想いをかたちに

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小さなことから気ままにつれづれに書いていきます。

高気密住宅ならでは2

2012-09-27 | 住まい・建築


前回の続きです。
しばらく前の冬になりますが、弊社のオーナー様から、
「料理をしていると、お父さんが帰ってこれない。」
というお話がありました。
なぜかというと玄関ドアが開かないからとのことでした。
調べてみるとやはり、キッチンの換気扇を回している時でした。
弊社男性スタッフでも、換気扇が回っている時は、
ドアがビクともしないぐらい、負圧になっていたそうです。
気密性がすごくいいということですが、これでは困ります。

ですので換気扇を、同時給排気型に変えさせていただきましたら、
問題は解決しました。

空気を出すだけでなく、同時に外気を入れる機構の換気扇にしたのです。
写真は、外からみた時のものですが、二つ空気の出入り口があります。
これもできるだけ離した方がいいですので、下の写真のようにする場合もあります。



「ショートサーキット」と言って、
排気した空気をすぐ外気として吸い込むことを防ぎます。
近くなってしまう場合も様々な条件でなってしまうこともありますが、
その場合は風上、風下を判断して二つを設置します。

高気密つくるのは、ただ気密を高くすればいいだけでなく、
このようなした場合に起こることを予測したてなければなりません。

もう一つ、ペレットストーブや薪ストーブにおいて、
起こり得ることもあるのですが、
それはまた、その季節になったら、アップします。

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