缶詰が好きです

以前のプロバイダーが閉鎖になるので、Gooブログに引っ越してきた、缶詰が好きな、ダメ料理人のブログです。

戦国自衛缶

2022年07月25日 | 軍隊料理
「戦国自衛缶」  戦闘糧食
 12月4.5日
千葉県成田市の近くでとんでもないイベントが行なわれました。
題して「戦国の自衛隊」

これは自衛隊と戦国武将に分かれてサヴァイバルゲームを行なうという、ホトンドビョーキのゲームでありました。
ま、ゲームというよかは、コスプレイベントに近いものと言っても良いようなシロモノでありましたけれど・・・・

で、ワタシはビョーキではありませんから参加するつもりはありませんでしたが、当日は現役や予備役の自衛官の方の参加も多く(と言っても数人だけど・・・)自衛缶の持ちよりもありそうとの情報を掴み、それなら参加してみっかと行くことになったのでありました。

さて4日は前夜祭とのことで、自衛缶を肴に呑み捲くりでありますv▽v

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夜なのでちょっと解りづらいと思いますが、缶詰の他にもレトルト食やカンパン等もありまして、充実でありました。

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さてさてワタシのチーム仲間二人は、一人が予備役自衛官、もう一人が映画「戦国自衛隊」に強烈な印象を植え付けられてしまった自衛隊オタクさん。
この二人は前日も下はジャージで上は自衛隊の制服という正しい服装。
なんでも自衛隊では駐屯地内で課業(お仕事のことです)が無い人はジャージ姿でいるらしいのですが、階級が判らないとこまる場合には上が制服で下がジャージとなるそうです。
その二人が使っているのが自衛隊の正式な飯盒です。
写真正面の人は予備役自衛官ですのでこの飯盒を持っていて当たり前ですが、写真左側のひとも何故か持っています・・・・ワタシも欲しいですね~・・・。

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この日の千葉県は4℃くらいの気温で、缶詰を湯煎して温めながら食べました。
飯盒の本体は味噌汁とか用のお湯を沸かすのに使い、中蓋は酒、外蓋は缶メシであります。
この日のメシは鶏飯と五目飯の2種類がありました。 
副食の方は牛肉野菜煮、タクアン、福神漬け、牛肉味付け、まぐろ味つけ、ます野菜煮、鶏肉野菜煮と種類も豊富でした。

さて缶詰を温める訳でありますが、何故温めるかといいますと、保存食である缶詰のゴハンはβ澱粉をα化するためだそうで・・・・・高校のときに科学をちゃんとやっていなかった私はもうチンプンカンプン澱粉であります。
そんなわけで解りやすかった説明は、缶の中に入っているゴハンは一度炊いたご飯だけれど、冷えて焼く前の餅と同じ状態になっているそうです。
餅は焼くと・・つまり加熱すると柔らかくなりますね。これと同じことで缶メシも加熱すれば澱粉が炊いたときの状態にもどり、柔らかくなって食べられる状態に戻ると言う事でありました
いやホントに加熱しない缶メシはロウソクみたいになっちゃって食べられませんよ。
なんと言いますか、冷凍したゴハンを表にだして解凍してもボロボロで食べられないのと一緒ですね。

自衛隊の缶メシは一缶が400gくらいあるので一人で一缶を食べるのは結構キツイですね。
やはり自衛隊のキツイ訓練の後に食べないと完食は難しいです'_';

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今回初めて食べた「鶏肉野菜煮」缶であります。
これは筑前煮の缶詰ですね(^^

筑前煮は元々ガメ煮と言って亀と野菜を煮た料理と言うのを聞いたことがあるのですが・・ホントなのかな?
なんにせよ鶏肉を使った九州の名物料理ばいね~

内容は鶏肉・牛蒡・筍・里芋・人参・椎茸と小さい缶の割にはイロイロと入っています。
そしてマッタク予想を裏切られたのですが、味つけが濃くなくて上品です。
ワタシが食べた自衛缶の中で一番美味いのはこの缶詰です。
とくに里芋が美味しかった。
なんだか美味しい料理屋さんに行ったような味付けですね。
なんでも博多では筑前煮はお祝いの席には欠かせない料理らしいです。
九州の部隊でもお祝いのときに出すのでしょうかねェ・・・。
お祝いに出しても恥ずかしくない味でありました。

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そんな訳で自衛缶をたっぷりと頂いて、ちょっとアホな遊びをしてきた有意義な週末でありました。
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