ホワイトのお部屋

日本画を描く日々の悩みや喜び

能力の限界を超えている

2022-08-18 10:17:38 | 日記
記事とはまったく関係ないけど数年前に描いた源氏物語絵巻の模写

頼まれればイヤと言えない性格。
もちろん絶対に無理とわかっている時はできないと言うのだけれど、何とかなるかと思う時は引き受けてしまう性格。
むしろ些細なことでも人様のお役に立てることは喜びだと思っている。

しかし、傘寿を迎えた今、自分の能力の限界も知っておかなければ、かえって迷惑をかけることになりはしないかと、不安を覚える。
今、私は迷っている。
詳しいことは書けないけれど、またまた大きな責任を負う役を依頼され、やはり断りきれずにいる。

若い時に比べれば、何か一つのことをするにも2倍も3倍も時間がかかってしまうことが多い。
車で外出するときは、あちこち回って何件もの用事を済まそうとするから、家に帰るとぐったり。
社交辞令で「お元気ですね」と言われることが多いけれど、体力、気力の衰えは年齢相応だ。

このところいろいろなことが一挙に押し寄せてきて(夫の体調不良、手術、独居の従姉の怪我、入院、認知症発症、その他書けない諸事情も2件あり、それもけっこう大きい)、日展制作もなかなか進まない。まあ、日展は描けなかったらそれでもいいと思っているし、師にもそのことを話して了解を得ている。

すでに私の能力の限界を超えている。
迷っている1件を除いて、前に進むしかない。

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