『リフレクティブ・マネジャー』でであった言葉・・・
「サーバント・リーダーシップ」
金井壽宏先生が広めようとされている新しいリーダーシップの形、
ボクの解釈では組織への貢献の方法のひとつでもあるのではないか、と。
すっかり興味を持って『サーバント・リーダーシップ入門』という本も読みました。
火曜日、思わぬ電車トラブルに巻き込まれ、おかげさまで、
思ったよりも早く読み終えました。
まず『リフレクティブ・マネジャー』の中では、サーバント・リーダーについて、
こんな風に触れられています。
人事部門にサーバントリーダー(奉仕型リーダー)の役割を持つことを勧めている。
サーバントリーダーシップは、一見リーダーっぽくない、むしろその対極のようなサーバント(従者・召使という意味もあるけれど、ここでは「尽くす人」「奉仕する人」ととってほしい)が、実現を望むミッションを奉仕の名のもとに掲げ、自分についてくる人たち(フォロワー)に尽くす形をとる。
ボクも耳が痛い気がしますが、
人事部門の担当者は経営者や幹部の意見を聞くことも多いので自分たちはえらいと勘違いしたり、嫌われ役だと諦めてしまったりすることも多く、だからこそ、サーバントリーダーの姿はヒントになるはずだと、
そんな書かれ方もされていました。
ボク自身、こういうサーバントリーダーシップという働き方・貢献の仕方は、自分自身のスタイルとしてあらためて筋を通してみるのも良いかも知れないと感じました。
そこで、『サーバント・リーダーシップ入門』を早速、買い求めたのですが、
この本は金井先生と、資生堂の元社長・池田守男さんの共著、
対談も交えながら、サーバント・リーダーシップとは何か、
池田さんの経験も交えながら書かれています。
サーバント・リーダーシップとは・・・
サーバントの意味に引っ張られて、誰かの言いなりになるとか、そういうことではなく、
ミッション(使命)の元で、目標に向かって、チームとして協力・団結しながら進んでいくためのまとめ役・後押し役・推進役を果たす、そんなリーダーシップで、
これまでのリーダーシップのイメージ、先導する・鼓舞する・力づける、とは異なるものとしてボクは受け止めました。
なかなか簡単に説明することは難しいので、ぜひ、リフレクティブ・マネジャーでも、サーバント・リーダーシップ入門でも良いので、読んでみてください。
最後に、金井先生が紹介されているサーバント・リーダーの果たすべき役割、「スピアーズによる10の属性」をメモしておきます。
- 傾聴(Listening)
- 共感(Empathy)
- 癒し(Healing)
- 気づき(Awareness)
- 説得(Persuasion)
- 概念化(Conceptualization)
- 先見力、予見力(Foresight)
- 執事役(Stewardship)
- 人の成長にかかわる(Commitment to the growth of people)
- コミュニティづくり(Building community)
サーバントリーダーシップ入門 | |
金井 壽宏,池田 守男 | |
かんき出版 |
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます