草庵の記

弓部大動脈、腹部大動脈、腸骨動脈、冠動脈にステント11本。
私の体はサイボーグ

食い下がる人

2019-04-16 23:39:14 | 病のこと

先ほどの医者の掛かり方のつづきです。

あちらでは何度か書いたと思います。

私のかかりつけ内科医は心血専門病院の紹介状の中に
市のレントゲン医師が「血管の病気」と書いてあった
にも拘わらず、「呼吸器の病気だと思う」と紹介。

私は専門病院で門前払いを受けた。
「当病院には呼吸器科はありませんのでお引き取りください」

命に係わることなので食い下がりました。
かかりつけ内科医で市の医師が「血管の病気」と書いて
ありますと伺っていたので是非と。

しかもこの影は何年も前からあったから大丈夫ですよ。
と、かかりつけ内科医。

何年も前からあったなら何故早く紹介してくれなかったか?

それより何より血管の病気と言われたのでどうしても
こちらの病院で受診したいのです。お願いします!
引き下がりませんでしたね。食い下がる人でした。

夫や姉などきっとここで引き下がったでしょうね。

特に生きたいというより、病気を知りたい。
いつも何でも「知りたい」のです、私は。
こんなところで引き下がるわけにはいくものか!



それが正しかったかどうか、10年近く苦しいまま生き続け
なければいけない状態を迎えるなら……大いなる疑問では
ありますが、知りたいことは知ったわけです。

受診して即刻、「破裂の危険性大」ということでした。
手術の日まで持つか否かと言われもしました。

まあ63歳でもあり、もう少し生きてもいいかな?
なんて思ったのでした。

その一か月も経たない間に破裂しかかったわけで、何が
良かったのか、悪かったのか……今も分かりません。

人の寿命とは千差万別でして、それもこれも個々の運命?
49歳から63歳まで後生大事に手遅れ状態まで膨れ上がった
動脈りゅうを抱えてねえ。

あっちこっち医者には行っていたのですよ。でもどの
医師も気づかなかった。大学病院にまで行ったのに。。

アデノイド付近に詰まり感があって、声が割れるのです!
って、叫ぶようにあっちこっちで訴えたのですよ。
結構喉に痛みもありましたよ。

やっとたどり着けたら手遅れなんてねえ……絶句。

まあ、こんなもんか!?!?!?


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医者のかかりかた

2019-04-16 22:09:48 | 病のこと

今日夫が内科医にかかった。
夫は医者が好きそう。

半年過ぎたので検査を受けたい。
高齢になり、運動不足もあってときどき私とそっくりな息遣いをする。

苦しいといって寡黙になる。
心電図で計測しましょうというと猛烈な拒絶を露わにする。
半年前の健康診断では優良健康老人の数値だった。

夫は医師に心電図と尿検査をお願いしますと申し出た。

「半年前に心電図を撮っているので1年に一度で良いですよ」
「でも息苦しいので」
「そうですかでは撮りましょう」

何で夫が尿検査を希望するのか分からないけど(私には)?
結果は後日だという。

心電図くらいすぐ異常なしと分かるはずである。
他の患者が入ったから、次回で結果を訊くのだそうだ。
採血もやったのでしょうね?

心電図も尿検もすぐ結果が分かるのにねえ。
本当に聞いてないのか? 疑問。


心電図は発作が起きた時でないと、波形に異常は出ないことが多い。
余程心臓に問題があれば別だけどねえ。


運動してますか?と医師の問診。
全然していませんと答える。

日頃、口をすっぱくして廃用症候群の恐さを伝え、私とは
違うのだから近くの市の施設のジムや、そこまでの散歩コースを
利用して歩くように言っても怒って拒絶する。

医師に言われれば2、3日はやるかもしれない。
せいぜい2、3日だろうけど?



姉、最近胃の調子が非常に悪いそうだ。
「先生、胃がむかむかするので胃カメラお願いします」
「去年胃カメラやっているので必要ないですよ、胃カメラは
 2年に1度で十分です」
これで引き下がって帰宅した。


夫も姉も、いつからどこが、どういう具合で苦しいとか、
痛いとか、吐き気の度合いとか、胃酸が上がるとか、そういう
詳細を順序立てて医師に伝えることをしない。

これでは正しい診察を受けられない。
二人ともメモに順序立てて、企画書もどきを作ってそれを
読みながら医師に伝えられないものか?

まずは、いうべきことをメモしてきちんと書いて医師に
伝えなければ良い診療はうけられないだろうに。



今から20年以上前だったか、母の具合が悪く姉が家に引き取って
介護したことがあった。私も手伝いに里帰りしたことがあった。
母は薬を服用すると体に震えが来てひどく苦しんだ。

自分の命もここまでと母も姉も観念したことがあった。
私はどうも薬の副作用で起きる症状のようで、母を観察した。
そこでメモに書いて詳細を手紙にして主治医に渡した。

薬を変えて症状は治まった。
母の思い込みはすさまじいし、姉はそれを疑うこともせず、一心に
介護をしていた。

その後、母は十数年生きた。最終的には末期がんで鬼籍に入った。


医師も万全ではない。最近では聴診器一つ当てることもない医師が
多い。患者がちゃんと伝えなければ誤診されることも多い。

私のこちらでの知人は極少で、それでも誤診されて亡くなった方
が二人もいる。
正しい情報を医師に伝えなければ見当違いの治療を受けることに
なり命危うしとなる。

正しい医師の掛かり方に患者も配慮が必要だと思う。


コメント (2)
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