吐いた息には リアルが無かった はらはら軽くて ふらふら落ちて
網戸に集まる 虫ども眺めて 雨を聞いてた 喰われた夜更け
覇気が無く 邪気も無く 無様に割れた卵の殻
喪失の リフレイン もはや数える気もしない
揺れて軋んで クラウディ・ボート 亡命気分は転覆寸前
何が欠けてる 何が落ちてる あたりを探して 探し疲れて
時は逃げない 抜け落ちるだけ 俺のヒューマン 過度の欠陥
自転する 土地の上 のたうちながら夢を見た
陰鬱な メモリアル 捨てた数だけ色を増す
割れて砕けて クラウディ・ボート 夜のまにまに涙流れて
ほどかれた真夜中 デジタルの白紙に 届かない言葉をいくつ並べた
俺はそうじゃない 俺は死んでない 断言ほどに戯言に思えた
指は朽ち果てて 夜は深くなり 魂はしわがれた皮になった
叫ぶほど深く 黙るほど遠く 引っかき傷ばかりの四方の壁
沈没のメロディーが聞こえる 俺はすべて間違っていたのか
壊れたコンパス握り締め 回らない舵を叩き壊して
凪の空想の海面 窒息の予感だけがリアルに
裂けて沈んで クラウディ・ボート 俺は流れてそっと廃れる
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