皆さん、こんばんは。
今日は日帰りで東京に行ってきました。
久しぶりの雨でしたが、降りすぎです。
写真は、あずさの車窓からの景色。
窓に雨水が勢いよく流れてました。
帰りが心配でしたが、
幸い多少の遅れで帰って来れました。
今年の暑さとともに、異例ずくめの台風、
やはり、気候は変わってきているのかもしれません。
来年も同じような夏かもしれません。
このような酷な環境からどう生活を守るのか。
また酷な環境をどうにかできるのか。
またまた、どう受け入れていくのか。
大きな命題です。
この週末は、長野県林業センターで、
長野県建築士会主催、「信州木造塾」に参加していました。
この塾は、先代の社長が立ち上げに関わったと言うこともあり、
運営委員としてお手伝いしております。
まず、午前中から強い日差しの中、
今回は、壁ではなく、床の水平面剛性の実験。
構造実験の実験体をつくりました。3体。
実験の講師は、山辺先生。
実験には、信大の五十田研究室の学生さんに、
セッティングから解析までお願いしましたが、
先生に「ここまでできる学生は居ない!」
と言わしめるほど、本当に助かりました。
皆さん、興味津々。
やはり実際に変形、損傷していくものをみると、
音や、その形により、写真ではない、
生の感じるものがあります。
山辺先生曰く、「プロとしてのこの感覚をおぼえろ!」
とのことでしたが、まさしく、その感覚を感じました。
そして夜は、検討会(懇親会)。
そこで、夢の対談が。
木質構造の大家、山辺先生と、
木質材料乾燥のスペシャリスト、吉田さんの対決、
ならぬ、対談が実現。
二人が熱くお話ししているところを、みんなが見守りました。
いろいろ話を聞け、楽しい夜は、
あっという間に更けていきました。
翌朝は、講義。
山辺先生の講義は、前日の実験の解析と、
木質構造における、床面の意味を教わりました。
皆さん、耐力壁とか構造壁といわれる壁はよく知ってますが、
床面の構造的意味、計算方法などは、あまり詳しくありません。
私も非常に勉強になりました。
漆職人の小林先生には、漆の建築利用について。
様々な利用方法が紹介されました。
床に塗ったり、カウンターに塗ったり、
極めつけは、漆塗りの浴槽もつくっているそうです。
「漆も、一般的な塗料と同じ使い方と考えればいい。」
この一言は、印象に残りました。
私は実験材料と図面を担当したので、
うまくいってホッとしたと同時に、少し疲れました。
でも、本当に色々と刺激が多い、いい2日間でした。
皆さん、こんにちは。
先週のこととなりますが、
長野県建築士会主催で、
塩尻「えんぱーく」の建学会がありました。
設計した建築家は、コンテンポラリーズの柳澤潤さん。
まつもと市民芸術館を設計した
伊藤豊雄事務所から独立した方です。
えんぱーくのような市民活動の複合施設は、
伊藤豊雄事務所設計の仙台メディアテーク、
妹島和世事務所設計の金沢21世紀美術館等
浮かびます。両方とも行ったことがありますが、
えんぱーくも、なにか共通する部分はあるように思いました。
妹島さんも伊藤事務所出身。
やはり恩師の影響をうけている部分はあると思います。
しかし、その部分以外の、柳澤さん、えんぱーくの良さ、
独自性もあると、同時に感じました。
ハードだけでなく、使い方、ソフトまでのプログラム提案
(市民参加を促すインキュベーターの導入)。
個性的なサイン計画。
そして、利用者が自由に自分の居場所を決められる。
(明るいところと暗いところ。)
利用者としてそこに居てみたくなりました。
私事ですが、
フェスタの次の日だったので、
地上5階、地下1階の階段移動は、
正直、足にきていました。
それでも、久しぶりの現代建築探訪は、
いいものでした。