こんにちは(^-^)
今日はまた寒く雪がチラチラと降ったりやんだりの唐津です。
娘の幼稚園は発表会でした。
赤ずきんの出番。
よく頑張りました!
1年ごとに
本当に成長が分かる発表会。
自分の子じゃなくても
例えば赤ちゃんのときレッスンに来てくれたお子さんが年長さんで立派に踊ってたら
涙腺が緩みます。
あるいは年少さん。
なんにもしないで
立ってるだけでも
泣けてきます(*^^*)
先生たちのご苦労も伝わり。
何がどうでも感動せずにはいられない日です(^^)
さて、
昨日は大切な友人と共に
まなびの時間。
今の唐津のこと、子どもたちのこと、地域のこと、これからの色んなことを考えさせられる経験を頂きました。
タイムリーに?
さっきFacebookの投稿で
赤鬼 青鬼 黒鬼の話を読んで
「友達」について考えました。
※以下参照※
【泣いた赤鬼のその後
⭐⭐⭐
山の中に、一人の赤鬼が住んでいました。
赤鬼は、人間たちとも仲良くしたいと考えて、自分の家の前に、
「心のやさしい鬼のうちです。
どなたでもおいでください。
おいしいお菓子がございます。
お茶も沸かしてございます。」
と書いた、立て札を立てました。
けれども、人間は疑って
誰一人遊びにきませんでした。
赤鬼は悲しみ
信用してもらえないことをくやしがり
おしまいには腹を立てて、立て札を引き抜いてしまいました。
そこへ、友達の青鬼が訪ねて来ました。
青鬼は、わけを聞いて
赤鬼のために次のようなことを考えてやりました。
青鬼が人間の村へ出かけて大暴れをする
そこへ赤鬼が出てきて、青鬼をこらしめる。
そうすれば、人間たちにも
赤鬼がやさしい鬼だということがわかるだろう、と言うのでした。
しかし、それでは青鬼にすまない
としぶる赤鬼を、青鬼は、無理やり引っ張って
村へ出かけて行きました。
計画は成功して
村の人たちは、安心して赤鬼のところへ遊びにくるようになりました。
毎日、毎日、村から山へ
三人、五人と連れ立って、出かけて来ました。
こうして、赤鬼には人間の友達ができました。
赤鬼は、とても喜びました。
しかし、日がたつにつれて、気になってくることがありました。
それは、あの日から訪ねて来なくなった、青鬼のことでした。
ある日、赤鬼は、青鬼の家を訪ねてみました。
青鬼の家は、戸が、かたく、しまっていました。
ふと、気がつくと、戸のわきには、貼り紙がしてありました。
そして、それに、何か、字が書かれていました。
「赤鬼くん、人間たちと仲良くして、楽しく暮らしてください。
もし、ぼくが、このまま君と付き合っていると
君も悪い鬼だと思われるかもしれません。
それで、ぼくは、旅に出るけれども、
いつまでも君を忘れません。
さようなら、体を大事にしてください。
どこまでも君の友達、青鬼。」
赤鬼は、だまって、それを読みました。
二度も三度も読みました。
戸に手をかけて顔を押し付け、しくしくと
なみだを流して泣きました。
(以上 浜田 廣介 原作)
(ここより、安部浩之 創作)
雲の上から、その様子を見かねて現れたのは、
鬼の大将である黒鬼でした。
黒鬼は赤鬼のところに現れ、言いました。
「どうして、そんなにいつまでも泣いているのか」
赤鬼は言いました。
「僕は、人間の友達が欲しいばかりに、本当の友達を失ってしまったよ」
そう言って、またしくしくと、なみだを流して泣くのでした。
黒鬼は
「そうか、それなら、今から青鬼に会いに行くかい?」
と言いました。
赤鬼は泣きながら言いました。
「知ってるの?」
「知ってるよ、雲の上から、すべてを見ていたからね」
「会いたいよ、会いたいよ、どこにいるの」
「家の中さ」
「えっ、家の中?」
「そうさ、目の前の家の中にいる。青鬼だって行くところはないよ。
この貼り紙をして、家でじっとしていればいいと青鬼は思ったんだよ」
赤鬼は、一瞬、苦しい顔をしました
「僕たちが仲良くなって、
二人のお芝居がバレると人間の友だちがいなくなる。」
そう思いました。
でも今、本当の友達が一番大切なんだと
とにかく、僕の気持ちを伝えたいと、
それが、今できる精一杯の、僕の優しさだと
そう決意しました。
赤鬼は目の前の戸を叩きました。
戸は閉ざされたままで、返事はありません。
それでも、赤鬼は泣きながら何度も何度も叩きました。
見かねた黒鬼が
「出てこい!青鬼」
その言葉のあと、実は、戸のそばにいた青鬼が
ゆっくりと戸を開けて出てきました。
青鬼は、驚くくらい、げっそりとやせていました。
赤鬼は青鬼の姿を見て、ただ、抱きついて
「ありがとう、ごめんね・・・ ありがとう、ごめんね・・・」
と繰り返すばかりでした。
青鬼は言いました。
「違うよ、違うよ、赤鬼くん、鬼はね、いつも人間をおどかすばかりで、鬼と人間は敵だったろう?
だからね、人間と仲良くしたいという赤鬼くんの気持ちを、
僕はスゴイと思ったんだ。
だからね僕こそ、本当に「ありがとう」なんだ。」
次の日、赤鬼は、 家の前に
「心の、みにくい鬼のうちです。」
という立て札を立てました。
それを見た人間は不思議に思い、
逆に、いつになく多くの人が集まってしまいました。
赤鬼は
集まってくれた人間に、隠すことなく正直に全てを話しました。
その話を聞いて人間は、しばらく黙り込んでいましたが、
ついに、ある言葉が出ました。
「だましてたんだね」
それから堰(せき)を切ったようにいろんな言葉が出ました。
「芝居を演じたズルい鬼」
「立て札の通り、本当にみにくい鬼だ」
「これまでの優しさも芝居だったのか」
「青鬼がかわいそうだ」
「いや、青鬼は馬鹿だ」
「しょせん鬼は鬼だ」
赤鬼は、何も言えず、ただ
「人間の友だちがいなくなる」
そう思いました。
そう思うと、また、しくしくと涙を流すのでした。
しかし
それでも、人間の言葉が止まることはありませんでした。
その時、突風と共に、 黒鬼があらわれました。
その力強く、荒々しくも見える姿に人間はたじろぎ、言葉を止めました。
その姿とは裏腹に、黒鬼の言葉はしなやかで・・・
そして、ひとり言のように人間に問いかけました。
「青鬼は、友だちの願いを叶(かな)えるために犠牲になったよ、
やさしい鬼だ・・・
友だちが欲しくて寂しがり屋の赤鬼は、
人間にあらん限りのふるまいをし
そして、青鬼のやさしさを知って、
あやまり、全てを打ち明けたよ、やさしい鬼だ・・・
でも、でも
一体、君たち「人間のやさしさ」、はどこにあるのだろう・・・? 」
「人間のやさしさ・・・?」
人間の誰もが、その言葉を心の中で繰り返しました。
・・・・・・・・ 沈黙が続きました。・・・・・
だれ一人、人間の口からは、言葉が出なかったのです。
むしろ、黒鬼の堂々たる姿と言葉に、
不動の威厳を感じ、神々しささえ感じたのでした。
誰も黒鬼から目を離すことが出来ませんでしたが、
再び、突風が吹きすさび、チリが人の目を奪いました。
そして、黒鬼は突風と共に姿を消していました。
それから、数日後
赤鬼も青鬼も
山から姿を消してしまいました。
この過ぎ去った出来事は
ここに集った人間たち1人1人の心に、
深く、深く、刻まれました。
その後も、この話題になると、
意見は、まちまちでしたが、
子どもも大人も
自分の「やさしさ」を見つめようとする心は
いつまでも変わることはなく、年を重ねました。
そして、事あるごとに 人間は、「やさしさ」を大切にしたいと、
赤鬼の家に集い、 この出来事を友に伝え、子に伝えました。
そして、 赤鬼の住んでいた家の前に
書き換えられることがないよう
石を刻んで立て札をつくりました。
そこには、こう書かれていました。
「心のやさしい鬼のうち
いつでも帰っておいで」 】
友だちの定義。
みなさんにとって
友だちとは?
私は育った環境ゆえに
今でも、色んな瞬間にふと思い出す聖書の言葉があります。
「真の友はどんなときにも愛し続けるものであり、苦難のときのために生まれた兄弟である」
この言葉がとても好きです。
うれしいことを共有できる関係
そこでももちろん、
自分のことのように喜べる人、
喜んでくれる人って、
大切な人かもしれないけど。
本当に苦しいときに
支えを感じられた人って
ずっと、ずっと、忘れられません。
幼い頃
母のように慕っていた大好きなおばさんがいました。3人の男の子がいて、
「うちは女の子がいないからうれしいな」と娘のように可愛がってくれました。
一緒にコンサートに行ったり
パンを作ったり
泊まりに行ったり
色んな思い出があります。
小学生の頃で漬け物が苦手な時
「おばちゃん作ったから食べて」
やっとの思いで飲み込むように一個食べたら笑
「もう一個食べて。遠慮しないでほら」子どもながらに苦笑いでしたが(^^;
思い出のひとこま。
反抗期。
やりたいことと、やったらいけないこと。思いっきり迷ったときにも。
おばさんを悲しませたくない!と
自分の行動を律することができました。
父の病気が分かり、闘病中も
一家が本当に気にかけてくれました。
父が遺言の中でおばさん家族に言葉を宛てたほどです。
息子さんの一人が20代の時に父と同じ病気になり
手術に立ち合うことになりました。
母じゃなくて、私が立ち合いました。
高校生の時です。
何の力になれるのか
そのときは全然分からなかったけど
おばさんの気持ちに添えるならと思ったことは覚えています。
それから20年の間に本当に色んなことがあって
会えない人になってしまったのですが。
闘病中と聞いて
なんとか4年前に会うことができました。
「いつでも帰っておいで」とだけ
痩せ細った体で手を握って伝えてくれました。
聖書の言葉。
「どんなときにも愛し続けるものであり」
例えばこんな風に、
会えない人になってしまったとしても
愛し続けるもの…
すごく深い言葉です。
鬼の言葉を借りるなら。
「人間の友だちが居なくなっても
本当の友達が一番大切なんだ」
と、
「真の友」に伝えたくなった今日です。
読んでいただきありがとうございます!
さぁ、
唐津市の後援を受け、
がんばる地域応援事業補助金を受けて開催できる「0-100地域の輪」イベント。
一人ではできないことを、
「互助」をテーマに支えてくださる有志が集まります!是非、鎖のようではなく、あたたかな輪のようなつながりをどこかで感じていただけたらうれしいです。
地域互助力向上ネットワーク
0-100地域の輪 実行委員会
中島直子