AKB48の旅

AKB48の旅

第65回紅白歌合戦

2015年01月01日 | AKB
HKTが紅組トップバッターだったけど、紅組司会の吉高由里子さんの紹介が、「紅組は去年負けてますので、最初から飛ばしていきます。指原さん投入です。」だった。もちろんそこはNHKなので、台本と見て間違いないと思うけど、であればこそ、これがホントに指原さんの現在位置を現す、一つの客観的というとアレだけど、それなりに一般的な評価なんだろう。秋元氏の「予言」は、「外部監査的」にも、ここに成就したことになる。

恐らくはHKTメンバー全員での出演。紅白の絵柄というか、老若男女と言えば聞こえは良いけど、はっきり言ってほぼ老人向けな中にあって、HKTの若さ、元気さが際立つことに。事前だと疑問感もないではなかった選曲だけど、実際に見てみれば「メロンジュース」に納得で、その意図が良く伝わったように思う。

あとは、今回の紅白は衣装が秀逸。早着替えというのはもちろんこれまでもあったけど、ここまで見事な「可変」は初めてではないか。視覚的にも鮮やかで、以後のバックダンサー仕事でも良く映えてたと思う。連獅子が、なんか謎だったけど、これも老人というか親目線と捉えれば良いのかな。

SKE48は「不器用太陽」。こちらもある意味、現在位置の露骨な表明というか、松井JRさんの二人だけで歌い出して、他のメンバーは全員が「目撃者」状態からのスタート。こちらの「可変」衣装も、その可変の過程を含めて目に鮮やかで見事としか。

NMBは「イビサガール」、衣装に「可変」なしだった、と思ったら恒例の「騎馬」がその変わりのようなもの?

AKB48の選抜メンバーは、小嶋、高橋、須田、横山、宮澤、渡辺麻、生駒、指原、柴田、柏木、川栄、松井R、入山、山本、木崎、島崎(敬称略)の16人。年齢制限の宮脇さん、松井Jさんの替わりに、入山さん、木崎さんが入ってた。

ここでの「可変」衣装は、胸元からスカートにかけてのどこかを開くと「心のプラカード」になるというもので、そのメッセージ内容はいろいろ練られてて面白かったけど、ネタとは言え、指原さんの「スキャンダルのない1年ありがとう」は、よくぞNHKがオッケーしたもんだと思う。

それ以上に、ラストの「マスゲーム」に関しては、意図が良く分からないというか、これってどのスジからの提案だったんだろう。ややもするとあらぬ誤解を招きかねない危険性を孕みかねないし、実際、微妙な抵抗感を感じた視聴者もいたんじゃないかと危惧してしまう。これは小さな、けれども明らかな失敗と言ってしまえるんじゃないか。