点から、広報と広告の違いの説明などを絡めつつ、とても斬新にこれまでの選挙戦を分析されています。
このgooの取り組みといい、R30さんの記事といい、インターネットとマーケティング・・・新しい選挙の幕開けとなるような気がします。
みなさん、ハローです。ホディです。
それにしても長い選挙ですね。今日でようやくスタートなんですよね・・・
ちなみにこの長い選挙戦の中、ボクは自分なりにすでにいろいろ考えて、自分の選択はある程度決まっています。
でも、選んで投票するって難しいですよね?
正直なところ、各党のマニフェストを読んでも、昨日(8/29)の党首討論をニュースで見たり、新聞で読んだりしても、100%賛同できる政党や党首なんていないですし、逆に100%否定できる政党もありません。その中から、ボクらは小選挙区ではひとりを選んで、比例代表では政党をひとつ選んで投票することになるんですよね。
何度も言いますが、難しいですね。
よく政策選択、政権選択と言われますが、ハッキリ言うとボクには選びようがない。
小泉首相の「改革を止めない。」も、岡田党首の「日本を、あきらめない。」もどちらも賛成です。
政策論争、どっちが正しいか?
と、よくテレビでも白か黒かの議論を目にしますが、このように議論になる政策に限っては100%の正解はないと思いますし、逆に100%の不正解というのも少ないと思います。様々なボクら一般市民の立場や考え方からすれば、当然、賛否両論あって当たり前。誰もが賛成なんて話は、天からお金でも降ってこない限りはあり得ないと思います。
そうなると、選挙で選ばれた議員が議論を尽くして、出来るだけ多くの議員が納得できる政策で妥協するしかない。ある意味、それが議会制民主主義だと感じています。
例えば、今回の最大の争点といわれる郵政民営化問題も同じです。
最近の民主党や元自民党の反対派の一部の郵政の考え方を聞いていても、実は問題意識はほとんど同じだと感じています。今回は政局も絡んで、法案の一部に不満があって反対をしたということではないでしょうか。
先ほども言いましたが、100%はあり得ない、100%を目指せば議論は尽きないし、そもそもいくら議員の中で100%納得いく案を出しても、国民全員が100%納得するなんてあり得ない。
国民の代表である以上は、自分の意見は主張して、どこかで自分の感情に折り合いをつけて、次に走り出すしかない、とボクは思います。
少し横道にそれましたが、そんなことで、ボクには100%満足するマニフェストを掲げる政党はなかったです。恐らく多くの人がそう出はないかと。。。
そして、その政党に所属している候補者すら、内容・表現・記載順等々、100%満足する人もいないのではないかと思います。
ボクの思い込みでしょうか?
また、今日の日経新聞の社説でも「各政党のマニフェストをじっくりと見比べて、日本の将来に向けた確かな選択を行うことが大事である。」と書いてありました。
“日本の将来に向けた確かな選択”なんて分かれば、苦労はしない。
そんな満足も確信もない中ですが、自分は何かの規準でもって、選択をして9・11に投票をすることになります。
それで自分が投票した候補者が仮に当選したとしても、きっと満足できる議員としての行動と、裏切られたと思う行動と両方が出てくるでしょう。いわんや、自分で投票しなかった候補者が当選したら、ますます極端な見方になるかも知れません。
でも、何かの自分なりの規準で選ぶしかないですし、今日立候補した候補者の中から誰かが選ばれるのも現実。
そんな人それぞれの規準で選ばれた議員のみなさんは大変ですね。
「自分の声こそ、国民の声」という上下左右、東西南北からの声、声、声・・・
国民の声の規準は人それぞれ、それこそ“人生いろいろ、会社もいろいろ”です。
ボクが思うのは、そんな選挙で選ばれる議員を信じ、議員を選ぶ側の周囲の人々を信じ、そしてそのひとりである自分を信じるしかない。
それが選挙、民主主義なんでしょうかね。
早速、今日、家に帰ると、「投票所入場整理券」が届いていました。
たかがひとりの一票は軽いものですが、“信”の一票は無駄にはできないと思う今日この頃です。
小選挙区、二大政党化、マニフェスト、政策選択、インターネット、マーケティング・・・と選挙を取り巻く環境は大きく変わりつつありますが、選挙の本質は変わらないと思います。
確かに100%賛成できる政党もないし、まして自分の選挙区の候補者になると、この人が一体何をしてくれるのか、本当のところはわからないというのが実感です。でも少しでも自分が投じた一票が何かを変えてくれることを信じるしかないのかなと思ってます。
期限前投票ですか、さすがですね~
ボクもすでに投票内容は決めているので、期限前投票でも良いのですが、やはり「当日に投票所で」というのもなかなか神聖な感じで良いですよね。今回も当日行って来ます。
投票しないことは民主主義の否定ですから、“信”の一票を無駄にする人が少しでも少なくなることを今回は期待しています。