AKB48の旅

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総監督任期

2015年01月12日 | AKB
以下秋元康@755引用

横山に「総監督の任期は5年だよ」という話をしました。「わかりました」と決意を新たにしていました。28歳まで頑張ってくれるようです。

「総監督の任期は5年」というのがニュースになっちゃって、横山も僕も驚いてる。 スタッフとみんなできりたんぽ鍋をつつきながら、今後のAKBの話をしていた時に、「横山は卒業とか考えているの?」という話になって「まだ、全然、考えていないです。総監督に指名していただいたばかりですし…」と言ったのを受けて、スタッフの一人が「総監督の任期は5年な」と冗談を言っただけのことです。でも、その時、マジレッサー横山が「はい!」と力強く答えたのが頼もしく思えて755に書いたのでした。 横山は本気ですよ。横山は全力で頑張ってくれると思います。 そんな熱い話をしている時も、しのぶはしゃぶしゃぶをお代わりしていました。

因みに、総監督の任期は決まっていません。横山が後継者を指名するまでかな。

以上引用

会食メンバーが、総合プロデューサー秋元康氏、AKB48グループ総支配人茅野しのぶ氏、不明のスタッフ達、そして横山さんということで、秋元氏の言葉や認識にかかわらず、単純に構造的に見るなら、これは正にAKB48Gの最高意思決定会議とでも表現すべきものに相当するんだろう。

つまりは「総監督の任期は5年だよ」あるいは「総監督の任期は決まっていません。横山が後継者を指名するまでかな。」は、今後のAKBGの方向性を決定づけた言葉になってしまってるんであり、その公式な表明と言うことでもある。横山さんに負わされた責任は重く、しかも横山さんは躊躇なくそれを引き受けたと言う事実を、秋元氏自らが語ってる。正にこれは、明示された一つの不可逆点ではないだろうか。ラチェットの音が聞こえて来るよう。

話が飛躍して申し訳ないけど、共同体化した自己組織化組織の代表例としては、日本の中央省庁があげられるだろう。そこでは、国家公務員試験1種というハードルをスタートラインに、キャリア官僚達の昇進レースが始まって、その過程で順次肩叩きが行われ、一人が事務次官にまで上り詰めた時、同期以上の同僚は、すべてが退職する仕組みになってるとされる。

中央省庁とAKBGとを単純に並べて比較すること自体、間違ってるとする向きもあるだろうけど、アイドルグループと中央省庁というカテゴリーの違いを超えて、共同体あるいは自己組織化組織という「くびき」は、圧倒的な影響力を持つとも考えられる。

となると、秋元氏を含めた個々人の意思を越えて、同様の構造的な圧力が発生する可能性は否定できないんではないだろうか。そうでなくても、かつて8期を全員解雇し、9期以降でチーム4を画策した経緯もあり、横山さんにはそういった運命めいたものがしっかりと絡みついてる。運を最重要視する秋元氏にあって、そこを看過するはずもない。

これからの1年間は、時を知る者が自ら去り、自覚なき者への声なき肩叩きが行われる、そういう1年になるのかも知れない。