核兵器のない世界、この地球上に住む大半の人の悲願だと思います。しかし、その願いも虚しく、人類を何度も絶滅させることのできるだけの量が保有されています。
我が国、日本はどうなのでしょうか。残念ながら「潜在的核保有国」として扱われています。保有する意思はないのにです。
潜在的核保有国の条件は
1.核兵器の材料を保有している。 → 日本では原子力発電所の使用済み核燃料からプルトニウムを取り出して(自国ではなく他国に依頼していたとしても)おり、それも大量にです。青森県六ヶ所村の再処理施設にはIAEAの査察担当者が常駐するようです。
そうでなくても核物質の量が0.1gでも合わないと大騒ぎになります。
2.核兵器を製造する技術がある。 → 実際には核兵器を製造していませんが、戦中に核兵器を研究していました。現在では日本の保有技術で核兵器の設計・製造は容易になっています。
そんな事を実行したら、世界中から制裁を食らうでしょうね。そして日本という国は存在しなくなるかもしれません。何せ、日本は国連憲章の中では敵国扱いですから。
3.核兵器の運搬手段を保有している。 → 保有していますね。固体燃料ロケット「イプシロン」、液体燃料ロケット「H2A(H3)」を保有しています。これらのロケットは大陸間弾頭弾ミサイル(ICBM)に転用できます。
日本の宇宙開発が成功したのは兵器転用する意思が明確だったからです。これからもそうであると私は信じています。
広島、長崎において、不幸にも原爆の犠牲となられた方々のご冥福を心よりお祈りいたします。