室蘭市議会議員 児玉智明の徒然日記

日々の様子をしたためています。

視察報告NO2

2010年04月10日 | インポート
刈谷市では民間で運営している、障がい者福祉事業所、「特定非営利法人(NPO法人) パンドラの会」をたずねて来ました。パンドラの会は障がいのある子を持つ母親10人が、主に就労継続支援事業(A型)で障害者雇用を生み出そうと発足させました。行政に頼って補助金をもらうだけの福祉事業からの脱皮を目指し、母親たちが知恵と労力だけを武器に運営を行い、平成20年度は会で経営する菓子工房の売り上げだけでも2、600万円に達しています。今まで言われてきた障がい者が一生懸命頑張って作っているという販売アピールの方法をまったく否定し、一生懸命であろうがなかろうが、消費者には関係ない。要は消費者においしいと言ってもらえる商品を、いかにニーズにあった方法で提供できるかが重要との考えで経営しているそうです。障がい者が作っているから時間がかかる、だから営業ベースでは採算が取れない、ではなく、その分丁寧で高品質でおいしい商品が作れる、なので当然付加価値が上がり販売単価が上がっても売れる、という論法です。今では企業や行政の協力もあり、事業拡大も視野に入れた活動を進めています。まったく母親のパワーには脱帽です。

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