「室蘭市民美術館をささえる会」の平成21年度定期総会が文化センターで行われ、今年度の事業計画と予算案などが承認されました。収入では各種の補助事業を積極的に活用することや作品の即売会、「カネサン佐藤水産」の協力による味工房のカタログ販売による寄付などを盛り込んだものの、前年度よりは150万円程度少なくなっています。主な事業では、オープン1周年記念の高野次郎遺作展(仮称)やNPO法人を目指した取り組みなどのほか、各種企画展開催など多彩な計画になっています。終了後には、北海道教育大学の三橋純予先生による「市民に開かれた美術館」と題した美術講演会が行われました。その中で市民が行政とともに作り企画運営する室蘭方式は、これからの地域美術館としての方向性を示したものとして評価できるが、今後の課題はどのように美術を地域に広げて行くか、美術館の意義を伝えていけるか、作品発表の場を提供していけるかと、公的な使命でもある人材育成と作品の収集・研究をとおした文化の保護と次世代への伝承だとのご指摘をいただきました。引き続き室蘭市民美術館に協力していただけるとのことですので、力を借りながらより良い「室蘭市民美術館」を作っていこうと思っています。
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