パンデミックとなった感染症は近代では「スペイン風邪」、古くは「黒死病(ペスト)」があります。
黒死病の大流行は14世紀で、当時の世界人口4.5億人のうち、1億人が亡くなったと推定されています。日本は鎌倉時代から室町時代にかけてですが、海外との交流が少なかったせいで大流行に無縁だったようです。
スペイン風邪は20世紀の前半に大流行しています。当時の世界人口18〜20億人のうち、1700万〜1億人が亡くなったと推定されています。日本は大正時代で海外との交流が活発でした。当時の人口5500万人のうち、約39万人が亡くなったと推定されています。
では新型コロナウィルスはどうか。全世界で68万人もの方が亡くなっています。まだまだ感染は拡大しつつあります。
スペイン風邪の大流行とは違い、医療は飛躍的な進歩を遂げていますし、製薬技術も同様です。事務局長はそこを見落としているような感じです。
新型コロナウィルスの影響が数10年続くかは、効果的なワクチンや治療薬が開発されるかにかかっています。それを見極めなければ影響がどこまで残るかは言えないのではないでしょうか。
医学者や製薬会社は全力をあげて新型コロナウィルスのワクチンや治療薬を研究しています。
私はその叡智よって、私たちが安心して暮らせるようになると信じています。