想いをかたちに

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平成22年 信州木造塾

2010-09-06 | 講演会・セミナー

皆さん、こんにちは。

この週末は、長野県林業センターで、

長野県建築士会主催、「信州木造塾」に参加していました。

この塾は、先代の社長が立ち上げに関わったと言うこともあり、

運営委員としてお手伝いしております。

まず、午前中から強い日差しの中、

今回は、壁ではなく、床の水平面剛性の実験。

構造実験の実験体をつくりました。3体。

実験の講師は、山辺先生。

実験には、信大の五十田研究室の学生さんに、

セッティングから解析までお願いしましたが、

先生に「ここまでできる学生は居ない!」

と言わしめるほど、本当に助かりました。

皆さん、興味津々。

やはり実際に変形、損傷していくものをみると、

音や、その形により、写真ではない、

生の感じるものがあります。

山辺先生曰く、「プロとしてのこの感覚をおぼえろ!」

とのことでしたが、まさしく、その感覚を感じました。

 

そして夜は、検討会(懇親会)。

そこで、夢の対談が。

木質構造の大家、山辺先生と、

木質材料乾燥のスペシャリスト、吉田さんの対決、

ならぬ、対談が実現。

二人が熱くお話ししているところを、みんなが見守りました。

いろいろ話を聞け、楽しい夜は、

あっという間に更けていきました。

 

翌朝は、講義。

山辺先生の講義は、前日の実験の解析と、

木質構造における、床面の意味を教わりました。

皆さん、耐力壁とか構造壁といわれる壁はよく知ってますが、

床面の構造的意味、計算方法などは、あまり詳しくありません。

私も非常に勉強になりました。

漆職人の小林先生には、漆の建築利用について。

様々な利用方法が紹介されました。

床に塗ったり、カウンターに塗ったり、

極めつけは、漆塗りの浴槽もつくっているそうです。

「漆も、一般的な塗料と同じ使い方と考えればいい。」

この一言は、印象に残りました。

 

私は実験材料と図面を担当したので、

うまくいってホッとしたと同時に、少し疲れました。

でも、本当に色々と刺激が多い、いい2日間でした。

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