草庵の記

弓部大動脈、腹部大動脈、腸骨動脈、冠動脈にステント11本。
私の体はサイボーグ

無事戻りました

2020-07-21 19:26:39 | 心臓血管外科手術

心配おかけしました。

13日入院、15日手術、成功し、無事戻って

まいりました。

 

 

また新たな狭窄が見つかりましたが、今回は見送り

またの機会にステントグラフト留置になるでしょう。

 

図のように腹部大動脈瘤にはまだ1.5cmの余裕があ

りましたが、今回一緒にステントを入れました。

 

今回のステントグラフトは15cmと長く大きな物に

なりました。

 

そして図のように弓部にも人工血管が入っておりま

すし、冠動脈には少し細いステントグラフトが4本

入っております。

 

この絵をしげしげ見て思うには、自分の体は本当に

サイボーグと思ってしまいました。

この血管の修復作業は寿命をまっとうするまで続く

と思われます。

 

変わりました。

 

この薬の外にクロピドグレル錠75㎎が半錠

加わります。

 

ステント入れたらバイアスピリンというい

つものステント術の脳への刷り込みがあり、

何故今回は、抗凝固薬がほぼ減ってしまったのか?

納得できない私は医師に訊ねました。

 

今回のステントは15cmですし、定着するまでは

血液サラサラにすると位置がずれてそこから出血

が始まり、動脈瘤破裂の恐れが出るそうです。

 

納得しました。

 

ということでこれまでの薬と異なり、朝5錠だけ

服用すれば午後からの薬は不要となりました。

 

更に、カルベジロールという薬は脈拍を遅くする

薬なので一切禁止となりました。

脈は正常値以上に早くなり、最初は動悸が激しく

体が揺れましたが、今は70代に落ち着きました。

 

洞不全の不整脈はきれいに無くなりました。

この2年、医者に気づかれず、気づいても治療

されないまま意識を失って、悔やまれます。

 

オムロン心電図が無ければ未だそのままだった

かもしれません。自分の体は自分で守るという

習慣も必要だと思いました。

 

この手術の副作用としては長い金属という異物

が入ったため、発熱が1週間近くありました。

今日は久しぶりに平熱に戻りました。

 

冥途は遠くなりましたが、目まいも消え、破裂

の心配がなくなったのは感謝に耐えません。

医療スタッフの温かく、優しさに感謝と敬意を

感じながら病院を後にしました。

 


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 手術行ってきます | トップ | 入院日誌 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

心臓血管外科手術」カテゴリの最新記事