ふるさとは誰にもある。そこには先人の足跡、伝承されたものがある。つくばには ガマの油売り口上がある。

つくば市認定地域民俗無形文化財がまの油売り口上及び筑波山地域ジオパーク構想に関連した出来事や歴史を紹介する記事です。

保存会設立の頃、平成11年の筑波山梅まつり

2022-02-10 | イベント

        おたちあい(現在「おもてなし館」のある場所)

梅まつりで18代名人のガマ口上を見物

 平成11年3月、筑波山梅林に梅の花を見に来たら第18代名人がガマの油売り口上をやっていた。


「お立合い」の経営者水谷社長(前保存会の会長)に教えてもらいたいと頼んだら
第18代名人が90歳を迎えるのでガマの油の保存継承のため保存会を設立する準備をしている、
7月の設立総会に出たらどうかと言われたのがきっかけである。 
平成11年7月1日現在の会員は46名、総会参加者は18名だった。

週末になると水谷社長から「筑波山に来ないか」と電話があり、
店を手伝いながらガマ口上を教えてもらった。

現在、フォレストアドベンチャーがある地域はガマ口上をやる舞台や、
ガマの油の原料のサンプルを展示していた小屋があった。

首都圏から鹿島や大洗方面へ行く観光客の流れが交通手段の発達によって大きく変わった。
バス、鉄道の時代は行き帰りに筑波山に寄っていた観光客が、
道路網が整備され自家用車で移動するよるになると筑波山は”素通り”するようになり、
観光客が減少し「おたちあい」にあった”公園”は時の流れと共に草むらとなり廃園となった。

マイカーの時代になっても道路がバス・鉄道時代と変わらないので、
行楽シーズンになると沼田の街~筑波山神社の道路は交通渋滞が発生する。

交通渋滞解消のためには、日帰りの観光客はつくば市内に臨時駐車場を数か所設け、
そこから梅林や筑波山との往復は大型バスに乗り換えて移動するような、
交通の在り方を工夫したらいいのではないかと渋滞を見るたびに思う。

以下は、当時の休憩所「おたちあい」と梅まつり会場の舞台の風景である。 
 
 「おたちあい」
  
 

  「おたちあい」の中でもガマ口上をやっていた。
  

 ガマの油の製造法
  
 
  ガマの油の原料 
 これを展示していた小屋があったが、
 私がガマ口上を教えてもらっていた平成11年頃には草に覆われていた。  
 

   看板「ガマの油り口上」

  
      
 
  舞 台  
 梅花満開の頃になるとこの舞台の下の流れに、
 ガマガエルのオタマジャクシが泳いでいる。


  太鼓「田中ばやし」の演奏

 
  ガマガエル
   ガマガエルが棲息しているので、当地が「ガマ口上発祥の地」と言われている。
   梅林入口前の駐車場に、碑が立っている。   

  18代名人のガマ口上 
  


  
  
  


   
   


 
 

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