AKB48SHOW#85

AKB48SHOWに外れなしなんだけど、9月5日の#85は、地味に神回だった。

まずは冒頭のショートコント。宮脇さんと松村さんというキャスティングだけで笑える。生え抜きの王道アイドル宮脇さんというフィクションをここまで生かせてることに、あらためてAKB48SHOWスタッフの「分かってる」感がハンパない。

「ハロウィン・ナイト」フルも言わずもがなの素晴らしさ。個別に衣装の説明があったけど、そこに微妙な「嘘」があるのも楽しい。指原さんの衣装は「カラスモチーフの魔女」となってるけど、カラスにかぎ爪はもちろんない。松井Jさんは「蜘蛛」なんだけど、蜘蛛に羽根はない。ことほどさように以下同様。

「たかみな総監督のお説教部屋」は高橋朱里さん。高橋総監督による高橋朱里さんの評価が「自己評価が低い」というのがなるほどなだったし、川栄さん卒業がAKBGの核心に触れる事態だったことに、自覚的ではなかったかも知れないけど、結果的に指摘してるのは流石だなと感じた。

NGT48最終オーディションとお披露目は、あらためての確認になったけど、ルックスレベルが高いなあ。むしろそこじゃなくて、合格できなかった子の顔にぼかしの入った映像が、なんかせつなかったかな。

「ヒグラシノコイ」は、東李苑さんと古畑奈和さん。これは手放しで素晴らしかった。オリジナルがもはやレジェンドレベルで凄いんだけど、そんなハイコンテクストを跳ね返すだけの手応えが感じられたように思う。ああ、こうして歴史は紡がれていくんだなという感慨。