ふとしたことで買うはめになった四曲屏風。しかたなく最初は全面をつかってヤマトレンギョウにまつまる伝説を描くつもりで資料を集めたり、スケッチも重ねたりして準備を進めていたのだけれど、他のことに追われてなかなか手つかず、結局挫折して十年あまり放置してしまいました。
咋春、このままにしてしまうにはあまりにもったいない気がして仕舞ったままにしてあった屏風を出してみたら、ガーン!!シミが点々とできているではありませんか。業者さんに見てもらったら「何とかわからないように消せるかもしれない」ということなので、俄然なんとかしようという気持ちになりました。
すでに大きな四曲屏風に仕立てられているものに描くというのは考えてみただけでひるんでしまう。そこで、扇面に好きな草花を描いて、貼ることを思いつき、業者さんに相談すると出来るということなので、この一年、少しづつ描きためてきました。あと少しで16枚になります。さて、どんな配置にしましょうか?
全部つかって一面に4枚づつ貼るか、4枚のものと3枚のものを交互に貼るか、それとも余白を多く一面に3枚づつ貼るか、業者さんの意見も伺いながら決めていこうと思います。
それが出来るまで新日春展出品の絵はお預けでしたが、あと数日になりました。業者さんにお渡しできたら、さあ、日春展の絵を頑張りましょう!(絵は頑張るものじゃない、楽しんで描くものだという故池田道夫先生の声が聞こえます・・・笑)
色々な用事があるし、体力も衰えつつあるからどうしても頑張らなくてはと思ってしまいますけれど、本当は絵さえ描けていたら、私は幸せなのですけど。
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